焼き菓子屋さん「やつどき」で古道具にあふれる素敵空間に癒される~福井滞在記2024
せっかく福井に来たのであれば、どうしても行ってみたかった焼き菓子屋さんがありました。
その名も「やつどき」さんです。
お店の名前はもちろん「おやつの時間」のやつどきです。
Instagramで見つけたのが最初です。焼き菓子もおいしそうなのですが、お店のもつ古いものを上手に生かしている雰囲気にひかれました。その世界観を一度この目で見てみたいと思っていました。
「身体は食べたもので作られる。やつどきでは、安心できる材料を使い、シンプルなお菓子を作っています」という思いを、味わってみたいと思っていました。
よく晴れた日曜日、バスにゆられて福井駅まで向かい、駅からはてくてくと25分くらい歩いてお店に行ってきましたよ。
てくてく歩きながら後ろを振り返ると、北陸新幹線開業をターゲットにして建設された「コートヤード バイ マリオット」がどどーん!!
さらに川のせせらぎを横目にてくてくと歩を進めます。のんびりとお菓子屋さんを目指して、知らない土地を歩くのも、楽しいひとときです。
福井の焼き菓子屋さん「やつどき」のすてき空間
「やつどき」は、ぼーっとしていると行き過ぎてしまうくらい、ひそやかにたたずんでいました。古い民家の一角に、目指す「やつどき」はありました。
どこから入るのか?と、ちょっと迷うのであります。
やつどきのお店の中には、靴を脱いで、ガラガラ~とガラス戸をあけて、「こんにちは~」と、あがるのです。まさに、一軒家を訪問したような感覚です。
お店の中は、素敵な調度がしつらえてあって、センスのよさにうっとりさせられます。
なんてことないシロップなのに、なぜ魅かれるのか。
「写真を撮っていいですか?」とおうかがいすると、快く「いいですよ」のお返事。そのご厚意をいいことに、たくさん撮りまくった私。素敵すぎるのよー。
ただ本が置いてあるだけなのにすてき。
「道具やここのつ」という古道具屋さんチョイスの、日常的に使える花器やお皿なども、並べられています。
昭和のころの家庭でふだん使いされていたであろう器たちです。こちら買うこともできます。決してお高い品々ではありません。
右側にある、赤と青の小さいカップがかわいらしくて、お持ち帰りしようかと悩んだのに、見送ってしまいました。ただいま絶賛後悔中。
11時半すぎにうかがったのですが、すでに焼き菓子は品薄でした。
お目当てのシナモンロールのスコーンがなかったのは残念でしたが、なんだかんだでいろいろと選びました。
福井の焼き菓子屋さん「やつどき」で買ったもの
①古代小麦(スペルト小麦)のプレーンスコーン
➁古代小麦(スペルト小麦) 洋酒チョコのスコーン
スペルト小麦のスコーン。初めていただいてみました。
いつもの小麦粉で作るスコーンとはまったく違う感じ。
配合にもよると思いますが、みしっとした感じがあります。ずっしり感もすごい。
こういうスコーンがあるのかと、ちょっとびっくり。
ほのかにお米に近いような香りがありました。シンプルにバターだけをつけていただきまして、洋酒は、あまりよくわからなかったけど(すみません)、ぜいたくなチョコの香りを楽しみました。
③白ごまショートブレッド
こちらは国産小麦粉を使用されています。かなり楽しみにしている一品です。ショートブレッドといえば、バターが欠かせないと思っていましたが、こちらは太白ごま油を使っていらっしゃいます。
④米粉のココアクッキー
左下がココアクッキーです。
ココアクッキーでホワイトチョコをサンドした一品です。こちらもバターではなく、太白ごま油を使用。
⑤レモンケーキ
食べたかったのに食べられなかった。
⑥米粉のスノードロップ(すでにいただき済み)
下のほうがスノードロップです。
これ、おいしかったです!!米粉と、太白ごま油(だったと思う)なので、いわゆる粉やバターの芳醇な香りのあるスノードロップとは別物です。とはいってもアーモンドプードルを使っているので、しっとりしたおいしさがあります。
甘さはしっかりあるけれど、シンプルにドキュンときて、すっと去っていく心地よい甘さです。
こういうスノードロップいいな~と、しみじみ味わいながらいただきました。
⑦レモンシロップ
レモンシロップというより、瓶のかわいさにやられました。お水やサイダーで割ったり、紅茶に入れて楽しみたいと思います。
いや、しばらく飾って眺めていたいな~というくらい、きれいなレモン色のかわいい子です。
お砂糖は、グラニュー糖ではなく、甜菜糖を全面的につかっていらっしゃるようでした。甜菜糖はミネラルが残っているし、オリゴ糖も入っているので、体にいいお砂糖といわれていますよね。
ほかのいろんなお菓子のお味見はこれからゆっくりと。
「やつどき」素敵な焼き菓子屋さんでした
行ってみたかった「やつどき」さん。思っていた通りの素敵空間でした。
作りたい焼き菓子にぶれがない。作り手の思いがしっかりと伝わってくるような、あたたかい焼き菓子たちでした。こんなお店を自分で持つことができたら・・・そんな妄想にひたってしまいそうなひとときでした。
行く先々で、素敵なお菓子屋さんを訪れる。なんて幸せでぜいたくなひとときなのでしょう。のんびりお菓子屋さんめぐり、やみつきになりそうです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!