「お菓子とパンの百科」が放つ昭和レトロの底力 | とこかしこのお菓子作りの日々 ~セカンドステージはお菓子作りとともに~~

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人生のセカンドステージを明るく元気にむかえるために、準備を進めています。
イギリスのお菓子、フランスのお菓子を中心とした日々のお菓子作りのあれこれをつづります。

2年半後にオンラインお菓子教室を開業予定の

東京在住の50代会社員「とこかしこ」です。

 

 

昭和のレシピ本「お菓子とパンの百科」

 

お菓子やパンのレシピ本が

それほど豊富でなかった40年前くらいの

昭和のお菓子作り。

 

 

そのころ、手にした方も多いのではないでしょうか。

 

「お菓子とパンの百科」

覚えのある方はいらっしゃいませんか?

 

昭和58年に発刊されています目

 

基本的なケーキ、

デリシャスなケーキから始まって・・・

 

パン、和菓子、ダイエットケーキ、

 

フランスだのソビエト(なつかしや)だの

世界のお菓子、

 

とにかくありとあらゆるお菓子とパンが

457種類も集まった、

お菓子・パン界の百貨店のような

レシピ本です。

 

332ページ、

目次を除けば

ほぼ全編カラー。

 

当時の主婦と生活社が、

ものすごーいエネルギーを注いで

この「お菓子とパンの百科」を

作成したことは、容易に想像できます。

 

オークションにかけられたり

古本屋でたまにみかけることもあるらしい。

 

(売り切れてるけど・・・ご参考までに)

 

今どきのレシピ本とは

まったく違う様相を呈しています。

 

 

キルシュトルテを作ったけれど

 

この本の「西ドイツ」(←これも昭和を感じる)の

お菓子のページに

キルシュトルテのレシピが掲載されていまして

まだ10代の私は、

興味津々で挑戦してみたのです。

 

今でこそ、「キルシュトルテ」

「フォレノワール」は、知られたお菓子ですが

 

昭和当時は、なんだかわからないけど

夢のようなケーキに見えたのです。

 

 

 

 

その出来はというと、

当然、撃沈でした。

 

いきなりキルシュトルテは

今思えば無謀でした。

 

確かココアのスポンジが

膨らまなかった遠い記憶が・・・

 

家族はそれでも食べてくれました。

 

みんな失敗しても、

文句を言わなかったんですよね。

感謝しかないお願い

 

で、同じドイツのページには

「ストーレン」(シュトーレンのことです)も

掲載されていて、

当時としては、先進的な本だったのです。

 

今でも意外と参考になるのです。

 

だってこんなに網羅されている本は

ないからね。

 

 

今のレシピ本と、昭和「お菓子とパンの百科」のちがい

 

今はお菓子のレシピ本も、

特化したものが多いですね。

 

シフォンケーキの本。

パウンドケーキの本。

 

スポンジ生地を極めよう。

 

イギリスのお菓子イギリス

ドイツのお菓子ドイツ

 

レモンのお菓子🍋

りんごのお菓子りんご

 

きっと、今「お菓子とパンの百科」が出版されても

売り上げとしては、

なかなか難しいかもしれません。

 

今は、たとえば百貨店のように

なんでもそろっているところが苦戦し、

専門店や、よりマニアックに

ターゲットを特化したところに

人が集まっている傾向があるようです。

 

みんな、自分がやりたいこと、

知りたいことを、的をしぼって

しっかり取り組みたい。

 

それだけ社会が成熟したと

いうことなのでしょう。

 

そうはいっても、

お菓子とパンの百科、

ながめいて、なんだかウキウキするし、

 

意外と勉強になるぞと思っている

50代のワタクシでした。

 

(イメージ写真です、お菓子とパンの百科ではありません。著作権に抵触したら困るので)

 

大切にとっておいたおかげで

今、幸せな時間がやってきた。

 

皆さんには、力をくれるレシピ本は

ありますか?

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございましたパンダ

 

感謝です乙女のトキメキ