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辺縁前置胎盤の記録 ようやく

37w0d。入院96日目。
今日から正期産になる。

21w0dに大量出血してから11回大量出血と無数の出血を繰り返し、30wころは帝王切開確実と言われてた私も、ここまで来れた。医師に持つかどうか50%くらいと言われていた。
35wころから、経膣分娩も可能になった。
赤ちゃんもとても元気だ。
いよいよ誘発分娩予定日まで残りわずかになった。長かった入院生活が終わる実感がわかない。



辺縁前置胎盤の記録 コロナ渦の長期入院妊婦

36w3d。入院90日目。

6月8日の誘発分娩予定日までちょうど1週間。
今日の診察でも頸管長は問題なし。出血も1週間以上止まって落ち着いている。
子宮が下がって来たのか、食欲も戻ってきた。
血圧が少し低くてフラフラするが、体重も浮腫も問題なし。

無事出産できたら2、3時間おき授乳生活がやってくる。半年はまとめて眠れない。お腹の赤ちゃんに会えるのが、ものすごく楽しみだが、覚悟も必要だ。今のうちに寝ておこうと思う。

コロナ渦で入院している病院は、3月頭から面会制限、4月11日から面会禁止だ。
今、妊婦じゃなくても不安だし、妊婦にとっても、ものすごく不安な状況だと思う。先行きが見えない不安とか、仕事のこと、家族の感染リスク。立ち合い出産が出来なくなったことや、上の子の保育園の登園自粛。自宅で保育する苦労。

まして、自分の身体と赤ちゃんのことで入院にまでなっている妊婦は、何重にも不安が重なっている。
みんなお話しすると明るくしているが、入院中何度か声を殺して泣いている人が居るのが分かった。もしかしたら映画とかで感動して泣いているのかもしれないが、毎回そうではないだろう。
面会が出来た時期は、旦那さんや家族が病室に来てくれて、笑ったり愚痴ったりお喋りをして、外の世界の空気を入れて、それを吐き出す場所があったと思う。

緊急事態宣言が解除になって、東京もステップ1とか2とか言って緩和されていく。でもクラスターがたびたび起きている病院という施設の面会等は、緩和対象の項目にも記載が無いし、おそらく最後になるんだろう。経済にも影響がないし、健康な人達には関係ないことなんだろう。
コロナ患者を受け入れている病院なんて、医療従事者の負担にならないように、最後の最後なんだろう。

今入院している、これから長期入院する妊婦さんたちのために、一日も早く、家族と面会できるようになりますように。

辺縁前置胎盤の記録 大部屋と個室

36w2d。入院89日目。

わたしの入院している病院は都心寄りの大学病院で、個室の値段が高額なようだ。
個室は1泊33000円である。大部屋は7000円。
わたしは大部屋でも全然平気な人だが、個室を希望する方は結構な高額になると思う。

大阪の友達が個室で2ヶ月ほど入院していると聞いて驚いた。計算すると差額ベッド代だけで100万円近い。高額医療限度額があるから?とか色々考えてみたが、どう考えてももったいないと貧乏性なわたしは思ってしまう。
友達を質問責めにしてしまった。
すると個室代が、わたしの入院している病院の半額ほどの値段だった。納得。
やはり都心付近は出産費も医療費も相場が高い。

大きな病気をした事が無かったので、ここまで差があるとは思わなかった。
1人目は里帰り出産で、地元の山形の病院で産んだ。出産費用は妊婦検診費用補助金、出産育児一時金で全額賄えたと思う。
産休まで働いていたので、出産手当金、育児休業給付金も受け取ったと思う。あんまり覚えていないが、面倒くさい書類を沢山書いた記憶がある。

今2人目の分娩費用は70万円だ。無痛分娩希望なので+10万円で、分娩だけで80万円だ。
出産育児一時金が42万円とすると、およそ半分は自己負担ということになる。
里帰り出産ってリーズナブル…
都内にはもっと高額な産院がいくつもある。
お金が無いから2人目は作らないという方がいるのも納得だ。産んでからも膨大なお金が必要だというのに。せめてこの金額って一律にならないのかなと素朴に思う。
不妊治療の自己負担が減るような話が進んでいるとニュースでやっていたが、遅いよ政府と思った。