TOEFL 60を80に、短期間で上げるには!? | しけんや英語塾 公式ブログ ~Teaching TOEFL is my life~

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TOEFLの全てを、TOEFL準備をしている全ての人に、「留学のための しけんや英語塾」主宰のTOEFL受験コンサルタント 四軒家忍が語ります。本格的にTOEFLを教え始めて、20年ほどになります。全ての経験と知識を書いていきます。

みなさんこんにちは。

留学のための しけんや英語塾主宰、TOEFL受験コンサルタントのしけんやしのぶです。

今回もご訪問いただき、ありがとうございます。

 

 

切羽詰まった人以外には、ほぼ無関係のお話しです。

 

今、60以下くらいのスコアの人が、なんとか80を超えたい!となると、しかもそれを短期間で出したい!となると、どうすればいいのか、というお話しです。

 

ですから、英語の能力を上げる、というよりは、スコアを上げる、ということですね。そのお話しです。

 

ただ、それが、結局は英語の能力アップにもつながる、という、なんだか摩訶不思議なお話しです。

 

まず、個人的に、やってもいいけれど、時間的にどうかなー、と思うのは、英文法をしっかり勉強しなおすこと、です。けっこう時間がかかるうえに、どのように実際のTOEFLの問題で役に立っていくのか、を考えると、ちょっと厳しいですね。英文法の、たとえば穴埋めの問題がある、とか、そういうところで1点でも2点でも積み重ねられるようならいいんですけど、そういうのないですからね、TOEFL。ちょっと現実的ではないかもしれません。

 

では、Reading passageをしっかり辞書を引きながら読み進めるか、ということになるのですが、これは、現在60に満たない人には、ちょっとやれそうにありません。どうして60に満たないか、というと、これまでの基礎的な英文法やら、英単語など、そして長文を読むスキルを磨いてきていないか、忘れたか、ということだろうからです。(これは、エリートビジネスマンのTOEFL受験初期によくみられるレベルです。)

 

だから、真正面からReading sectionに立ち向かうと、撃沈します。

 

そこで、オススメなのが、Listeningです。

あれもけっこうなレクチャーなのですが、あれを聞くのではなくて、読むんです。

 

あれを辞書を引きながら、ちまちま読んでいって、普通にそのListeningの問題に答えていくんです。Listening sectionは、パッセージ(レクチャー)も、問題も、Readingに比べると圧倒的に易しいですから、60点程度の人なら、辞書を引きながら読むのにちょうどよいと思います。とくに、会話文のほうとか、ね。

 

これなら、挫折はあまりありません。

 

と同時に、単語も増えるし、知識も増える、長い英文にも慣れる(1つのレクチャーは、およそ1000語あります!)と思いますし、そのうえ、わかった英文を聞くことができる!(当然!もともとレクチャー)。

 

すごくないですか。

 

これをしっかりこなしてみてください。Official Guide, Official Test (vol. 1, 2)のListeningだけを「読みましょう」

 

読んで、何度も聞いたら、今度は、見ないで聞くだけしましょう。それを聞きながら、ポイントになるところをメモしてみてください。きっとできますから(だって、最初から内容知ってるもん)。

 

これを繰り返していくとよいです。

 

で、どれだけ聞けるようになったかな?どれだけ読めるようになったかな?どれだけポイントをとらえることができるようになったかな?

 

をテストするのが、Writingのintegrated task、Speakingの2、3、4番になります。

 

これらも、基本は、「読み物」としてこなしていってください。内容を理解するための単語・文法・構文・背景知識を得ましょう。そしてポイントをメモしましょう。結果として答案を上手に作れる必要はありません。ただ、ポイントを「たどたどしい英語で」書けたり話せたりすれば、相当のスコアが出ます(ほんとです。びっくりするほどのスコアになります)。20点欲しいですか?あったら夢ですか?23くらい出ますよ。そんなレベルなんです。

 

そして、この「たどたどしい英語で書けたり話せたり」するための練習も、同時に進めることが必要です。それが、

Writingのindependent taskになります。

 

これはぜひ練習してください。

どんな練習をするか、というと、

 

とにかく、どんなちょろい英語でもいいから、どんなに意味不明な英語があってもいいから、このお題について書いているんだな、ということがわかる程度の英語で、30分で、300語以上とにかく書けるようにする、という、意識改革を伴う練習です。

 

60点くらいの人で、Independent writingが300語を超える人はいません。

 

それは正しい英語を作る知識が欠如しているのにもかかわらず、正しい英語を作ろうとしているから。

それは、うーん、次は何を書けばいいんだろう、と考えてばかりいるから。

 

これらをやめて

①ライティングの答案は、正しい英文は求められていないし、

②何を書いても自由だし、

③とにかく300語書くことに意義がある

 

と思っておいてください。(ウソですけど、でも、即効性が必要なら、そして80程度でいいなら、そうするべきです。)

 

これができるようになると、70台後半には届きます。

 

で、ここから、どれかのセクションに絞って対策をしましょう。技能を磨くので、SpかWrがいいと思います。手っ取り早く、Spの1番(familiar)などいかがでしょう。これを上のライティングの方法で、とにかく45秒しゃべるだけ、という戦術をとると、Sp20くらいはもしかしたら出るかもしれません。

R16, L22, Sp20, Wr22

で、80になります。

 

これが、現状英語の基礎がしっかりしていない人(ほとんどだと思いますけど)が、短期的にスコアを上げるためのひとつの方法だと思います。参考になりましたら。

 

以上のお話しを動画でしました。

こちらになります。

 

 

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