クリームに関して、しょっぱいことばかり書いている私でございますが、
(「クリーム」なのにね(む)。)
アルバム「LIVE CREAM」は、結構、好きだったりしています。 ※1
1970年のバンド解散後に発売されたライブ盤ですね。
う~ん、やっぱり、ライブ録音で統一されると、
他のアルバムに感じた曲毎のバラバラ感がなくなるという気がします。
インプロヴィゼーション満載の長尺のブルース・ロック。
それがバンドのカラーなんだと、聴くにガシッときて戸惑いがないというか。 ※2
だから、スタジオ録音曲というのが、
クリームをややこしくしているってことなんでしょうね。
その点、やっぱりサイケっていうのが大きいのかな。
当時流行りの、サイケデリックな感覚とそもそものブルースを、
このバンドは、うまく曲として融合できていないというか。
・・・って、じゃあ、「ホワイト・ルーム」や、
「サンシャイン・ラブ」はどうなるんだって、
確かに、それは見事に融合した楽曲だと思うんですけど、
それ以外の曲が・・・。
むしろ、そんなすごい楽曲があるせいで、
余計、曲毎の「落差」を感じちゃうような・・・(むむ)。
ともあれ、「LIVE CREAM」で聴くことのできる演奏の凄まじさを、
スタジオ録音の楽曲にもっと反映出来ていたら、
クリームも、もっと素晴らしいアルバムが残っていたんじゃないかな~(エラソ)
・・・なんて、そんな簡単なことじゃないというのも、
よく分かっているんですけどね。
音楽って、そんな簡単なもんじゃない。
だからこそ、世に残る数々の名盤や名演は貴重なわけで。
「LIVE CREAM」(1970)
※1
ここに書いた本作の感想も、正直言うと、
今にして聴いての感想だったりします。
じゃあ、当時、どう感じていたかというと、
これが、何にも覚えていないんだな(愚)。
たぶん、今のところ、最後に聴いたクリームのアルバムというのが、
本作だったからかな。(これも記憶あいまいなんだけど。)
クリームに限らず、さかのぼって洋楽あれこれを聴くことに、
飽きてきた時期に差し掛かっていたというか・・・。
なんとなく、そんな覚えはあるんですよね。
だから、あんまりその時期に聴いた作品は、
印象が残っていないっていうね。(高校生の頃の話)
※2
一応、本作も一曲だけスタジオ録音のものが収録されていますが、
そちらは、一曲だけということもあってか、多少の味付けぐらいの感じですね。
追
一曲目の「N.S.U.」という曲が、
なんだか「やまでらの~ おしょうさんが~」みたいで、
面白かったりします(笑)。
でもこの曲って、調べると、クリームのファースト・アルバム
「フレッシュ・クリーム」の一曲目なんですね。
そのアルバムだけ、当時も今も、私は未聴なんですけど。
う~ん、改めて思うのですが、
もしかして、私もファーストから聴いていれば、
もうちょっとクリームを聴きやすかったのかな?
何かとクリームについては、よく分からんとか、
つかめないとか、書きまくっておりましたが。
(まあ、それもまた、「ご縁」のお話ということで・・・。)