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科学哲学】

2019-06-01 09:47:36 | 日記

科学を哲学する。不思議な並びですよね。もともと哲学は人文科学の一部なんだから何それって感じになりますがコレは主に自然科学を対象に科学って正しいの何してんの本当に必要なことなのか全てを哲学らしく深読みする学問の一部門です。教授もいます。

飛行機】はなぜ飛べるのか本当はわかってない。
インパクトのある奴から。翼の上下で速度差があるから陰圧で上に揚力とか、微小渦流が翼の上面で発生するのでほぼ真空が薄く存在するためとか言われてるが、本当は何故飛ぶのか浮くのかわかってないけど飛べるのでそうしてるだけだと、航空工学の識者も言ってる。
何故どうして理屈は万人が認める結論に至らないけど、みんなわかったような気になる解析と実際に飛ぶんだからいいじゃん。なのだ。
「夜も眠れなくなる。」のアレに←うっかりマジに考えると。

麻酔】はなぜ無痛なのか無意識なのかわかってない。
キシロカインなどの局所麻酔は生理学的にコンセンサスあり。作用機序など全てわかってる。
全身麻酔となるとどのような機序で無痛無意識をもたらすのか。考えたことも説明受けた記憶も無いのでは。小生が学生時代不真面目で聞き逃したかも知れない疑いは残りますが。
先ほどの飛行機のように納得した気分になれる話はあれど、本当の真髄の裏づけは得られて無いというのが科学哲学の見解。
何故って、意識のことわかってないですから。
その未知の意識ってものを跳ばす薬剤って何なんだろう。200年ばかり前笑気とかそのあたりが麻酔の効果をもたらすと発見したとき以来、本当にわかってるはず無いのに使ってる。
医療の良い意味のプラグマティズムで、効くから使い続けるなのですよね。

意識】の件は純粋哲学の方に属してるのでしょうが、2,3秒後との不連続体の継ぎ合わせ継続という説があります。ボッとして注意がそれたとか記憶がとんだとかがその時間。2,3種の仕事を同時とか2,3人の話を同時に聞いてるとかもその切り替えをスイッチング(コンピューターのCPUのごとく)してる脳の作業かと←この辺は脳科学(自然科学者がどこまで哲学してるか危ぶんでます。小生としてはテレビ受けだけの方おおく見受けられて深み?)

自然科学を容認してることは改めて書き添えますが。科学哲学ではコレは現実的にはずっと同じ結果を得られるから使ってる飛行機、麻酔などわかってるつもりの事を更に掘り下げて、思考とか機序とか因果関係とか完全には心得て無い事を踏まえて学問するのです。

言い換えます。
「99.9%は仮説」(竹内薫)】という思考訓練をするとものの見方にゆとりが生まれる。
上手くいってるのでそのまま使う。炊事洗濯大砲を撃つぐらいだとニュートン力学で充分つかえる仮説です。人工衛星、惑星観測になるとアインシュタインの相対性理論(特殊、一般)使わないと誤差で使い物にならない。
俗っぽくきこえるのかまわず申しますが、幽霊、超能力、UFO、地球外生命とかは存在の否定が完全な証明されるまでは「存在を仮説として立てる」ことは可能だし義務に近い←学問はこうあるべし。
テレビがプロデューサーが俗なのでそういう小ばかにした番組ばかり組むものだから益々科学するココロから皆が遠ざかるのに拍車がかかってる。
「そんなもんあるわけ無いだろう、居るわけ無いだろう。」
論理学的には隙だらけの無意識の安定した日常への回帰、信じる信じないの迷信話しへのすり替え。それで人類は10万年営営と歴史を作ってきたのでそれはそれでよいかと存じますが、科学、学問としては菅原道真、崇徳上皇の祟りを必死で自然科学で証明否定したり、FBIに協力する遠視能力者やロシアのアカデミーを手品の類と証明しようとしたり、UFO、地球外生命を捏造と証明したりと反証を躍起になってるの無駄です。
たしかにかなりな件は受けや儲けのための事象だらけでしょうが、100%存在を否定しなければならない事をお忘れで。
たった1例、存在が出た瞬間で終了です。

悪魔の証明】なんですよ。国政ではそれ徒労やんとあっさり片付けてるのに、
日常の迷信系は「ソレあるかもね。」にすればよいものを「そんなもの信じてるんか。」とキャラの全否定的な対応するのはいかがなものかと。

哲学っちゃこんなもんです。現実的な事を否定はしてないのだが、突き詰めると飛行機も麻酔も意識も俗に言う迷信話もこんなふうに解釈してしまう。

ここら辺で締めますが、科学哲学は自然科学の再現性の信頼に関してもなんやかやか考察してます。
同一条件下で再現されるものは実証科学的に真なる。を時間があとやん空気も場所も違うやん。その影響が極めて小さいから無視。物理やら化学の実験でよくやる抹消ですがそれは現実性の話で、思考としてはその小さなものをそいだ事はもれなく組み入れてる。ああめんどくさ。
でも、再現性はお約束であって100%の真でないことを心得ておくことがどこかで予想もしない袋小路に追い込まれたとき解決のカギになるかも知れない。
鬼のように思考できるかぎり科学に関しての考察なのです。

99.9%は仮説】~とする方が100%真に決まってるよりは柔軟に生きれるかと



余談1.
10万年営営と人類が存続してた間に必要に迫られなかったものは発達しない。
Newtonの確率特集にもでてたが大数ダイスウ(⇔小数)を扱うことはここ数百年の数学の発達までなかった事なので40人のクラスのなかに誕生日が同じ一組がいる確率が50%越えるとか、クイズ番組のドア開け3択で司会者がヒントくれたときの確変とかは計算はできるのだが感性が結果を受け入れきれない。。これは正常な脳の反応らしいという学者の言葉が安堵の元。
そういう意味で仮説だらけにするのは脳には負担なのだろう。

余談2.
カレンダー小話「西向く侍2,4,6,9,士」って小の月を小学校の頃習った。
良かったのだけどおかげでいちいちブツブツそらんじる癖が付いてしまった。
別法で今使ってるのが、大の月みると1,3,5,7で奇数がつづきジュリアス・シーザーが手を突っ込んだ後半が8,10,12
ま、病名治癒やら中止で月末30日にしててもいいしコレで31日をきちんと入れるのに脳の負荷すこしへるようなのでよろしければ