「REFLECTIONS」は、御大B.B.KINGが2003年に発売した、
ジャズ、ポピュラーミュージックのカバーアルバムという紹介でいいのかな。
一部、自身の曲のセルフカバーがあったりもするんですけど。
まあ、ナット・キング・コール
(FOR SENTIMENTAL REASONS。サムクックも歌ってる)や、
ルイ・アームストロング
(WHAT A WONDERFUL WORLD)なんて選曲もありますので、
年齢を重ねたミュージシャンが、
スタンダードナンバーを録音するっていうパターンの一枚という印象でしょうか。
その点、当時、何も考えずに聴いてみた私は、
あんまりぴんと来なかったんだっけ。
やっぱり渋すぎるというか、ワクワクしないというか。
(当時、私はまだ、30歳ぐらいですから。)
・・・って、今にして聴いてもワクワクするわけでもないんですけどね(う)。
ただ、ギターを抱えながら聴くに面白がっている一枚になっていたりはするんですよね。
いや、いまさらの話なんですけど、
最近、ギターはコードばっかりじゃなくて、
スケールも弾くようになってきたと。
たまにはそういうのも練習しようかなんて。(ほんと、今更。)
そんな調子の人間には、本作というか、B.B.KINGはいいんですよ。
キーだけ分かったら、あとはスケールを弾いているだけでも、
なんだか一緒に演奏している気分になれるというか(笑)。
(しくじっても、B.B.KINGがちゃんと弾いてくれているし(う)。)
その点、ジャズ寄りの選曲なので、
AとかEとか分かりやすいキーじゃないのがちょっと面倒なんですけど、
それもまた、スケールの練習になっているような気がするし。
(そもそもブルースも、そういうものなんだっけ。
それをロックンロール(バディ・ホリー)がAだEだと分かりやすくしたというか。)
ほんとは、そういう聴き方をする作品ではないんでしょうけどね(む)。
まあ、個人的には、ここ最近、そんな調子で楽しめる一枚になっているなぁと。
「REFLECTIONS」(2003)