精神科医になった頃の自分に、今なら話せること | 福岡市早良区百道浜の精神科・心療内科 メンタルクリニック百道浜 オンライン診療|A Japanese Psychiatrist’s Perspective

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精神科医になった頃の自分に、今なら何を話すだろう。

定期的に通院しているから、それでいい。

きちんと薬を飲んでいるから、大丈夫。

そんなふうに考えていた時期もあったと思う。

もちろん、薬をきちんと飲むことも、定期的に診察を受けることも大切だ。

でも、長く精神科の仕事をしてきて、少し違うことも思うようになった。

薬を忘れる日があってもいい。

診察のことばかり気にしなくてもいい。

病気のことをいつも考えていなくてもいい。

もう少し気楽でいいんじゃないか。

もう少し、自分の好きなように生きてもいいんじゃないか。

「ちゃんとしなければ」と思いすぎなくてもいい。

精神科医になったばかりの自分に、今ならそんなことを話してみたい。

治療は大切だけれど、治療のために生きているわけではない。

薬を飲むことも、通院することも、その人が自分らしく生活するための一つの手段なのだと思う。

だから、もっと気楽に。

もっと自分を自由にしていい。

長く精神科医をやってきた今、そんなふうに思うことがある。