2018年10月27日、福岡空港にて。
JL3512便で新千歳より飛来した、JALのB737-800・JA313J。
JALの国内線用B738・JA313Jは、5月にオールホワイトの姿になっているのがHNDで確認され、その後、その姿のままでテストフライトをする様子も目撃されていた。
そんな同機は7月20日付で日本での登録を抹消され、VQ-BDZというレジに改められて、12日夜にHNDから離日、ANC→SBDとフェリーされた。
同機は3月31日のJL588便（HKD→HND）を最後にラインアウトしていた。国交省航空局が公表した、同機の日本での抹消登録事由は「航空の用に供しない」とされている。同機の所有はリース会社になっているが、前記の事由から察するに今後は部品取り・解体なのだろう。
JA313Jは2008年6月に、当時のJEXで初度登録。2014年10月のJALとJEXの統合によりJALへ移るが、一貫して地方路線を中心とした国内線で運航されてきた。まだ機齢12年だが、世界的には737NGであっても退役が出てきている現実がある。
各航空会社とも、新型コロナウイルス禍の影響で需要が減り、便数を減らさざるを得ないなかで、機材の数を抑えようという方向に動いている。JALとしても経営的に厳しい局面にあり、固定費負担の削減を迫られる状況にある。
いろいろな環境や要因があっての退役劇、ということだと。
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