EUROPEスタジオアルバム全曲レビュー書いてます、ときぺです。

本日は4作目の紹介です。


3rdはこちら。




Out Of This World



Vocals : Joey Tempest
Guitars : Kee Marcello
Bass : John Leven
Keyboards : Mic Michaeli
Drums : Ian Haugland


1988年8月5日
Produced engineered & Mixed by Ron Nevison


01. Superstitious
02. Let The Good Time Rock
03. Open Your Heart
04. More Than Meets The Eye
05. Coast To Coast
06. Readr Or Not
07. Sign Of Times
08. Just The Biginning
09. Never Say Die
10. Lights And Shadows
11. Tower's Callin'
12. Tomorrow


3rdの路線を引き継ぎつつも、よりポップにキラキラ化した4thアルバム。
賛否両論あるけれど、#1は今もライブの定番だし、#4や#12はとても良い曲で、個人的に好きな曲も多い。
曲調の変化以上に、ギターのJohn.Nが3rdツアー中に脱退し、後任ギターとしてKeeが加入したことの変化が大きい。
強調されたシンセとKeeのテクニカルなギタープレイは相性が良く、Joeyの歌い方の幅も広がり、これはこれで好きな1枚。
メロディアスな曲が多く聴きやすい。
この雰囲気に合うアートワークがほしかった。いや、みんなイケメンだけども。

個人的好み:★★★★

ポップさ :★★★★★

スルメ度 :★★★



  01. Superstitious


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


Europe中期の代表曲。

スケールの大きい壮大な空気感で、イメージは水色(ナゾ)。サビのコーラスもシンセの入り方も全てが美しく、メロディアスで完成度が高い。

ギターソロも神がかっている。

ライブで、間奏に入る追加アレンジ部分が何なのかわからなかったけれど、Bob MarleyのWoman No Cryを間奏に入れることが多いと英語版ウィキペディア見て最近知った。



  02. Let The Good Time Rock


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


Europeお得意のきれいなロック。

さわやかなサビメロと伸びやかな歌声が聴いていて気持ちいい。



  03. Open Your Heart


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


2ndのセルフリメイク。

シンセ色が強く、厚みが出てややキラキラした。

個人的にはオリジナルverの方が好み。



  04. More Than Meets The Eye


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest / M.Michaeli / K.Marcello


この4thのメインに切り込む明るく爽やかな曲。

わかりやすく、聴きやすく、サビはキャッチーで楽しい曲。

ブリッジ部分のパフォーマンスが好き。


  05. Coast To Coast


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest / M.Michaeli / K.Marcello


スローテンポのバラード。

シンセ色が強く、Europeらしい空気感がより増幅された。

ラストの余韻がたまらない。


  06. Ready Or Not


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


ドライブに似合いそうなアップテンポの曲。

歌い方もいい感じに力みが抜けて、とても軽やかで、ノリにノっている。


  07. Sign Of Times


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


これ聴くとやっぱりEuropeはメロディーだよなぁと思う。

シンセとVoが前に出てポップスっぽくはあるんだけど、ひんやりとした美しいメロディーはここにきても健在。


  08. Just The Beginning


Lyric : J.Tempest / K.Marcello

Music : K.Marcello


キラキラした明るい前向きな曲。

売れ線狙ったかと言われればまあそうかもしれないけど、聴きやすくとっつきやすいのもEuropeの良いところ。

John.Nとは違う意味で弾きまくってるギターも良い。


  09. Never Say Die


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


詞はダークでありながら、#8同様聴きやすい明るいメロディーがミスマッチでちょっと不思議な曲。

ダークを突き抜けた先にいるのか。


  10. Lights And Shadows


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


とても美しい流れるようなメロディーが形良くまとまった曲。

センスとインパクトで印象に残るJohn.Nのギターと違って、Keeのギターはテクニカルなのに控えめで曲に溶け込みながら彩りを与えている。

メロディーとの親和性は高く、これもEuropeだなぁと思う。

でもやっぱり私はノーラム先生のギターが好きです(個人的趣味)。


  11. Tower's Callin'


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


#8〜#10同様の爽やかテイストでありながら、どこか不安気でスリルのある展開が面白い。


  12. Tomorrow


Lyric : J.Tempest

Music : J.Tempest


4thのすべてがここに収束するラストにふさわしい珠玉のバラード。

明日のことは誰にもわからない。

とにかく聴いてほしい。

そしてJoeyの歌声に酔いしれるんだ!








続きはこちら。