バーニングサン共同代表ら、「未成年者雇用」容疑、二審で無罪・減刑
登録 2022.12.16 15:34:28 修正 2022年12月16日 15:42:57
記事内容の要約
二審「管理・監督したと見るのは難しい」…2人無罪
1人は一審より減刑…懲役6カ月、執行猶予1年
[ソウル=ニューシス]チュ・サンチョル記者=2019年2月1日午後、最近クラブ内暴行事件が発生し、色々な容疑が浮上したソウル江南区クラブ「バーニングサン」の入口ドアが固く閉ざされている。2019.02.01. scchoo@newsis.com
[ソウル=ニューシス]キム・ジナ記者=未成年者雇用容疑で起訴されたクラブ「バーニングサン」共同代表イ・ムンホ(32)氏など3人が、控訴審で一斉に減刑された。イ氏を含む2人には無罪が言い渡された。
16日、ソウル中央地裁刑事合議2部(パク・ノス部長判事)は、青少年保護法違反の容疑で起訴されたイ容疑者らバーニングサン元共同代表3人の控訴審宣告公判を開いた。
裁判部は、一審で懲役6ヵ月、執行猶予1年を言い渡されたイ氏と元共同代表のイ某氏(49)に対して無罪を言い渡した。
また、別の共同代表だったハン某氏(39)に対しても、懲役6ヵ月、執行猶予2年が言い渡された一審の判断を変え、懲役6ヵ月、執行猶予1年に減刑した。
裁判所はイ氏などに対して「クラブ関連の運営陣会議を主宰し、未成年者が入店するかなどは確認したが、クラブガード(警護員)の雇用は他人に委任しており、議論がなかったと見られる」とし、「業務怠慢に対する責任があるが、ガード用役契約に対しては管理・監督の地位にあったとは見難い」と判決理由を明らかにした。
イ氏らは2018年3月末から同年10月1日まで、計21回にわたり当時満17歳だった青少年4人の年齢を確認せずにバーニングサン職員として雇用した容疑で起訴された。
ハン氏の場合、同年7月にバーニングサン営業社長として勤め、青少年保護法違反で警察取り締まりを受けることになると、当時出入りした未成年者に対し、営業停止が下された場合は被害訴訟を起こすと[未成年者を]脅迫した容疑も受けている。
裁判で彼らは、該当業務を委任しており未成年者雇用事実を知らなかったと主張したが、一審は、青少年有害業者の事業主として監督義務を疎かにしたとし、有罪判決を下した。
イ・ムンホ氏はバーニングサン運営の中で数億ウォン台の虚偽税金計算書を発行した租税犯処罰法違反容疑で2月、一審で懲役8ヶ月に執行猶予2年を宣告された。イ氏は麻薬投薬の疑いでも裁判にかけられ、2020年1月、最高裁で懲役1年を確定された。
◎共感メディア ニューシス hummingbird@newsis.com
2022.12.16 Newsis
https://newsis.com/view/?id=NISX20221216_0002126095&cID=10201&pID=10200
※[ ]内は加筆