気がつけば、精神科医になって30年以上がたちました。
自分ではそんなに長くやってきたという実感はありません。
若い頃のことを思い出すと、ついこの間のような気もします。
こうして改めて自分の経歴を眺めてみると、大学病院にいたり、
大学院に行ったり、アメリカで研修したり、いくつかの病院で働いたり、
最後には自分でクリニックを始めたり……。
その時その時は、それほど先のことを考えていたわけではありません。
ただ、その一つ一つを振り返ってみると、
「あの時の経験が、今の自分につながっているんだな」と思うことがあります。
そんなことを、これから少しずつ書いてみようと思います。