いたわる】(^_-)-☆たいせつなキーワード | todakaclのブログ

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呼吸器内科開業医(救急救命15年/呼吸器40年)
折々につぶやき珠に【大声カモ(*'▽')
当面【gooブログ】で消失した過去ログ掘削が主です

きたえる】んじゃなくて【いたわる

って選択肢を持ったほうが良いと長年のおつきあいの患者さんによく勧めます。

 

こちらが選んで話しかけてるのもあり「ほおぉ~」と一定の気付きななるようで甲斐がある。

そも日本人は切磋琢磨して己のスキルや社会への貢献を生き方の

中心に据えてるので、大陸の東に浮かぶちっちゃな国で資源もないのに経済で世界ベスト3に常駐の国力。

基本働き者の日本人んって資質ではぶっちぎりのトップ。

 

面白い逸話】60.65で定年退職の流れのなかで欧米人が「退職したら何の趣味やるの、どっか世界旅行でも行くの?」ともちかけたら「いんや、再雇用とか、やってみたかった無資格や低資格の仕事でもする。娯楽はちょいの間のやつで十分」と答える日本人に人生は遊びのラテン系には驚愕のやりとりだそうな。小生も一生はたらくご同様の日本人。

働くのが大好き、働いてる自分が当たり前、日常。そのものが楽しいのとか、社会に役立ってる貢献してることへの誇りが無意識に伝わる。だから定年は第2弾への飛び石に過ぎない。

 

そんなだから、がんばればなんとかなるベースで人生歩んでる。

健康寿命】もそれでやっつけれる、手に入れきれると思ってますよね。

仕事のスキル、しあわせな人間関係とかはそのへんでOK

でも忘れないでほしい、思い出してほしい、健康とか病魔ほど意外なときに、努力の甲斐もなくかかわってくる理念とか人生観とかをかき混ぜてくる存在。

 

努力は報われない】バクテリア世界中からサンプリングしてついに万能の薬剤を作り出したノーベル賞学者の大村教授。小さな手帳におもいついた格言めいたもの書く習慣とかで受賞直後のテレビ取材でみてたらこの前言が目に留まった。革新的な要旨。墜落して果てていった先輩同僚への思いも含んでるのだろう。ご自分の幸運との謙虚さも。

自然界の暴力的な理不尽を、たまには思い起こすべきだ。と小生思った。

 

救命救急に15年】もいて時には部署の全責任負っていたこともあるが、理不尽なんです病魔とか神様の気まぐれ。

15.16歳の女の子がいつもの喘息とは立ち上がりスピードも病状の深度も桁違いで運び込まれ、夕方から何をやっても抑え込むのが精いっぱいが続き、ついに21時ころには重大な決断にせまられ救急の個室で師匠と3人で相談し、このままでは体そのものがくたびれ果てて戻れなくなる。7:3か8:2の救命チャンスにかけてそれまでの治療量を限界まで持っていくことに。

これからの人生、恋愛して結婚して子宝さずかってのちのちいいおばあちゃんになるはず。

それを手に入れるのか、絶たれるのか。

 

師匠「じゃ、戸高君打ってみて」(-_-;)オレかよ~その注射で絶命のきっかけも

結果、喘息発作の山をそこで越え無事あさを迎えた。から書いてるんですけど。

※何故か喘息発作は重いものを高い山の表現します。敵の強さなんですかね、谷としての宿主側の弱り方を折れ線グラフにしない。師匠と小生の個人的な見解です、世間は違うかも。

 

逆に大昔ではあるが歴史として、今のような廉価で有能なディスポ手袋が世の中になかったころは外科の先生方は腹の中の血まみれの臓器に手を素手で突っ込んで手術してたから、血液由来のウイルス感染のリスク高く、甘皮やら血の出ない薄い傷口から侵入され、B型肝炎の罹患おおく平均寿命が50歳台だった。はてはゴーグルの発想もなかったので飛び散った血液が目に入り、不運なことに体質の取り合わせが悪かったらしく劇症型肝炎で2日でなくなった先達も。

 

ご自身のこととして思い起こしてほしい。

たかが風邪されど風邪で大事な仕事1日とか3,4日休まざるを得なかった悔しさ。ある日胸の痛みで受診したら「狭心症」といわれ今までと違った安静側のくらし、脳梗塞も軽いほうだったがずっと左腕の違和感、脱力と向き合う暮らし。自分じゃなくても友人知人同僚上司にみかける。

 

個人の努力が足りなかった人じゃない。理不尽なだけです自然界が。足りないと思ってるうちは視野が狭く傲慢化と。もっと謙虚に起きたことを観察しなくては。

人類は穀物の定住大量生産のおかげで手に入れた知的ゆとり時間で文明を築き、我が世の春ですが、地球テラやもろもろの自然界にとっては50億の単一生命体(種として交配可能な)と共存する敵対する鉱物植物動物との関係はなにも進歩してない。

あちこち煌めく科学技術に目をみはるのもいい、肯定的に。

医学は懸命に努力してるが歩みはのろく、エジプト王国、ローマ帝国で王や皇帝が多産(多婦ゆえ)だったのは政治的な安定が主眼。なんせ20人懐妊して成人するのは2.3人きりしかいない。

今では周産期医療や小児の重症治療の発達で10人が9人いや100人が99人成人するし母体もめったに失わない。この例は成功に限りなく近い分なので紹介。

 

対して【癌、小生の個人的見解の一部は生命の限界をランダムに爆撃することで人類はせいぜい120歳を頂点に、文明がいくらつつみこもうとも60.70.80くらいで終焉むかえるシステムがと

※20歳一世代として、200歳の10代前父祖が現役で生きている世界。SF的に妄想しても恐い。

 

いたわる】メインテーマ

いろんな企業がもうかるから、日本人の克己心をくすぐるけれど、60,70年付き合ってくれたご自分のカラダを車に例えて「よう頑張ってくれたね」と【感謝】から入るといいと思う。

もとは気管支の暴走という不可思議な病気を顔面受けして40年の医師の基礎的な治療観。

トレーニングするとやりすぎで、気管支がもっと脆弱になること多々、逃げてると思いたくなくて鍛錬のほうがこころは楽ですが、肉体の気管支にはどうよ。

良い住環境、無理のない有酸素生活、発作の少ない、重くないなど見た目が地味だけど本流。

 

そのながれで健康寿命への貢献観を拡大して【鍛えようとしない【大切にいたわる

中古車のサス、ダンパー、スプリング、タイヤ。実車は交換しちまえば新品だけど、たった一つの己のカラダは交換部品不可、これまでを【感謝】してたいせつに付き合うもんでしょう。

きたえる】の幻想は40.50で卒業して、【いつくしむ人生を。

 

健康産業に潜在するリスクお忘れなく。あなたの健康を10.20年とか見据えてなんかない。