THE DESPERATE ONES | モペッド で 1マイル

モペッド で 1マイル

浮かんでは消える。消えるようで消えない。日々の思いは頭の中で、音楽のように流れていく・・・ような気がします。好きな音楽のことを中心に、そんな思いをちらほらメモ書きしてみようかな・・・てな感じです。

「THE DESPERATE ONES」は、

フランスのシャンソン歌手で詩人としての評価も高い、

ジャック・ブレルの曲と言う話だったかな。

ニーナ・シモンの「NE ME QUITTE PAS」もこの人の曲だったかと。

(デヴィッド・ボウイもこの人の曲のカバーがあるんだっけ。)

 

で、同じくニーナが歌っているんで、

「THE DESPERATE ONES」 も私は知っていると。

 

アルバム「ニーナとピアノ」のラストを飾る一曲ですね。

でも、シンプルながらフックのある歌メロもさることながら、

ここでもニーナのピアノが、またいいんだな。

 

シンプルさで言えばピアノの方がシンプルってぐらい、手数の少ないプレイ。

ただ、多様な心象を描くアルバムのラストにそんな余白があるっていうのが、

終わらない物思いを癒し、肯定してくれているような気分になるんですよね。

 

その点、目下、ボナトラが収録されていますので、

普通に聴いていると、

この曲のラスト感はないというか、薄れてしまっているのが、

ちょっともったいなく思うところでしょうか。

 

この曲の後には「無音」が広がるっていうほうが良いんじゃないかなぁってね。

なんなら、そもそもは、そんな「無音」もコミで、

アルバム「ニーナとピアノ」は一枚の「作品」だったんじゃないかなって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「THE DESPERATE ONES」

 

ニーナのカバーは1969。