今回の新NISAにおける良い点として、非課税投資枠内で購入した株式や投資信託を売却すると、翌年にその投資枠が復活するという仕組みがあります
これは私も良い点だなと認識していたのですが、先日の日経新聞にて、以下のような記事があがっていました
「乗り換え勧誘 悪用恐れ」
です
この非課税投資枠のメリットを悪用し、投資信託等の回転売買を勧めるような営業が出てくる可能性があるというものです
商品を勧める側のとしては、販売時に手数料収入が入る訳ですから、今所有している投資信託を売らせて、新たに購入してもらえれば、それだけ儲かる訳ですから、考える営業マンはいそうな気がしています
もちろん金融庁が目を光らせることとなるでしょうが、まずは、個人投資家や私たち庶民がそのような勧誘があることを理解し、断ることができるようにしておくことが必要でしょう
家族や年輩の方等、近くにいる方や地域で守ってあげることも考えておきましょう
さて、話を戻しまして、この「FPが○○について考える」シリーズのブログでは、現在、竹川美奈子さん著書の『新NISA徹底活用術』(日本経済新聞出版)を参考書にして、FPとしての私の考えも踏まえて、ブログを書いていっています
前回は、改めて新NISAにおける成長投資枠とつみたて投資枠の内容について確認していきました
今回の新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を使うことができる点がメリットの1つと言われています
ですので、株式売買を行いたいという方であれば成長投資枠を使えば良いですし、長期のスパンで投資信託を積み立てていきたいという方であれば、つみたて投資枠を使うといった感じです
極端な話、生涯投資枠1,800万円は、つみたて投資枠に全て充てることも可能です
(成長投資枠は1,200万円まで)
私もどちらかと言えば、つみたて投資枠を使っての投資信託の積み立てや売却を行いたいと考えています
では、その際の投資信託商品は、どのように選んでいったら良いのでしょうか?
ここで出てくるのが、いくつかのインデックスファンドを組み合わせるという考え方です
また、インデックスファンドか~
インデックスファンドは面白くないんだよね~という声を聞くこともあります
しかし、リスクを大きくとるアクティブ系ファンドと比較しても引けはとりませんし、安定志向のバランス型では物足りませんし、積み立てを行うなら、結局、インデックスファンドが一番、良いと考えています
ただし、商品を選ぶ際の注意点がいくつかあります
・購入手数料は極力ゼロ(ノーロード)である
・運用中にかかる運用管理費用(信託報酬)が相対的に低い
・例えばSBI証券の場合は、レーティング★4つか5つの商品を選ぶ
ここに私個人的な意見をプラスするとしたら、以下の点も考慮しています
・株価やNYダウといった指数連動のインデックスファンドを選ぶ場合、状況に応じて、積み立て金額を調整する
・テーマ型投資信託と呼ばれる流行りものに投資する商品は購入しない
・株価と金の高低は、反比例することが多いため、両方のインデックスファンドを購入しておく
etc...
ちなみに参考になるかどうかは、分かりませんが、私が運用していて、この投資信託商品は良かった(トータルリターンが高い)というものをいくつか挙げておきます
・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 国内株式TOPIX
・三井住友配当フォーカスオープン
・ニッセイ日経225インデックスファンド
・三菱UFJ純金ファンド
・レオス ひふみワールド+
・SBI・V・全米株式インデックスファンド
このあたりでしょうか?
積立て投資が初めてで、どれから始めようかなと考えている方は参考にしてみて下さい
ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!