「人の行く裏に道あり 花の山」
今週は週足GCV「陽転」の7205日野自動車。
「型式指定に係る違反に対する再発防止策に関する報告書を、国土交通省へ提出致しました」NHKニュースでやっていました。あなたが当社のホールドなら、今回の国土交通省への報告書で、耐えられなくなってここで売りますか。
私は買いだと思う。3月4日から始まったこの関連の下げも、あれから日数もたち、その間けっこうな悪材料も出た、株価もいくらか(申し訳程度だが)下がった、でも今回のこれがとどめの悪材料だ、と思う。お役所への報告書提出を底に上がってきた不祥事株を、たくさん見てきたから。「悪材料転じて、好材料」。
ただし日本株の売買主体の6割は外人投資家であり、彼らが同じに思い、ここですぐ買いと判断するか。それは別。長期的立場に立つ彼らなら、きっとCO2削減の“最後端”株のこんなリバウンドは狙わない。それでも一定水準より下がったら、「指値でいくらでも買う」という判断かも。連中は金がある。これも長期的立場だ。
このような企業の不祥事は月日がたつと”風化”されてニュースにもならなくなるが、株価は不思議に静かにあがっていっている。そんなもの。スルガ銀行なんかの週足GCVも気になる。
私のブログで薦める銘柄って、こんなタイミングの銘柄ばかりです。高いところで果敢に買う人にはつまらない選択でごめんなさい。(日野自動車10月7日終値、613円)