「東日本大震災」ボランティア活動の報告5月16日現在の進捗状況
昨日に引き続き残って頂いた斉藤さんと一緒に品井沼と東松島に物資をお届けしました。
東松島では物資をお届けした時に地域の方々が協力しあって皆さんで公園の泥かきをしていました。
比較的時間に余裕が有った為、私達は是非一緒に泥かきをさせて頂きたいと申し出て地域の皆さんと一緒に公園の泥かきをさせて頂きました。
私は、今まで津波の映像を見る度に「どうしてあんなに波が黒かったのか?」とずっと疑問に感じていました。でも、今日でなぞは解けました。あの黒さの正体は、海底のヘドロだったんですね。
普通にして居ると、すでに日にちが経って表面が乾いているせいか、始めの時に来た時より匂いもほとんど無かったのですが、ひとたびスコップを入れると、その瞬間に何とも言えないヘドロの匂いを鼻をつきます。
そして、硬い粘土質。
さらに、ずっしりと感じる重量感。
普通の土を掘ったりするのとは訳が違うと実感しました。
重くて、硬くて、臭い。
泥かきだけでも一苦労なのに、土嚢袋に詰めて更に運ぶの繰り返し・・・
やれども、やれども。。。。
手はパンパン、腰はピキピキ。
これは正直キツイ!!
私達はスポットでのお手伝いだからいいですよ。
でも、住民の方々は手が空いてる時に、手が空いてる限り毎日ですよ?
私はそう考えたら、言葉が出ませんでした。
お昼過ぎに泥かきを終了し、登米市へ。
登米市の各省庁に書類のお届けと挨拶をすませ今回の滞在予定は終了。
帰りがけに多賀城に立ち寄り、帰郷しました。
「東日本大震災」ボランティア活動の報告5月15日現在の進捗状況
トラックに皆様の物資を積んだまま、まずは名取市の「ゆりあげ朝市」に参加。
(トラック協力「有限会社松本商店」様)
今回、私達は全て無料にて出店参加させて頂きました。
事前に名取で活動をして居る太田さんのおばあ様にこしらえて頂いた草もちと当日作ったあんこ餅(約2000食)を無料配布。その他、綿あめの無料配布・こども達の描いた絵をその場で缶バッチにする無料イベント・シーバルク(大きなビニールシートを袋状にした物に空気を入れてその中で遊ぶ物で入場無料)を出店。
お餅を食べる笑顔。綿あめを食べる笑顔。缶バッチを作る笑顔。シーバルクで遊ぶ笑顔。
それぞれの笑顔を見れて嬉しかったです。
でも、忘れてはいけないのはこの笑顔の裏にそれぞれ抱えている物が有ると言う事・・・・
綿あめを並ぶ子ども連れのおばあちゃんが私に話しかけてくれてた話し。
「実はね、この子達は残された大切な宝物なの。この子はこの4月で1年生に成ったのだけど、この子達の父親は下の子とこの子を抱え上げたあと、自分は身体が挟まって出られないから先に逃げろって言って・・・そのまま焼け死んでしまったの。。。この子もその事が分かって居て、子どもながらに背負う物が有るんですよ。だからこうして私が少しでも外にと思って連れ出してるの。母親もまだ立ち直れなくてね・・・」
身振り手ぶりを付けながら丁寧に説明をしてくれたので各被災地の風景を見て居る私には風景が想像出来てしまい、涙をこらえながらおばあさんの話に耳を傾けました。
きっと、こうして話をする事で少しずつ割り切って行くんですよね・・・
白餅にあんこをかけた餅
なんとこの缶バッチ
シーバルクの中では子ども達が大はしゃぎ♪
朝市終了まぎわまで
綿あめには長い列。
朝市が終了後、太田さんの事務所にて遅めの昼食を頂き、持って来た物資を渡し、情報交換を含め現地の方々と今後の活動について倉庫内でプチミーティング。
七ヶ浜に移動し、残りの物資を全てお届け。
七ヶ浜で現地協力をして頂いて居る三浦さんファミリーと今回の活動協力の皆さん(撮影:森谷さん)
日々移り変わる現状を確認しに南三陸に行きました。
南三陸のベイサイドアリーナ近くには、コンビニ(ローソン)の仮店舗がオープン!
ここで今回一緒に活動をして頂いた烏山ミールの会の皆様、有限会社松本商店の皆様、中前さんファミリーが東京へ帰郷。
毎回のご協力感謝です!
「東日本大震災」ボランティア活動の報告5月4日現在の進捗状況
宮城県登米市嵯峨立小学校にて餅つきとけんちん汁の炊き出しをしました。
南三陸と登米市は隣街に位置し、多くの避難者を受け入れをして居る所です。
早朝、私の意向で今回炊き出しをする嵯峨立小学校に避難をされてる皆さんの地元、南三陸の現状を感じて欲しくて早朝5時に起床。一路、南三陸へ。
登米市に戻り、嵯峨立小学校に着くと早速炊き出しの準備。
避難所の皆さんとの交流も大切にしたいと、お声がけし地元の方々とけんちん汁の下準備。
はじめは、ぎこちなかった会話もいつの間にか笑い声が響く。
さすがお母さん達、手早くトントン拍子で準備が進み、予定には無かったメニューも登場!
そんなこんなで始まった餅つき、もち米を臼に入れる前から杵をかまえて待つお父さん。
とても胸が熱く成りました。
ちょっとした味付けや、作法、作り方とかが違ってあくせくする場面も有りましたがとても楽しいふれあいの時間に成りました!