【BS】KSK、申告者秘密保障義務に反したとして国民権益委員会より告発される | SR記事訳

SR記事訳

備忘録目的

[単独]「チョン・ジュニョンの『黄金フォン』を暴露した人」…「バーニングサン」初の情報提供者、告発された

入力2023年02月15日 午後5:12  修正2023年02月16日 午前12:34 
ユ・ドンジュ記者



バーニングサンの最初の情報提供者であるキム・サンギョ氏が、ソウル汝矣島で開かれた行政安定委員会の行政安全部、中央選挙管理委員会、警察庁、人事革新処の総合監査に証人として出席し、議員の質疑に答えている。/写真=ホン・ボンジン記者hongga@

「クラブバーニングサンゲート」に関して高位権力層との癒着疑惑を初めて提起したキム・サンギョ氏(31)が、歌手チョン・ジュニョンのいわゆる「黄金フォン」情報提供者に関する身元を公開したという疑惑で、国民権益委員会[以下、権益委]から告発措置されたことが確認された。

15日のマネートゥデイ取材を総合すると、権益委は昨年11月末にキム氏を検察に告発することを決めたという。キム氏が、公益申告者保護法にともなう申告者秘密保障義務に違反したという判断からだ。キム氏は昨年2月中旬頃、デジタルファイル復旧業者A氏がチョン・ジュニョンの携帯電話フォレンジック(証拠分析)情報を権益委に公益申告した当事者であるという旨の内容を、自身のインスタグラムアカウントに該当掲示物として載せた。

バーニングサンゲート当時、チョン・ジュニョンの携帯電話ファイルの流出元として名指しされたソウル江南所在のあるフォレンジック業者は、警察の押収捜索を受けたりもしたが、公益申告者が誰なのかについては知らされなかった。

権益委の調査結果によると、キム氏は2021年末、フォレンジック業者のA氏が、バーニングサン事件の初期から自分の助けを借りて数件のスクープ報道で有名になった地上波芸能記者のカン某氏と親しいという話を芸能関係者のB氏から聞くことになった。キム氏は事の真偽を確認するため、昨年2月、芸能記者のカン氏に電話をした。しかし、カン氏は返事を避けて電話を切ったという。

その直後にキム氏は、A氏が自分のことを「信じられない人」などのような悪口を言っているという話を聞き、これに対する抗議としてA氏の身の上に関連した内容をインスタグラムに載せたと権益委に話した。インスタグラムに掲載された掲示物には、フォレンジック業者のA氏が特定政治勢力と連携しているなどの表現もあったという。これに対しA氏は、権益委に自分の身元をキム氏がインスタに公開した事実を知らせ、刑事処罰を要求する内容の苦情を提起した


性関係動画の不法撮影やメッセンジャー団体のチャットルームなどを通じて共有した疑惑を受けている歌手チョン・ジュニョンが、仁川国際空港の第2旅客ターミナルに入国している。ソウル地方警察庁広域捜査隊は性暴力処罰法違反(カメラなどを利用して撮影)の疑いでチョン・ジュニョンを立件した。警察は近いうちにチョン・ジュニョンを被疑者として呼んで調べる方針だ。2019.03.12/写真=キム・チャンヒョン記者chmt@

昨年に権益委に出向いたキム氏は、A氏の身元を公開した理由について「バーニングサンゲートによって、権力層への不正捜査につながる機会が絶たれ、チョン・ジュニョンと歌手スンリ(本名イ・スンヒョン)の逸脱について捜査がなされるようになった」という趣旨で述べた。そして「A氏がむしろ私に対する悪口を言っていて、これに対する抗議目的で[掲示物を]上げたのだ。このようなことさえさせないのは不当だ」と反論したりもした。

特にキム氏は、自分がバーニングサンゲートを初めて公論化したのに、権益委はA氏だけを保護し、自分を保護しないことに対しても失望感を示した。さらに、A氏が自分のことを秘密裏に調べ、悪口を言うことに対しても公益侵害と見て、権益委に調査してほしいと要請したりもした。

一方、キム氏と共に権益委によって告発された芸能関係者B氏は、2020年1月頃に、有名歌手K氏の自宅で芸能記者カン氏とA氏などに会ったことがあると述べた。権益委の調査で公益申告者のA氏について知った過程を尋ねると、B氏は、芸能記者のカン氏にカカオトークのフォレンジック資料などを提供する業者として[A氏を知った]だけで、公益申告者であることは知らなかったと答えた。

B氏は芸能記者出身のYouTuberキム某氏からフォレンジック業者A氏という人物がいるという話を聞いたあと、記者のカン氏と一緒に歌手K氏の自宅で会った人物がそのA氏であることをインターネット検索を通じて顔を確認し、それから知ったと述べた。


(チョルウォン=ニュース1)キム・ジンファン記者=グループBIGBANGの元メンバースンリ(本名イ・スンヒョン)が9日午後、江原道鉄原郡東松邑(カンウォンド・チョルウォングン・トンソンウプ)の陸軍第6師団の新兵教育隊に入所している。スンリは昨年初めに浮上したクラブバーニングサン事態と関連して、同年5月と1月に2度の拘束令状実質審査を受けたが両方とも棄却され、在宅起訴状態で取調べを受けてきた。当時、スンリは捜査を理由に現役兵入営演技院を兵務庁に提出しており、兵務庁がこれを受け入れ入営が延期された経緯がある。これにより性売買斡旋・海外遠征賭博などの疑惑で起訴されたスンリ裁判は軍事裁判所に移管される。2020.3.9/ニュース1

バーニングサンゲート当時、権益委に公益申告されたチョン・ジュニョンの携帯電話フォレンジックファイルから「性関係盗撮」などが発見され、捜査[が開始される]発端になった経緯がある。当時、関連報道と捜査機関などによると、チョン・ジュニョンは元彼女の身体を密かに撮影した容疑で2016年9月に取調べを受けることになり、私設業者にファイル復旧のために自分の携帯電話を預けた。この会社でフォレンジックされた携帯電話ファイルは、チョン・ジュニョンが元彼女の身体を強制的に撮ったり、密かに撮ったりした映像がないことを立証するための目的で、チョン・ジュニョン側弁護人が警察に証拠資料として提出したことがわかった。結局、検察捜査の結果、元彼女の誤解によるハプニングという結論で「無罪」処分が出た。

ところが、そのデジタルファイル復旧業者は、2016年にフォレンジックしたチョン・ジュニョン携帯電話ファイルをUSBに入れて3年余り保管していた。そうしているうちに2019年、バーニングサンゲートが勃発すると、権益委の非実名代理申告制度を活用してパン・ジョンヒョン弁護士を代理人として立てて公益申告した。この業者は先立って「セウォル号惨事」で亡くなった犠牲者の携帯電話の使用記録などを復元することに成功し、有名になったところだった。バーニングサンゲート当時には警察によって押収捜索を受ける場面がマスコミに出たりもした。結局、権益委に渡されたチョン・ジュニョン携帯電話ファイルは検察捜査の重要な証拠となり、以後チョン・ジュニョンとスンリなどに対する捜査と裁判につながった契機となった。




不法撮影物流布の疑いが持たれている歌手チョン・ジュニョン氏が過去に携帯電話修理を任せた私設修理業者に対して警察が押収捜索を進めている。写真は同日、ソウル江南区所在の携帯電話私設修理会社に入る警察。2019.03.13/写真=ニュース1


ユ・ドンジュ記者(lawmaker@mt.co.kr)

 

 

※[ ]内は加筆

 

 

2023.02.15 マネートゥデー