スンリはその日「バーニングサン」にいた?いなかった?
入力2019.01.30 午後10:39
修正2019.01.31 午後1:55
「偉大なスンツビー」。人気グループBIGBANGのメンバーであるスンリ(イ・スンヒョン)の別名です。1920年代のアメリカの「黄金時代」の象徴であるギャツビーとスンリの名前を合成したニックネーム。年相応でない事業の手腕と愉快に人生を楽しむ姿に、人々はギャツビーを思い出し、いつの間にか人気グループBIGBANGのメンバーのスンリには「成功した青年実業家」というイメージがつきました。
華やかなイメージのもとには、スンリが役員として参加した江南のクラブがありました。クラブの名前は「バーニングサン」。千万ウォンから1億ウォンにもなる超高級アルコールなどを販売したクラブは、瞬く間に江南の有名クラブとして浮上し、スンリも、TV芸能番組などで自分のクラブを紹介するなど、間接的な広告効果をしっかりと享受しました。
このクラブの法人登記簿を見ると、イ・スンヒョン(スンリの本名)が社内取締役で登録されているようですが、最近辞任したことがわかります。
「華やかな城」のようだったクラブが、他の理由で人々の関心を集めています。発端は暴行事件でした。昨年11月24日の午前3時。クラブ客だったキム・サンギョ氏はバーニングサンの元役員に暴行を受けたと主張し、キム氏が地区隊に連行される際には、警察からの2次暴行を受けたという映像まで公開され、事態はさらに悪化ました。キム氏とクラブ側、警察の声明は、それぞれ食い違っています。警察は、大騒ぎするキム氏を制圧しただけだと主張します。キム氏も、暴行など7つの容疑で警察の取調べが進行中であり、キム氏を暴行したクラブ理事も取調べを受けます。
バーニングサンの暴行事件が知られ、スンリがクラブの役員として参加したという事実も人々の好奇心を刺激しました。しかし、沸き立つ関心にもかかわらず、スンリはどのような立場も表明していません。
写真出処:インスタグラム
そのように議論が続いている中、公開された一枚の写真が人々の注目を集めました。事件当日にクラブバーニングサンで撮影されたスンリの様子でした。メディアに誇らしげに見せるクラブ、成功した青年のイメージを作ってくれたその場で起こったことをスンリは知っていたのでしょうか?気になりました。
その答えは、KBSの取材陣が会ったクラブの元役員から聞くことができました。
クラブの元役員:「(暴行事故が起こった)その日、イベントがありました。暴行事件は遅い時間に発生し、その前に行った[去った?]のですが、イベントのためにスンリがクラブに来たことは知っています」
事件が起きた当時ではありませんが、スンリは事件当日、明らかにクラブにいたと言うクラブ関係者。人々の関心を集めた写真は本物であることがわかりました。
取材陣はまた、他のクラブの元従業員から、スンリが暴行のことを知っている可能性が高いことも確認することができました。従業員は、暴行事件が明るみになる2週間前の1月13日ごろ、日程を終えスンリが自分のクラブに入ってきて、このように話したと教えてくれました。
クラブの元従業員:「私が終わるころに、フィリピン公演から韓国に返ってきたスンリが、私たちを見るや否や「ここが取材されたの?」そう言ってました。「ここでガードマンが人を殴ったって聞いたけど?」とも言いながら入ってきました。それがすごくおもしろくて…」
それから10日後の1月24日、スンリはバーニングサンの社内取締役から退きました。クラブの監査を務めていた母のカン某氏も共に退きました。今回の議論が始まる4日前でした。
スンリとその母はどこにいるのでしょう?取材陣は、スンリが運営する弘益大近くのラーメン店を訪ね、スンリの父に会いました。しかし、父の答えは「息子がどこにいるか知らない」だけでした。「1年に一度か二度の息子の顔を見るだけ」という返事だけが返ってきました。
スンリの沈黙は長くなり、その間にバーニングサンをめぐる疑惑はさらに大きくなりました。クラブで麻薬が取引されているという疑惑から、女性客に対する性的暴行、警察との癒着疑惑まで。騒動が大きくなると、警察は、提起された疑惑に対して正式に捜査に着手しました。今、疑惑を事実確認する時間だけが残っています。
今回の沈黙をめぐり、実際のクラブ運営に関与していないスンリを芸能人だからという理由で過度に批判しているという主張も出ています。取材陣も警戒しなければならない部分です。しかし、スンリがクラブをメディアで宣伝することで得た人気の責任も大きいということは明白でしょう。スンリの沈黙が残念な理由です。
カン・ビョンス記者(kbs0321 @ kbs.co.kr)
2019.01.30 KBS
※[ ]内は加筆