新潟 六日町FMゆきぐにとなり
中医学漢方で子宝・アトピー改善
ときのや薬局 薬剤師・不妊カウンセラー金井です。
春のお悩みいろいろ、解決法もいろいろ
三寒四温の昨今
春独特のお悩みのご相談が増えています。
つくづく「身体は季節とともにある」と感じます。
中医学では季節と身体と心をリンクさせて考えます。
日本の春はほかの季節にはない独特の慣習がありますね。
卒業・入学・新生活・年度替わり・・・
生活面での負担やストレスも多くなります。
そんな春にあるあるなご相談はこちら・・・
以下の症状と季節は関係がありますが、原因はそれだけではありません。
いろいろの原因の一つとお考え下さい。
❶眠い・・・
「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
夜が明けたのもわからないくらい眠いのが春です。
ホルモンのバランス、陰陽のバランス、自律神経のバランスが冬から春にかけて変化していきます。
その変化についていくだけでもエネルギーを消耗します。
春は眠ることでエネルギーを充足させます。
いつもより早めに眠り、たっぷりと深い睡眠を取りましょう。
眠れない
途中で眼が覚める
眠っても寝た気がしない
夢が多い
眠り過ぎる等
睡眠に関するお悩みは漢方での治し方があります。
ご相談くださいね。
❷眩暈・立ち眩み・フワフワする・・・
冬の間は体温を逃がせまいと体表の血管は収縮して血流を減らしています。
体表の血流が多いと汗をかいて体温をさましてしまうからです。
血管が縮こまっていると血圧は上がります。
血圧のポンプの力で血液を流します。
ポカポカ陽気で温かくなると血管が広がり血圧が下がります。
血液量がたっぷりある人は何の問題も出ませんが
もともと血液量が少なめな人(血虚の人)は血管が広がることで流れがゆるゆるになります。
血液に勢いがなくなるとめまいや立ち眩みだけではなくてだるさや眠気も余計に感じやすくなります。
起立性調節障害も起きやすくなります。
血管が広がった分、見かけ上の血流不足が起きてしまします。
血流が減ると不安感が出てきたり、心が不安定になったり、体調不良も重なったりと五月病やプチ鬱に進んだりしやすいものです。
血流をたっぷりにすることで予防しましょう。
❸春はイライラしやすい・・・・
特に春は
★季節的に自律神経のバランスを崩しやすい
★職場や環境が変わることが多い
★それに伴い引っ越しや歓送迎会
★プライベートでの行事が多い
★コロナやインフル 社会情勢で、不安を抱えやすい
様々な要因があります。
もしそんなときに身体が疲れていたり、
いっぱいいっぱいで余裕がなくなったら
一気にメンタルのトラブルに症状が及びます。
漢方の世界では「春は肝」と言います。
春に関係の深い臓器は「肝」
「肝」は西洋医学の肝臓とはちょっと違って
「肝」は自律神経の調節
メンタル情緒の安定
気血水を巡らせる
こんな働きがあります。
肝に負担がかかると
クヨクヨ・カリカリ・落ち込んだり・瞬間湯沸かし器のようにカーットなったり上がり下がりが激しくなります。
精神科に行くほどでもないけれど心が不調なときに漢方薬で調子を上げる対策があります。
❹花粉症やアトピーが悪化しやすい・・・
春はデトックスの季節
冬に溜め込んだ老廃物を排出したい季節です。
冬は寒さに耐えられるようにたくさん食べて脂肪として蓄えます。
春になると代謝が上がり余分に溜まったものを追い出そうとします。
花粉症に乗じて鼻から余分の水分を出そうと考えます。
皮膚からも老廃物を追い出そうとします。
勿論原因は花粉だったり、紫外線、汗だったりしますが、これをチャンスに老廃物の追い出しにかかろうと病気を利用します。
老廃物のたまらない食事の仕方に変えましょう。
あまりクヨクヨ考えずに
自分のせいだけじゃなくて
季節のせいもあると焦らずのんびり構えていましょう。
休養が一番です。
テレビドラマの最終回はリアル視聴を我慢して10時に眠ってしまいましょう。
後日、見逃し配信で観てね~~
養生大事です!
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@tokinoya_kanpou
毎日健康情報をつぶやいています。