安倍派裏金、起訴見送り問題 | tokaiama20のブログ

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 自民党には大きく分けて二つの派閥がある。清和会と経世会だ。
 清和会とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%92%8C%E6%94%BF%E7%AD%96%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A

 戦後、岸信介(戦前の満州・朝鮮経営トップ)がCIA工作員になることと引き換えに、死刑が約束されていたA級戦犯から解放され、アメリカのスパイとして戦後保守政権の基礎を築いた。
https://www.kinoshitayakuhin.com/blog/63334/ 

 岸は政界復帰後、鳩山一郎と示し合わせてCIAの指示どおり、強力な反共政権を構築するため日本自由党を鳩山一郎とともに結成した。
 これが1962年に福田赳夫らによって結成された自民党清和会の源流となった。

 日本民主党の「反吉田茂」路線を起源に持ち、親米を基調としながらも自主憲法論・憲法改正論を唱え、再軍備に積極的で、韓国の朴正熙や文鮮明とともに、「国際勝共連合」を結成した。
 清和会人脈は、歴史的に、韓国と非常に密接な関係を持っていたので、1953年、韓国李承晩政権が竹島漁民50名を殺害して竹島を強奪してからも、日本政府が強力な抗議活動をしていない理由も、清和会人脈の圧力と考える人も多い。

 2008年、清和会の主流は安倍晋三派閥となったが、資金力の弱い議員が多く、それが世界平和統一家庭連合(統一協会)との関係やパーティ券販売のキックバックを利用した裏金作り疑惑の土台となった
 清和会(安倍派)は、安倍晋三射殺事件によって、統一教会との密接な協力関係を暴露された。

 清和会は、詐欺的な人間性が不評でありながら、長期政権を続けた安倍晋三のバックボーンであり、統一教会、文鮮明が、韓日統一帝国の王に就任させる予定で、清和会議員の選挙運動を徹底的に支え続けてきたといわれる。

 自民党安倍派、裏金キックバック問題の概要
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E8%B3%87%E9%87%91%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E5%8F%8E%E5%85%A5%E3%81%AE%E8%A3%8F%E9%87%91%E5%95%8F%E9%A1%8C#:~:text=%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%B4%BE%E3%81%AF2018%EF%BD%9E,%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%A8%E5%A0%B1%E3%81%98%E3%81%9F%E3%80%82

 安倍派においては、議員側が「中抜き」するなど、3つの手法で裏金づくりを行っていたことが関係者の証言により明らかとなっている。
 また、安倍派では少なくとも参議院議員選挙があった2019年と2022年に開いたパーティーについて、改選となる参議院議員に販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックした。

 2018 - 2022年の5年間で安倍派は約5億円のキックバックを行い、議員側はノルマを超えて集めた分約1億円を納入せずに懐に納めた。安倍派の直近5年間の裏金の総額は約6億円に上るとされる。
 二階派においては、直近5年間で約1億円のキックバックを行い、議員側はノルマ超過分約1億円を納入せずに懐に納めた。二階派の裏金の総額は約2億円に上るとされる。 
 裏金問題は2022年11月にしんぶん赤旗がスクープし、同月から東京地方検察庁への告発状が断続的に提出され、2023年11月2日に読売新聞が報じたことで表面化した。
 2023年12月、岸田文雄首相は安倍派所属の閣僚4人、副大臣5人を事実上更迭し、安倍派5人衆のうちの残りの萩生田光一と高木毅と世耕弘成も党要職を解かれた。

2023年12月段階では、検察は立件に乗り気で、現職議員の逮捕も示唆していた。

 安倍派の裏金化疑惑、東京地検特捜部が近く強制捜査…議員数十人に一斉聴取か 2023/12/14
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20231214-OYT1T50135/

 そして、とりわけ悪質性が強いといわれた池田・大野・谷川議員についても、池田議員が逮捕起訴、残りの二人も在宅起訴との報道があった。

 自民・安倍派の裏金事件で逮捕の池田佳隆衆院議員に地元は憤り「上の立場しか見ていなかったのでは…」2024年1月8日
  https://www.nagoyatv.com/news/?id=022401

