歌手スンリ、大法院判決…実刑が確定すれば民間刑務所に移監
登録 2022.05.265:00:00 修正 2022.05.2600:14:58
記事内容の要約
米カジノで8回、22億ウォン台の常習賭博容疑
カジノチップが追徴対象なのか上告審争点
一審、懲役3年→二審で1年6ヵ月に減刑され
売春斡旋など7つの容疑は二審で判断済み
[ソウル=ニューシス]ホン・ヒョシク記者=売春斡旋と海外遠征賭博などの容疑が持たれている歌手スンリ(32)が2020年1月13日午前、ソウル瑞草区のソウル中央地裁で拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を受けるために出席している2020.01.13. yesphoto@newsis.com
[ソウル=ニューシス]キム・ジェファン記者=22億ウォン台にのぼる常習賭博をした容疑などで起訴されたグループ「BIGBANG」出身の歌手スンリ(32、本名イ・スンヒョン)が大法院の判決を受ける。大法院は性売買斡旋など残りの7つの容疑を除く、常習賭博容疑有・無罪とカジノチップに該当する金額の追徴可否を判断することになる。
26日、裁判所によると、大法院1部(主審=ノ・テアク大法院判事)は同日午前、常習賭博などの容疑で起訴されたスンリの上告審判決期日を進める。
スンリは2013年12月から2017年8月まで、8回にわたり188万3000ドル(約22億2100万ウォン)に達する常習賭博をした容疑などで起訴された。
当時、スンリは、米国ラスベガスのあるホテルカジノで「バカラ」賭博に参加し、ゲーム当り500ドルから2万5000ドルに達するお金を賭けたことを取調べられた。
また、スンリは2017年6月、賭博に必要な100万ドル(約11億7950万ウォン)相当のチップを借りる際に財政当局に申告しなかった容疑もある。外国為替取引法上、10億ウォンを超える金を取引すれば、企画財政部長官に申告しなければならない。
合わせて、2015年2月から2016年1月まで日本・香港・台湾人の一行などを相手に数回におよぶ性売買を斡旋した容疑、歌手チョン・ジュンヨン氏などがいるカカオトークチャットルームに裸体写真を載せた容疑もある。
この他に無許で可遊興酒店[モンキーミュージアム]を運営した容疑、ユリホールディングスとクラブバーニングサンの資金を横領した容疑など計9つの容疑で起訴された。
スンリは2020年1月30日に起訴されたが、約1ヶ月後に入隊し軍事裁判所で裁判を受けた。
一審はスンリの9つの容疑の大部分を有罪と認め懲役3年を宣告する一方、カジノチップに関して11億5690万ウォンの追徴金を命令した。
二審はスンリ側の量刑不当主張を受け入れ、一審より減った懲役1年6ヵ月を宣告し、追徴金は命令しなかった。
[ソウル=ニューシス]ホン・ヒョシク記者=性売買斡旋と海外遠征賭博などの容疑を受けている歌手スンリが2020年1月13日午前、ソウル瑞草区のソウル中央地裁で拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を受けるために出席している 2020.01.13. yesphoto@newsis.com
大法院判所は、売春斡旋など7つの容疑を除いた常習賭博および外国為替取引法違反の2つの容疑について審理した。スンリ側は自分の賭博行為には常習性が認められないとし、検察側はカジノチップに対して追徴を命令しなければならないとし、それぞれ上告した。
常習賭博容疑の場合、スンリがラスベガスにあるカジノに8回に訪問し、1時間に10~20回にわたって賭博をしながら1回に2万5000ドルに達するお金を使ったことを見れば常習性が認められるというのが一・二審の判断だった。
追徴に関しては一審とは異なり、二審はスンリが借りたカジノチップが外国為替取引法上申告対象である対外支給手段に該当しないと見た。
同日、大法院が上告を棄却すれば、スンリは民間矯正施設に運ばれ収監される。
スンリは昨年9月16日に除隊する予定だったが、8月12日に一審で法廷拘束された後、兵長の身分で国軍刑務所未決収容室に収容されている。兵役法上、服務期間中に拘束されれば、除隊が保留される可能性がある。
判決が確定すれば、検察は、国軍刑務所近くにある驪州[ヨジュ]刑務所などにスンリが収監されるよう刑執行指揮を下すことになる。兵役法上、懲役1年6ヵ月以上の確定判決を受けた兵は自動的に転役となる。
◎共感メディア ニューシス cheerleader@newsis.com
※[ ]内は加筆
2022.05.26 Newsis
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