孤独に強すぎること】(^_^;) | todakaclのブログ

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呼吸器内科開業医(救急救命15年/呼吸器40年)
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孤独に強すぎること】(^_^;)

2019-06-01 10:04:14 | 日記

「ボッチ(ひとりぼっち)」の負け惜しみとかじゃやありません。幸いな事に何かと友人には恵まれすぎてるくらいだし良くも悪くも魅力的だったり悪が強かったりの小生に付きウへへッ
時折、寄稿でやらかしてるんですがうぬぼれ自慢話にしか聞こえなければ今号はここまででスルーしてください。ただ今回は科学的にとか知性体とはとかを丁度いいサンプルなので小生を題材にしてるんだと言う眼でみてくだされば。ああ私もだと共感できる方いらっしゃれば意義ありと筆すすめます。

小生の研修した病院は「列伝:尊敬する医師達」に既出ですがそれはもう研鑚のド派手な方やら心根が他者の人生をそこまで理解できるとはとか知性の高さから来る嗅覚(勘:刑事の勘、主婦の勘とかサスペンスで実は真摯に使われてる「経験の網目の細かい集積」からの傍からは大胆に見える推測)の方とか肥沃な黒土でした。

その畏怖なる知性・嗅覚の先生は、ICUでサーボ人工呼吸器の患者さんが急に妙なファイティングを起こしたと看護師たちや居合わせた小生がざわついてる間に、患者さんの呼吸の様子見たかと思いきや5mばかり先の器具棚からべニューラ持ってきてちょんと消毒するや左胸にぶっ刺しちまった(゜д゜;)「バシュッ」脱気音
【緊張性気胸】ベンチレーション時は処置が遅れると生死にかかわる。診て刺す数分でした。一同感動、説明聞いたけどこの方しか出来んな思うたです。
もひとつ、外来は50×50mくらいのだだ広いスペース。受付カウンターのほんの数mのところで車椅子でのけぞってる若い患者さんに嗅覚Dr.が執りついてなんと「気管挿管」坐位でやってたのに出くわした。急患室まで行く間に気管がゾンデさえも通らない急峻な狭搾の進行を危惧したのだそうだ。小生も専門分野にて蓋然性認めた処置だった。なんなのこの武勇伝。救急学会にはこんな神モンスター居るんや。
※30年前は気管支喘息は命を奪うザラな病気。自宅で亡くなってたり、病院駐車場でコト切れてるのを見つけられたり(安堵のため副交感神経優位に)即座挿管とかステロイドを【gグラム】で投与してた。過去の話になりホントに治療の進歩は素晴らしいことかと存じます。

と、云うすごいDr.が「初めてヒトのこと尊敬したわ」だと。
いかにも日本というNECが9800シリーズでPC市場寡占のころ小生の母体のこの病院でも医局に数台、各専門病棟に1台高価なハイエンド機、個人でも半数はNEC、1/4はMacであれができるこれができると皆が嬉々としてた時期。
みんなよう壊すんですわ、程よく理系の知性が災いしてムフッ。
んで、小生物理学科中退の医学部ではPC倶楽部おって幸運なことに理学部の教授がアップルPC買い換えたから古いほう貸してやるいわれてカセットテープで10分もかけてインストールするような初代Basicでがしがしプログラムするわ先輩がシャープMZ系1ヶ月貸すから雑誌の紙上プログラムを完成品にしてくれ頼まれるわ(30時間ぶっ通しで99%まで稼動に)で基盤とかのハードでなければ大概なことはさせきれる珍しい医者だった。
ので週に2,3人は10分30分仕事で修理(要は起動不能とか固まったとか暴走)
あげく彼の指導医に夕方6時くらいに専門病棟のメイン機いかれたと来て、見た瞬間これは準夜帯使いきるレベルかと汗。にしてもその方のえらいところは何時間も側にいて見守る(←ぴったり表現)ところ。10時くらいだったか100%再起動したところで段初の台詞。
単に得意分野が小生当時では異能だっただけの話なのだが、「タメで話せる奴みつけた。」と、ああ勘違いとは思ったがこの方ある県の進学校で特段の労苦無く3年間ブッチ首席の有名国立大も首席という逸話ありて、小生も珍しく恐縮・苦笑い。

タメで話せる】
本当に嬉しかったのだと思う。分かる。高校とかせいぜい200,300人しかいないので相手選んで全力で興味・趣味の話するとだいたいつぶれる、興味ない、立ち去る。