石田堤歴史の広場(いしだつつみれきしのひろば)を訪問してきました♪ | ときいもちゃんのつぶやき Vol.2

ときいもちゃんのつぶやき Vol.2

生まれも育ちも讃岐の麺喰いです。関東に来て武蔵野うどんなるものを初体験。うどんを噛んで食べる習慣に衝撃を受けつつも、つけ汁の美味しさにハマりました。うまい!うますぎる♪ちなみに1冊目の日記帳(http://ameblo.jp/tokiimochan/)からの続きです (・ω・)/

しかし毎日暑いですな (/ω\)あせる


それにもかかわらず日本一暑いといわれた熊谷市のとなり、行田市にやって来ました。

そう。るるぶ埼玉2016年最新版 にチラッと紹介されていた例の場所を訪問です!


石田堤歴史の広場(いしだつつみ れきしのひろば)

2015(平成27)年4月1日オープンしたばかりの新名所。

石田堤を忍城側から見ることが出来る稀有な施設となっております。


石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先


案内板によると住所は埼玉県行田市堤根1251番地先 だそう。

が!地番がグーグルマップに未登録のためか正確な場所が示されません汗


             石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先


番地先… っていうのもあいまいですね。カーナビでもちゃんと表示されるか微妙なところです。


まあ、分かりやすく言うと石田堤碑石碑のすぐ裏手。

行田市民や石田堤マニアの方なら大体の場所が分かるかと思います。

       石田堤碑(いしだづつみひ)埼玉県行田市堤根


今までは畑というか、荒地というか、空き地になっていたあの場所ですな。


そんな空き地の開発前の光景がこちら。2014年11月22日の撮影です。

冬なので緑が少なくなっていますが、夏場はモッサ~と草が茂っていたような気がします。


2014.11.22 石田堤(いしだづつみ)の様子
2014.11.22 石田堤碑(いしだづつみひ)付近


特に面白いものが無い場所なのでしっかり撮っていなかった事が悔やまれますね。


そして石田堤の北端まで歩いて振り返った光景がこちら。

右手に広がる荒地が現在の「広場」に変わりました。

             2014.11.22 石田堤(いしだづつみ)北端 *2014.11.22 撮影

             石田堤(いしだつつみ)の北端はここで終了 *2015.7.18 現在

広場の入り口はその終端部分の横道を入ったところです(画面上では右折)。

特に案内板などは無いので通り過ぎないようにご注意くださいDASH!


石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先


目印としては味処 えんまん堤 の看板です(ちょっと高い位置にありますが)。

この対面に入口があります。


             味処えんまん堤(えんまんてい)の看板


大型バスも転回出来そうな広い駐車場はきれいな砂利敷きになっています。

特に区割りなどはされていないので、各自イイ感じに停めるようです。


10台以上は楽々停められる広さなのでご安心ください。

そもそも今まで石田堤を訪れて3台以上のクルマを見たことありませんけどね得意げ

埼玉県行田市堤根1251番地先 石田堤歴史の広場

クルマを停めたらさっそく散策ペンギン

行田市教育委員会による新しい解説パネルが3枚設置されていましたよ。


画像クリックで拡大しますが、アメブロの仕様上あまり大きなサイズをUPできないのでご了承を。

というか全文紹介するのは問題アリだし、現地を訪問する楽しみが減ってしまうので止めておきます。


   ~埼玉県指定史跡 石田堤~        ~石田堤と忍城水攻め~

埼玉県指定史跡 石田堤(いしだつつみ) 石田堤と忍城水攻め 石田堤歴史の広場


字が小さくて読み取れないので、ぜひ現地を訪れてお確かめくださいパー


少し離れたところにももう一枚パネルがありました。

こちらは石田堤に植えられた松並木について解説されています。


             ~行田市指定文化財 石田堤の並木~


             行田市指定文化財 石田堤の並木


そばにはベンチが2台あって休憩も出来ます。日除けもなく直射日光でアチコーコーですけど。

真夏に見学する際は熱中症にご注意ください。


付近に自動販売機は無いので水分は持参するか、味処えんまん堤 にてお買い求めを。

また、周囲にはやぶが多いので虫刺されにもご注意です注意


    石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先 蚊にご注意を 石田堤歴史の広場


おや?水が溜まって堀みたいになってるぞ。

と思ってたどってみると…


"当時の石田堤の深さまで掘り下げて再現" したというのがこちらの溝(みぞ)。

万が一雨水が溜まっても堤が決壊しないよう、排水設備も完備しておりますグッド!


