★前回はコチラ

 


日々訪れる様々な患者に対して、
「医療側のいいぶん」があるんですよね。


医療者だって人間です。
納得いかないことはたくさんあるわけです。


言うと叩かれるから言わないだけ。
でも、言った方がいいものもほんとうはある。


そして、未だに医師を「お医者様」という人々による壮大な勘違いと、単純なコミュニケーションの問題もある。

 
 
なんとかならないものかしらん。


<医療側のいいぶん>



安易な受診が多すぎる



【イイブン1】
熱くらいなら、水分摂取と睡眠で十分。
病院くるから、長引くんだよ。
 
【イイブン2】
下痢だけなら、水飲んで出すしかないんだけど?
点滴?飲めるならいらないけど?

【イイブン3】
明日仕事だから、夜間救急に来た?
明日出直してくれるかな?



検査結果の細かい説明がない!と、怒る人。



【イイブン4】
正常値なら、説明の必要ないし。

【イイブン5】
疑問があったら、ちゃんと質問したらいいのに。

【イイブン6】
説明したら、いちいち不安がって収集つかないじゃん。

 
 
 


大学病院でみてもらいたい


【イイブン7】
今の状態で行っても、仕方ないのだが。
「ちゃんと見てもらえなかった」って、あとで文句言うんだろうなぁ……

【イイブン8】
開業医はみんな大学病院経験してます。
大学病院の医師よりちゃんと病気見れる医師もたくさんいます。

【イイブン9】
TVに出てる医者が良い医者じゃないからね?



〇〇のことを言うと先生に怒られる……



【イイブン10】
症状を正確に言わないから、怒られるんだよ……

【イイブン11】
怒られるの分かってるなら、しないでください。
(薬の量を自己判断で変えるとか、生活指導を守らないとか)

【イイブン12】
誰のために病院来てるの?
医者の顔色伺うため?
ちゃんと話しようよ。




まぁ、結局のところ病院アルアルですけどね。
いつまで経ってもなくならないこういうの、
日本独特のもののような気がしています。


医療を特別視し過ぎ?


医療は魔法じゃない。
医者は魔法使いじゃない。
薬は魔法の粉じゃない。



そして、自分のカラダに対する感度が鈍すぎる。


そのくせ「抗菌」だの「殺菌」だのに
目くじらたてる。


感覚が、感性が、どうにもちぐはぐです。



早く気づいた方がいいですね。
 
 
 
さて、考察はいったん終了。
 
もとに戻りましょう。