英語と英会話を頑張る人へ  -2ページ目

英語と英会話を頑張る人へ 

英語圏在住の著者テリーによる英語表現、文法などの解説ブログ。アメリカ英語が中心となります。

日本人にはTheの使い方がなかなかわからないようです。英文を書く場合でも、英会話をする場合でも。まあこちらで生活していたら思う事なんですが、会話中のtheは間違ってもそれほど気にすることはありません。相手はわかってくれます。だけど、間違わないに越したことはないので、勉強しましょう。


あと、文章でのtheは意外とネイティブも間違えるんですよね。これは結構面白い。私の友人がその友人の論文作成をみていた(添削していた)ことがあって、「ここはaではなくtheを使うべきでしょ?」みたいな事を言っていて、「あ、同じなんだ」t思った事があります。ま、同じではないんですけどね(笑)。でもどちらをつかうべきかネイティブでも迷うところがあったり、イギリスとアメリカで微妙に違ったりすることがあるのは確かですが。


今日はtheについては1回目なのですが、日本人の皆さん(日本語話者、日本語ネイティブのみなさん)が混乱するところを解説したいと思います。


まず、"theは切り取る"という事を言いたいと思います。"theは切り取る"とはどういうことでしょうか?

例えば、連続するもの、連なるものがあるとします。良い例では「山脈」を考えてください。


山脈はmountainsですが、例えばこれが固有名詞化する場合、the XX mountains となります。例えば六甲山脈ならthe Rokko mountains です。でも、六甲山だけなら Mt.RokkoでThe Mt.Rokkoではありません。


これがどうしてか、という事について、先ほど言ったtheは切り取る、という事を考えてください。


山脈というのはずーっと続いているのです。その中に「六甲山脈」にあたる部分がある。そういうイメージです。だから六甲にあたる部分だけを「切り取って」theをつけているのです。


だから"the rokko mountains"になるわけです。


ところが、単に単独の六甲山の場合、既にその部分が独立しているというか、見ればわかるだろって感じでそびえたっていますから、固有名詞のMt.Rokkoだけでいいのです。


この考えは、例えばSeaでも同じです。日本海は海という切れ間のない大きく連なる塩水(?)の一部を切り取っているから、The Japan sea と the が必要なわけです。


なんとなく、イメージつかめました?



さて、前回はwill と I'm going to の違いの基本的な違いと、入れ替えてもそれほど意味が変わるわけではない、という話をしました。


しかし、入れ替えられないような場合もあるのです。

(入れ替えても、ネイティブに通じるかどうかという面では通じますが)


それは「意思」の要素が非常に強い場合です。


昔の映画で、ターミネーターというのがありました。その中で、アーノルド・シュワルチェネッガーの扮するターミネーターが、一緒にいる少年に言う言葉で "I'll be back." というのがありました。


ある一定の世代以降の人には「あー懐かしい」というところかもしれません(笑)。


で、これはターミネーターが少年を残して敵を倒しに行かなければいけない時に、少年に対して言うものです。

ここでなぜwillが使われるのかをちょっと考えてみてください。


そうです、Willは意思なので、「絶対戻ってくるぜ」というようなニュアンスになるんですね。


他には、例えば今では慣用的に挨拶表現になっている See you later! のもとの表現であるI'll see you later. を考えましょう。(これは本来 I'll see you later. の省略である事は知っておきましょう)


この場合も、後であなたに会う意思がある、という事が表徴されるわけです。後であいましょうね、と。I'm going to see you. だと、意思のあるなしにかかわらず、状況的にそうなるだろう、というようなときに使うのです。


Will が元々「意思」と言う意味がある事を把握したうえで考えると、両者の違いがみるみる明らかになってきます。




Will と Going to はどのように違うのでしょうか?

ネイティブに聞いてみたら、「置き換え可能」と言われます。確かに置き換え可能ではあるんです。細かい文法書がごちゃごちゃ言っていても、入れ替えたところで意味がそれほど変わる訳ではありません。未来について語っているわけです。例えば


I will see Kenji tomorrow.

I'm going to see Kenji tomorrow

では、基本的に未来に起こる現象は同じです。


しかし、ここには細かいニュアンスの違いがあり、このニュアンスの違いを知っていると、Willの方が適切か、am going to の方が適切なのか、という事がわかるのです。


まず、will という単語を考えてみましょう。


これは、単独では「遺言」とか「意思」という意味があります。つまり、自分が強くそうしたい、と思っている事柄を表わす単語である、という背景があるわけです。


そうしますと、I will see Kenji tomorrow. という文章は、Kenjiと会う意思がある事がより強調されるわけです。I'm going to see Kenji. の場合は、会う意思があるというよりは、そのような予定です、というニュアンスが強いわけです。


だから、

I'm going to China in August. だと、既に8月に中国に行く予定になっている時に使い、I will go to China in August. だと、8月に中国に行くつもりなのだ、という意味になるんです。


このような場合、実はそれほど違いが強調される事はありませんので、ネイティブもそれほど考えず入れ替えて使っています。だから、別に入れ替えても問題になる事はほとんどありません。


しかし、この2つの違いが重要になる時があります。

それはどんな時でしょうか?


それをこれから見ていきましょう。