 だが、2024年1月段階になって、突然、悪質性の強い安倍派幹部についても、立件、起訴見送りという報道が駆け巡るようになった。

安倍派「裏金」事件、幹部7人を不起訴へ 東京地検 自民政治資金問題 2024年1月16日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE130RK0T10C24A1000000/

 検察特捜内部での著しい方針の揺らぎは何を意味しているのだろう?
 実は、安倍派幹部不起訴報道の発信源は、検察ではなく、岸田官邸からだとの報道があった。

  NHK・毎日が安倍派幹部「立件断念」報道のウラ側…検察ではなく官邸筋から情報リークか 2024/01/15
  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/334695

  安倍派幹部「裏金事件」立件見送りはシナリオ通り? 派閥ガタガタで岸田首相は目的達成か 2024/01/17
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/334769

 岸田政権が安倍派の弱体化を求めて、検察と取引したというような内容なのだが、これは違う。本当は、最強の議員数と権力、行政機関への影響力を誇る、安倍派が森本宏検事ら、検察反安倍派への強力な反撃を開始したとしか受け取れない。

 何度も書いてきたが、安倍晋三は、首相在任9年間で、官邸による行政権力への強制介入を繰り返し、検察・裁判所・警察の法務権力を私物化しようとしてきたのだ。
 
「国葬にされた偉大な政治家」安倍晋三がやろうとしたこと 2024年01月05日
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6100526.html

 安倍官邸の主力は主に警察官僚と経産官僚で占められていた。だから、安倍ヨイショ記者であったTBSの山口敬之記者による 伊藤詩織さん強姦事件でも、警察官僚の中村格が権力を使って警視庁に指示を出して事件をもみ消した。
 この功績で、中村格は後に警察庁長官に就任した。

 また、最高裁の判事を、すべて自分の息のかかった(原理研出身?)者に変えて、このためフクイチ関連裁判など政府に都合の悪い裁判は、すべて政府よりの判決にすり替えられた。
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5938057.html

 極めつけは、(原理研出身)の黒川弘務検事を、安倍晋三が直々に定年規定を無理に曲げさせてまで検事総長に起用しようとした。
 また、河井買収事件で逮捕された河井(元法務大臣)夫妻は、日本統一教会の最高幹部だったと、副島隆彦が暴露した。黒川事件の本質は、実は統一教会が日本の法務行政を独占支配するための最後の謀略だった。
 https://ameblo.jp/beauty-syoukai/entry-12754417858.html

 「きなこのブログ」というサイトで、副島隆彦氏の見解を取り上げておられました。それによると、以前に買収で逮捕された河井克行元法相は「日本の統一教会の最高幹部」、案里夫人も同じく「大幹部」とありました。

 河井克行元法相は、韓鶴子「お母さまに献げる会」1万人集会の主催者でもあったようです。河井氏が法相になった時「これで法務・検察の上に立った」と述べたことは、個人的野心以上のものがあったのだと今、理解できます。

 さらに賭けマージャンで失脚した黒川弘務検事長は、統一教会の検察官約100名のトップだとも。検察の例外だった63歳定年延長を持ち出し、閣議決定で黒川検事長を次期検事総長に据え、河井夫婦への追求を不起訴処分にし、ひいては「安倍晋三が逮捕されないための布石」にする計画は、法曹内の統一教会の意思だったとあります。

 おまけに無茶苦茶な答弁をしていた森雅子法相も、なんと統一教会関係者だったとなれば、あの時国会で見せられていた司法の崩壊劇は、統一教会に乗っ取られた姿だったわけです。

 結果的に非統一教会の主流派が安倍首相と黒川検事長の思惑を阻止しました。
 ブログではさらに、小池百合子も統一教会の7男・文亨進派であること、安倍晋三は「“聖母さま”の韓鶴子と3男坊の文顕進派の主流派である」ことを指摘しています。
 日本の国民が不幸になることを積極的に進めてきた自民党政権の真の姿が、はっきりしました。
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 引用以上

