今回は父の介護のことで、感じたことを書かせてくださいね。
困った時は人に頼っていいんだ・・
ほんとうに、、人の優しさを身に染みて感じる日々なのです。
この経験を通して、自分の許容範囲を超えることを
なんとかしようとしなくていいのだなと知りました。
もう十年ほど前になるでしょうか?
ある路上詩人の方に
インスピレーションで感じる言葉を書いてもらったことがあります。
今でも大切にしている書なのですが、
そこでいただいた言葉の中に、こんな意味のメッセージがありました。
あなたが出来ないことはある、
出来ないことがあったって、それでいいんだよ
できないって正直に言っていいんだよ
あなたを助けてくれる人がちゃんといつもあなたのそばにいるから。
なぜか私の心にズンと沈みこんだ言葉でした。
当時の私は
自分に出来ないということを認めるのが怖かったんですね。
そしてそれと共に周りの温かさを信じ切れていなかったのでしょう。
今思うのは
人って本当は温かで優しいものだ。
ということ。
自分がどのようにその対象物を見ているかで
全く見える世界が変わってくるのです。
人って冷たい、人って意地悪、人って信じられない、
そんな風なメガネで見たとしたら
きっとそんなものが見えてくるのでしょうけれど、
今の私には 素敵な「感謝メガネ」があるのですよ(笑)
介護の場合、
時間的にも体力的にも精神的にも
誰かの助けを借りないではいられないということを知りました。
介護の世界に携わる方たちも
見事な連係プレイで 介護されるもの、介護するものを助け守ってくださいます。
本当にありがたいな~と思う毎日です。
あの時にいただいた言葉を
今私は一人で苦しんでいる方がおられたら贈りたいと思っています。
介護に限らずですが、
人は自分にできること、それも人よりちょっとだけできることってきっとあって、
それは誰かの役に立てるように持っている特徴なんだと思うのです。
どなたかの本で読みましたが、
いずれ地球は大昔のようにお金でなく物々交換の世界になるだろう、、と
そもそも、お金はエネルギーであり、シンボルなのですから、
自分のできることを相手のできることで交換するという考え方って
なんだか楽しそうでワクワクしませんか?
そうなると、それぞれの人がそれぞれの「らしさ」で輝ける世界になるでしょう。
できないことを恥じることはなくなるってことですね。