石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先


はい。以上で石田堤歴史の広場の見どころ全てです (´∇`)


春になると桜も楽しめますが今は真夏晴れ

強烈な日差しの中、見学しているのはワタクシただひとりです。


ま、人気(ひとけ)が無いのが石田堤のいいところ。密かな癒し処でございます。


石田堤歴史の広場の入口と駐車場 石田堤歴史の広場の駐車場全景 石田堤歴史の広場の駐車場と忍川(おしかわ)


そんな石田堤のすぐ前には忍川が流れていて…

下流には選奨土木遺産に認定された堀切橋 が、そして上流側には青柳橋 があります。


忍川の下流には堀切橋があります 忍川の上流には青柳橋(あおやぎばし)が


あっそうだ!久しぶりに堀切橋に行ってみよう。

と、その前にせっかくなのでこちらも見学することをおススメいたします。


そう。映画のぼうの城 のエンディングでも登場した石田堤碑お墓です。


             石田堤碑(いしだづつみひ・いしだつつみひ)


刻まれた文字は風化していて読み取りは困難。

書かれている内容は石田堤のパンフレット(ぶらっとぎょうだまちづくりミュージアム にあり)に詳しく載っています。興味のある方はぜひ入手してみてください。


また、石碑が建てられた経緯は先ほどのパネルにも少し紹介されているのでご一読を。


石田堤と平行に延びるのが日光館林道。

細い生活道路ですが、抜け道になっていて意外と交通量が多いのでお気をつけください。

石田堤(いしだつつみ)行田市堤根地区 石田堤碑(いしだつつみひ・いしだづつみひ) 石田堤(いしだつつみ)行田市堤根地区


ここを南下すると徒歩3分ほどでお馴染みの場所に到着。


はい。行田市側の石田堤見学場所と言えばココ!というほどメジャーな場所です。

大きなパネルも掲げられていてお約束の記念撮影ポイントになっています。


石田堤(いしだづつみ)埼玉県行田市堤根地区


埼玉県指定史跡 石田堤(いしだつつみ)


裏手にまわると忍城攻めの年表が書かれています。

やぶ蚊にご注意。


             忍城攻め年表 石田堤(いしだづつみ)行田市堤根 *裏側に年表が


あっ!Σ(・ω・ノ)ノ!

今まであった駐車場案内板 が無くなってる! と思ったら何やらお知らせが目

駐車場は石田堤歴史の広場に移動したようです
石田堤の駐車場は歴史の広場に移動しました


ふむふむ。移動した場所というのは先ほどの歴史の広場ですな。

そして案内板もアチラに移動ということか。


後でえんまん堤 のご主人にたずねたところ、こちらの駐車場は廃止になったようです。

行田市の所有かと思っていたら、私有地を借り上げていたんですね。


というわけで今後、石田堤の見学の際は歴史広場の駐車場 をご利用くださいませパー


             かつての石田堤駐車場の空き地を望む


新しく整備された「石田堤歴史の広場」

今年の初め、整地していたのを見た時は、あ~あ。ここも宅地になっちゃうのか… (´・ω・`)ショボーン

と思っていたので良い方向に裏切られました。


ただ、広場への案内看板が無いことや、この場所左下矢印まで少々遠くなったのが気になります。

そもそも広場が出来た事を知らない方も多いと思うので行田市はもっとアピールして欲しいですね。


             埼玉県指定史跡 石田堤(いしだづつみ)


さて。ここまで来たからにはもう少し足を延ばしてみましょう。

1分ほど歩くと視界が開けます。


行田市と鴻巣市を隔てているのが忍川(おしかわ)

そこにかかるのが昨年末、選奨土木遺産に登録された堀切橋(ほりきりばし) です。

選奨土木遺産に指定された堀切橋 行田市側から
選奨土木遺産になった堀切橋 鴻巣市側から撮影


1933(昭和8)年に建設された古い橋ですが、親柱や欄干に施された昭和レトロなデザインが秀逸です。


ひとしきり楽しんだ後は石田堤史跡公園(いしだづつみしせきこうえん)を見学。

こちらは鴻巣市(旧吹上町)側の施設で、4つのゾーンに分かれています。


             石田堤史跡公園 鴻巣市袋(旧 吹上町)


