KALDI(カルディ)で楽しむイギリスの世界①~マルドンシーソルトで学ぶ塩のこと~ | とこかしこのお菓子作りの日々 ~お菓子教室開業にむけて~

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KALDI(カルディ)で楽しむイギリスの世界~マルドンシーソルトで学ぶ塩のこと~

 

 

足を踏み入れるとわくわくするKALDI。

 

私がさっと行けるような身近な行動範囲にはないと思っていました。たまたま見かけた店舗にお立ち寄りするくらいで、もっと気軽に行けたらいいのにな~と、ずっと思っていました。

 

しかし、灯台下暗し。いや、今までなぜ気がつかなかったのか。視界に入っていたよねと自分に問いたい。

 

通勤途中で、お立ち寄りできるKALDIの店舗を見つけたのです。それが半年くらい前。

 

それからは「わーいわーい」と、気が向いた時に、ふらっとKALDIをのぞくことができるようになったのです。

 

KALDIには、ちょくちょくイギリスのものが売られており、楽しむことができます。

 

ちょっと気取ったイギリスもいいけれど、やっぱり気軽に生活の中で楽しみたいですよね。そんなお気楽感をかなえてくれるKALDIで見つけたイギリスたちを、のんびりゆっくりブログに書き連ねてきたいと思います。

 

 

 

題して

 

「KALDIで楽しむイギリスの世界」

 

(なんか、マツコの知らない世界っぽい)

 

第一弾は、なんと!!

 

地味に「塩」です。

 

 

  KALDI(カルディ)でイギリスの塩を買った理由

 

 

左からゲランドの塩、マルドンシーソルト、おにぎりの塩

 

 

 

実はお菓子作りに「塩」は欠かせない存在です。

 

特に甘さを引き立たせるための役割を塩に求めるお菓子の場合、銘柄指定されている場合もあります。

 

以前聞いたことがあるのは、

 

「料理(お菓子)を作るとき、その土地の塩を使うのが一番あう」

 

ということです。

 

わたしがフランス菓子をずっと学んでいる教室はガレットブルトンヌや塩味のクッキーなど、塩が風味を左右するお菓子については、ゲランドの塩が指定されています。

 

ここで英国菓子です。

 

イギリスのお菓子も、味を引き締め、甘さを強調するために塩を使うことがたくさんあります。英国菓子を作るなら、その土地の塩を使いたいな~と、うっすらと思っていました。

 

そこでKALDIです。ありがたいことに、マルドンのシーソルトを手に入れることができます。昔むかしのその昔、今はなつかしビストロスマップで、木村拓哉さんが「家で使っています」とおっしゃって、一躍有名になった塩です。

 

(わたしは彼のファンというわけではありません。誤解なきよう。)

 

 

  英国王室御用達「マルドン シーソルト」

 

 

で、マルドンのシーソルトがこちらです。

 

 

 

イギリスはエセックス地方で200年にわたって塩を作ってきたマルドン。英国王室御用達なのです。

 

 

作り方を簡単に言ってしまうと、海水をくみ上げ、ふたのない窯(平窯)で煮詰め、結晶化させていく方法で作ります。

 

 

しとしと雨が多く、天日干しが難しいイギリスでは合理的な製法だといえますね。ただ、今では伝統的な作り方をする製塩所はイギリスでも減っており、エセックス地方で伝統的な作りかたをしているのは、マルドンだけなのだそうです。

 

 

雨が多い、海に囲まれている。なんだか日本に似ていると思いませんか。

 

多湿な日本も、完全な天日干しで、塩を結晶化させるのは難しいです。天日干しである程度まで海水を凝縮させて、結晶化は平窯でという作り方の塩もたくさんあります。

 

塩の作りかたは、突っこみ始めたらたいへんなことになるので、このへんで。

 

ただ言えるのは、

 

マルドンの塩は、似たような気候条件で、しかも海水から作るという点で、日本人の口にあいやすい、料理にも使いやすい塩なのではないでしょうか。

 

 

それでは、我が家にある塩のなかから選び抜かれたものと比べながら、マルドンの味を探求してみましょう。

 

  フランス ゲランドの塩

 

塩田で作られる塩。洗浄などされていないからか、少し灰色がかった色味。さわってみるとしっとりとしている。風味は実にマイルドです。とんがったしょっぱさはありません。

 

 

 

フランス菓子を本格的に作っている方は、ゲランドの塩を使っている方も多いのではないでしょうか。塩ってこんなにまろやかなのね~と実感できるおいしい塩です。

 

 

 

 

みんなが「おいしい」というのもうなづける味わいです。

 

 

  日本 おにぎりの塩(越前塩)

 

たまたま目についたので、手にとっているのは越前塩「おにぎりの塩」です。福井に行ったときに、買って帰りました。

 

 

 

おにぎりの塩、しっかりしょっぱいです。日本の梅干しはこれだね!と、想起させる日本の塩の味です。いやな雑味などはありません。日本の料理に合う塩です。

 

 

 

 

  イギリス マルドンのシーソルト

 

写真ではわかりにくいのですが、結晶がピラミッド型になっていて美しい。

 

 

 

輪郭がはっきりしている見た目のとおり、味わいの輪郭もはっきりしています。

 

ゲランドの塩のようなマイルドな塩ではありませんが、「しょっぱっ!!」というほどではありません。雑味がなく、また日本人にはなじみやすい塩です。ゲランドの塩、マルドンシーソルト、どちらがおにぎりに合うかといえば、マルドンではないでしょうか。(個人的見解です)

 

 

 

 

 

噛み応えがあるのも楽しい。ただこのままだとお菓子は使いにくいかもしれません。ちょっとゴリゴリして細かくしたほうが、溶けやすくなりそうです。

 

KALDIに行くと、塩だけでもいろいろあって楽しいですね。

 

いろんな塩を試してみたいあなた、イギリスからはマルドンのシーソルトもお仲間に入れてみませんか?

 

「KALDIで楽しむイギリスの世界」は、不定期にシリーズ化します。お楽しみに。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。