今まで来てなかった(相場がなかった)と言う理由だけで、上がり始める株もある。
日本の個人投資家が高いところを買って、天井をつくることが多いが、今の相場はそうではない。外国人投資家の”実弾”買いという感じ。
またまた「金利と株価は反比例する」話の件。米国や欧米はこれまで何度も金利を上げてきた。これはこれで欧米は「金利と株価は反比例する」で正しかったかもしれない。
先々週、窓を開けて日経平均が陰線をひいたから下げの始まり、などと言ったら、まさか今週は陽線をひいて高値更新ときた。どうなっているのか。
思えば、日本は新聞紙上で日経平均を「事実上の金利上昇」とは書いているが、これは欧米のような公定歩合の上げではない。まだ「金利と株価は反比例する」時期ではないようだ。
その近年の相対的な日経平均の出遅れ感と、近年の原油の値上がり、長年の低PBRが、最近の日本株買いにつながっているような気がする。米国株も上がっている。
さてここで私らはどういう戦略をとるか。
昨年来高値銘柄262銘柄のうち、PBR1倍以下のものが113銘柄あった。2%以上の有配株ならもっとある。市場では静かにそんな銘柄が買われている。私らもそんな銘柄をねらうべきではないか。安全第一。
私の株式投資は、リスクの少ない銘柄選別をモットーにしている。株式投資は高値を買う投機ゲームではないのだ。
今週は週足GCV「注目」の6564ミダックを選んだ。この会社、なんと売り利げ営業利益率34%(予想)!の会社、半導体の会社以上なのに、チャートの最近の底値も、昨年6月の底値まで下がってきていたなんて。今週こんな会社を選んでよかったかのか。でも確かに週足GCVは上昇転向。
時価総額もそこそこあるし、この会社も”個人商店”を卒業する意味でも、メガバンクを大株主に迎い入れて欲しい。その解決には日数がかかる。裏を返せば、それが出来ないから株価が下がっているか。配当性向も低い。
私のブログで薦める銘柄って、こんなタイミングの銘柄ばかりです。高いところで果敢に買う人には、つまらない選択でごめんなさい。(ミダック3月22日終値、1,609円)