今回詳しいレポートは省略しますが、興味のある方はこちら をご覧くださいませパー

上のパネルも大きく紹介してあります。

上越新幹線高架橋下のシンボルモニュメントゾーン


上越新幹線の高架橋下「シンボルモニュメントゾーン」を訪れたらまずこの櫓の下へどうぞ。


センサーが人を感知すると、石田堤に関する音声ガイドが自動で流れます。

その内容は2種類あり、とあるタイミングでないと聴けないレアバージョンもあります。


             櫓の下に入ると音声ガイドが流れます 2種類あり *ヒントはパネル


忍城水攻めの際の朱印状や関連資料などが分かりやすく解説されています。

詳しいことはヤッパリこちら で。


各種書状が展示されています
堤を構築するにあたり支払われた工賃など


楽しい音声ガイドを聴きながらパネルを見学。と、同時に貴重な日陰を満喫いたします。

ここから先の散策は再び日陰が無くなりますので。


道路を渡って反対側には「堤修復ゾーン」があり、断面のレプリカを見学出来ます。

この場所も映画のぼうの城 のエンディングに登場しましたが… 覚えてますか?得意げ


復元整備された石田堤 鴻巣市袋 石田堤史跡公園


修復された堤の上に登ることも出来ます。意外と高くて眺め良し。

この堤が行田市側に延びて丸墓山古墳 につながり、その先の利根川まで続くとは凄い。


復元された石田堤の上から旧吹上町営プール跡を
石田堤の上からシンボルモニュメントゾーンを望む


堤をつくるのに周囲の土だけでなく、付近の古墳を崩して利用したというのも納得の高さです。


堤を下りて側道沿いに歩くと保存の難しさを実感出来ます。

ところどころ崩れていたり、更地になっていたり、畑になっていたりします。


             実質、石田堤はここで終了しております


その石田堤終端部分にあるのが石田堤史跡公園の駐車場です。

とても広いくて停めやすいのにいつ来てもワタクシひとりか… 2台くらい汗


付近に自販機などはありませんが、綺麗に整備されたトイレがあります。

ベンチ完備なのでひと休みしていってください。


石田堤史跡公園の駐車場 鴻巣市袋(旧吹上町)
石田堤史跡公園の駐車場には綺麗なトイレがあります


石田堤はこの先、畑になって砂利道になって、駐車場になって…住宅街に消えていきます。


その様子はこちら (ネタバレ注意)でご覧いただけます。

歩いてもすぐなのでぜひご自身でお確かめくださいませパー

             住宅街に消えていく石田堤跡


というわけでこの地区に残る石田堤を行田市~鴻巣市まで簡単にご紹介いたしました。

堤跡は他にも点々と残っているので、それを辿って荒川~利根川まで踏破すると面白そうですね。


堤の延長は14~28km(諸説あり)らしいのでそれほど無理な距離ではないと思います。

ただ、多くが住宅地に変わってしまった現在、その場所を特定していくほうが難しそうですが。


             石田堤想定図 行田市教育委員会 平成27年3月

とはいえ現在はGPSやグーグルマップもあるので個人で辿るのも不可能では無い気がします。

時間に余裕のある学生の皆さん、夏休みの自由研究(今もあるの!?)にいかがでしょうか。


石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先

以上、これにて今回の石田堤パトロールは終了です (`・ω・´)ゞ 異常なし!!


新しく出来た「歴史の広場」を紹介するだけのつもりが結局全部まわっちゃいましたね。

まあ、往復しても1時間ほどなので、ぜひ端から端まで歩いてみる事をおススメします。


じっくり撮影しながら歩くと丸一日、たっぷり楽しめますよ。

その際は飲み物と帽子を持参して熱中症対策をおこたりなくどうぞグッド!

石田堤(いしだづつみ・いしだつつみ)行田市堤根  石田堤(いしだつつみ)

 行田市オフィシャルページ
 埼玉県行田市堤根1262地先

 駐車場 石田堤歴史の広場の駐車場 を利用

 旗 場所はこちら




石田堤歴史の広場 埼玉県行田市堤根1251番地先  石田堤歴史の広場

 埼玉県行田市堤根1251番地先

 行田市オフィシャルページ

 駐車場10台以上(無料)

 旗場所はこちら (2015.7現在未登録)




堤修復ゾーンの断面見学施設  
石田堤史跡公園(いしだづつみしせきこうえん)

 鴻巣市HP:http://www.city.kounosu.saitama.jp/

 埼玉県鴻巣市袋字台 326-1

 トイレ きれいなトイレ があります

 駐車場 50台以上(無料)

 旗 じゃらん観光ガイドの地図



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