みなさんこんにちは。
留学のための しけんや英語塾主宰、TOEFL受験コンサルタントのしけんやしのぶです。
今回もご訪問いただき、ありがとうございます。
先日はこちらで、integrated writing taskからの、Speakingの練習についてお話ししましたので、ぜひ参考にしてくださいね。特に、TOEFL100前後の人には、よいSpeakingの練習になると思います。また、TOEFL80くらいの人にとっては、書く練習としても非常によいと思います。
そこで言い忘れたことなんですが、多くの受験生は、Speaking(というかWritingでも)で、ちょっと英語のレベルを上げすぎなんですね。もうすこし、レベルを落とさないと、fluencyとaccuracyおよび、内容を網羅すること、ができなくなります。
どうしても簡単な英語になると、
Tom is tall.
みたいな英文がイメージされるのでしょうか、なかなか
[なになに] is [なになに].
でいいよ、と言っても、言ってくれないんですね。
でも、実際のTOEFLのSpeakingでは、この程度の英語しか試されないし、これ以上のことを言おうとするのは現実的でもない、ということがとっても多いんです。
Formaldehyde can be harmful.
ですよね。この程度なんです。「ホルムアルデヒドは害になることがあります。」
これって、これ以外の英語構文で言うほうが面倒くさいです。
これをたくさん連ねていくと、TOEFLの答案になります。
It is a carcinogen.
とか。単純に単語がちょこっと(受験生にとっての)非・日常的な語になった(けれど、テレビとかには普通に出る程度の日常語)だけですね。
Cancer can develop.
これくらいを立て続けに12こくらい言うと、23~26点くらい行くと思います。
これを超える人(つまり、すでに少なくとも20以上の人)は、これに、多少小細工をしていきます。
Formaldehyde is considered a carcinogenic substance that can develop cancer. (ちょっと意味ダブってますけど)って感じです。
最初にご紹介した動画では、すでにwritingで書いた後にそのメモを見ながら言う、という練習でした。つまり、書いたときには、この文(is considered…)になっているんですね。
これをその直後に話すので、おそらくは、まだis consideredが残像にあることでしょう。で、この英語がまずは口をついて出てくる可能性が高いんです。
そうやって、話す英語のクオリティが、だんだん、(自分が)書く英語のそれに近づいていきます。
そこそこのスコアの人にとってのよい練習である、というのは、そういう意味なんです。最初からすごいことを言う必要はないので、まだそこまでに達していない人は、(動画の最初でもちらっと言いましたが)、自分は、このメモを「話す」となったら、どんなふうに単純に話せばいいのかな、という気持ちで、どれだけ簡単に話すことができるか、を意識して練習してみてくださいね。そうすれば、80くらいの人でも、立派に話す練習として成立すると思います。
Speakingのために活かす方法としては、
メモをできるだけ詳しくとって、あとは is でくっつけたらおしまい!
くらいにしておくことです。
そうすると、もう簡単にisでくっつけてどんどん言えますよ。
けれど、それを録音して聞いてみてください。
むっちゃすごい内容を言ってますから。
それがSpeakingでスコアが出る答案になります。
そこまでいけるようになったら、今度はそれを(多少かっこつけて)「書いた直後に」、同じメモを見て言ってみます。先ほど書いたように、残像がありますから、ちょっとレベルの高い英文となって、口からでてくることでしょう。
これを繰り返すことで、話す英語のレベルがだんだん上がっていきます。
ただし!!!
最初は、たくさんメモをとってisで結ぶ、という戦略で練習してくださいね。これでSpeakingは完全に攻略できますから。(これをやらない受験生はとても多いです。いきなりライティングレベルの英語を口にしたがる。そうなると、英文自体がもはや維持できないから、結局言ってることもわからない、ということになります。。。気を付けて。)
ちょっとややこしくなりましたが、それだけ、特にSpeakingの苦手な人にとっては、writingとspeakingでは気を使った練習が必要だ、ということなんでしょうね。
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