 上に紹介された事実を、私もブログのなかで何度も書いてきた。
 1980年代に中曽根政権が、原理研のキャリア組選挙運動員を法務省、防衛省、文科相、経産省などに大量にキャリア官僚として送り込んだ。
 ちょうど、それから40年近くを経て、大半の原理キャリア組が、各省庁のトップクラスになっているのだ。

 検察庁にも、統一教会員検事が約100名送り込まれ、黒川弘務がそのトップだった。
 ところが、非統一教会主流派の森本宏や前長官の稲田伸夫らが、この事実に気づき、反撃を開始し、黒川検事総長就任をギリギリのタイミング(賭け麻雀の摘発)で阻止した。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%9C%AC%E5%AE%8F

 今回の安倍派政治資金問題摘発は、実は、森本や稲田らの、反統一教会戦争の開始だったと、すでに何回か書いた。
 だが、検察官は、総数で2700名ほどいるのだが、統一教会(原理研出身者)が、少なくとも100名以上は確認されていて、実際には、はるかに多いともいわれ、しかも、その多くが年齢的に検察組織のトップに集中している。

 森本らは、その検察トップに君臨する統一教会組との戦争を強いられている。
 統一教会は、安倍派議員と、骨髄血肉に至るまで密着し、その選挙活動を担ってきた。
 今回の安倍派幹部起訴見送り問題は、その最先端の鬩ぎ合いの結果かもしれない。

安倍派幹部7人不起訴へ 共謀認定できず、大半議員も立件見送り方針 東京地検1/17(水)
  https://news.yahoo.co.jp/articles/9c682c6152bc908824c79b48622726982cce4840

 つまり、東京地検内部には、安倍派と癒着した統一教会系検事がワンサカいるわけだ。彼らは、まだ検察の主力であり、トップの地位を占めている。
 そして、岸田文雄政権にも統一教会との癒着の強い疑いがかけられていて、安倍派を権力を使って守ろうとしている可能性が強い。
 そもそも岸田文雄の後援会長は、統一教会の大幹部だったのだ。
 
「日韓トンネル建設を推進」岸田文雄首相の後援会長は「統一教会」関連団体の議長 「週刊文春」編集部 2022/08/23
https://bunshun.jp/articles/-/56834

 岸田文雄が、自分で言っているように統一教会と無関係であろはずがない。この人物は統一教会の傀儡首相であり、だからこそ、解散命令を出そうとしている文科相に、統一教会と癒着した盛山 を就任させた。
  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329114
 統一教会解散請求は、表向き、推進しているように見せかけて、実はまったく遅滞している。たぶん文科相は、いろいろ理屈をつけて解散を実現しないだろう。
 もしも実現したなら、韓鶴子に呼び出されて「再教育」させられるのだから。

自民党は本当に、旧統一教会との関係を断てるのか? 内部点検のみ、接点あった議員を重用しているが… 2023年10月12日
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/283358

 自民党岸田政権は、「政治刷新本部」なる茶番劇を始めた。
 
議論「非公開」にしておきながら首相「民主主義を守る」 自民の政治刷新本部、会場周辺から報道陣締め出し 2024年1月16日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/303147

  自民党政治刷新本部なる岸田肝いりの新組織は、38名の自民党議員で構成されるとする。裏金問題を繰り返さないで刷新を図るという理屈だが、「刷新」という意味は、裏金悪徳議員を切り捨て、排除するという意味が含まれているはずだ。
 だが、この組織には、安倍派の10名もの裏金利権議員が含まれているのだ。
 
泉房穂氏 岸田首相、政治刷新本部に“還流”安倍派最大10人に「何が問題かわかっているのかなぁ…」1/14(日)
  https://news.yahoo.co.jp/articles/01356763fdd3ee0ce0af5a20183602e3b49c973e

 つまり、泥棒を捕まえる組織の主役が泥棒なのだ。
 
泉房穂氏「“政治刷新本部を刷新する本部”がいる」「解消すべきは派閥やなくて自民党そのもの」2024年1月14日
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401140000314.html

 この凄まじい下劣さ、腐敗のなかの腐敗が、岸田文雄の本当の正体である。