辺縁前置胎盤の記録 コロナ渦の長期入院妊婦 | ポリのブログ

辺縁前置胎盤の記録 コロナ渦の長期入院妊婦

36w3d。入院90日目。

6月8日の誘発分娩予定日までちょうど1週間。
今日の診察でも頸管長は問題なし。出血も1週間以上止まって落ち着いている。
子宮が下がって来たのか、食欲も戻ってきた。
血圧が少し低くてフラフラするが、体重も浮腫も問題なし。

無事出産できたら2、3時間おき授乳生活がやってくる。半年はまとめて眠れない。お腹の赤ちゃんに会えるのが、ものすごく楽しみだが、覚悟も必要だ。今のうちに寝ておこうと思う。

コロナ渦で入院している病院は、3月頭から面会制限、4月11日から面会禁止だ。
今、妊婦じゃなくても不安だし、妊婦にとっても、ものすごく不安な状況だと思う。先行きが見えない不安とか、仕事のこと、家族の感染リスク。立ち合い出産が出来なくなったことや、上の子の保育園の登園自粛。自宅で保育する苦労。

まして、自分の身体と赤ちゃんのことで入院にまでなっている妊婦は、何重にも不安が重なっている。
みんなお話しすると明るくしているが、入院中何度か声を殺して泣いている人が居るのが分かった。もしかしたら映画とかで感動して泣いているのかもしれないが、毎回そうではないだろう。
面会が出来た時期は、旦那さんや家族が病室に来てくれて、笑ったり愚痴ったりお喋りをして、外の世界の空気を入れて、それを吐き出す場所があったと思う。

緊急事態宣言が解除になって、東京もステップ1とか2とか言って緩和されていく。でもクラスターがたびたび起きている病院という施設の面会等は、緩和対象の項目にも記載が無いし、おそらく最後になるんだろう。経済にも影響がないし、健康な人達には関係ないことなんだろう。
コロナ患者を受け入れている病院なんて、医療従事者の負担にならないように、最後の最後なんだろう。

今入院している、これから長期入院する妊婦さんたちのために、一日も早く、家族と面会できるようになりますように。