夏休みと冬休みの定例パトロールです。
そう。こちら、石田三成の忘れ形見こと…
埼玉県指定史跡石田堤(いしだづつみ) でございます(・ω・)/
昨年秋に当地を舞台とした映画のぼうの城 (野村萬斎・榮倉奈々・山田孝之他)が大ヒット。
その直後にはバスツアー客でにぎわった石田堤ですが…
すでに以前 のようにひっそりとした状況に戻っておりました ヽ(´ー`)ノ
10時現在、見学者はワタクシひとりでございます。
あまりに有名になったので駐車場を拡張・舗装、自販機や露天商やズラリ並んで観光客がぞろぞろ、ゴミが散乱、堤も踏み荒らされ放題、けばけばしい宣伝看板が乱立…
という光景をイメージしていたので、昔と変わらない姿にチョッピリ安心しました。
よかったよかった (´∇`)ホッ!!
さて。埼玉県指定史跡にもなっている石田堤。
石田堤を守る会」「埼玉県教育委員会」「行田市教育委員会」が設置した解説パネルは必ず押さえておきたいところです。
パネルの裏側には分かりやすい年表が書かれているのでこちらも必見です。
解説文には「自然堤防や微高地を巧みにつなげて…」とありますが、この場所はどうなんでしょうねぇ?
「石田堤」と言われなければ気付かない普通の街道っぽい雰囲気です。
映画のような巨大な堤(つつみ)を想像して来ると拍子抜けしちゃいますな。
そのためにも映画のエンドロール*までしっかりと見ておくべきですよ、みなさん。
*映画の最後に現代の行田の様子が映し出されています。必見です。
パネルに向かって右手に進むと映画にも登場した石田堤碑 があり、その先に味処えんまん堤 があります。
石田堤を見学しつつ、フライやゼリーフライで舌鼓を打つのも乙なものですよ ( ´艸`)♪
しかし今日はこのあと、違うお店に行く予定なのでえんまん堤とは反対方面に歩いていきます。
駐車場からは歩いて40秒ほどで忍川に到着。
大きな木が茂っているところが先ほどの石田堤です。
堀切橋を渡るとそこはもう鴻巣市。
同市が整備した石田堤史跡公園(いしだづつみしせきこうえん)があります。
こちらも前回と変化は有りませんでした。
細かい事を言うと、パネルにある「吹上町」の表記が消されていましたが。
東屋内部のパネルはこちら
と、こちら
でご確認を。そして見張り場の航空写真はクリックしてご覧ください。
公園を歩いて抜けると上越新幹線の高架があります。
その下にモニュメントが作られているので雨の日 も濡れずに見学できますよ。
で… あいかわらず人っ子一人いませんな (´∇`)
展示物の変更は無かったので前回の詳細画像をご覧ください。
豊臣秀吉の朱印状はこちら(1 ・2 ・3 ・4 )で。黄色い俵(1 ・2 ・3 )と、解説パネル(1 ・2 ・3 )も合わせてどうぞ。
そしてこの地を訪れたなら中央の櫓(やぐら)の下に立つのはお約束。
また、新幹線が通過している時に入ると楽しいサプライズがあったり無かったりしますよ
堤を再現した「堤修復ゾーン」も異常なし…と。
こちらも映画のエンドロールに登場した場所ですね。
かと言って展示物に変化は全くありませんでした。はい、それでいいと思います (・ω・)b
パネルも以前のままですのでこちら(1 ・2 ・3 ・4 )でサクッとご覧いただければ幸いです。
この角度から見るとソコソコの高さのある土手が続いているように見えますね。
これぞ「石田堤」というビジュアルでしょうか。
階段が設置されているので堤の上まで登る事ができます(バリアフリーじゃないけど)。
鉄製の柵があるのでこれ以上、向こう側には行けませんけどね。
お約束の写真を撮った後は再び降りて堤の先へ向かいます。
それにしても毎回、同じようなアングルの写真ばかりやな、イモチャン (-ω-`)
綺麗に盛られた修復ゾーンを過ぎた途端、このような光景が広がります。
崩されてほとんど無くなっていたり、縦半分に削られていたり。私有地なんでしょうねぇ。
しばらく歩くと堤の終点、石田堤史跡公園の巨大駐車場に到着しました。
綺麗なトイレ が設置されていますが、利用時間は8:30~17:00(夏は18:00まで)です。
(シャッターを降ろされてホントに使えなくなります)
…と、同時に利用時間外には駐車場の入り口も鎖をかけて閉鎖されます。
あまりに広くて人の気配がない所なので集会場所にされないように警戒しているのかな?
収容台数60台以上の広大な駐車場には一台も見当たらず!(;・`ω・´)
その向かい側に出来た公園(吹上町営プール
跡)にも人影は見当たらず。
この駐車場より先の石田堤は高さ20~30cm の盛り土程度になり、その先端部分は月極駐車場 として利用されています。
そしてそれより先の部分 は住宅地へと変貌しております。
将来は宅地化が進んで、「修復ゾーン」以外は消滅しそうな予感がしますね。
微妙な寂しさを覚えつつ、帰途につく事にしました。
再び元の駐車場に戻ってまいりました。
その頃になるとワタクシの他にも見学者が居てちょっと嬉しかったです。
行田市側しか見ていない様子でしたので、高架下の物件も案内しておきました (^ω^ )♪
あと、軽トラも停まっていますが、そちらは…ゲフンゲフン
半年ぶりに訪れた石田堤(史跡公園)でしたが、良い意味で放置状態。
いや、モチロン維持管理している方がいるからこそ現状が保たれているわけですが。
そんな方々に感謝しつつ今回の定例パトロールを終えたいと思います。
また連休になったら訪問したいと思います。ではでは (・ω・)/
鴻巣市HP:http://www.city.kounosu.saitama.jp/
埼玉県鴻巣市袋字台 326-1
きれいなトイレ があります
50台以上(無料)
じゃらん観光ガイドの地図はこちら
【行田市側】
行田市HP:http://www.city.gyoda.lg.jp/
埼玉県行田市堤根1262地先
空き地に停め放題(無料)
場所はこちら
上記2ヵ所の施設は川を挟んで連続しています。ぜひ両方を見学することをおススメいたします (・ω・)/
【 石田堤・堀切橋の記事 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ まとめ記事 】