新型コロナウイルス感染症に想う 『新顔の敵(旧知だったはず)と人類社会の応戦』
令和2年の年が明け気分は元年だよなとか言っていたら正月の末には中国で何やら怪しげな感染症の出たらしいから始まって2月3月自粛ムード4月第二週には第１期の緊急事態宣言発出で福岡含む大都市7都府県その後すぐ13都道府県に拡大からの47都道府県にというのがエピソード大筋。
一説によると第１期は高島市長小川知事からの政府への働きかけで項目的には緩いが滑り込んだとか。よく判断されたかと結果真っ先に大都市圏で離脱。
因みに安倍総理はこの間1月25日から働きづめでこないだ148日ぶりの休暇をとったという奮闘振り。ご立派な覚悟で、コロナにも罹患せず体調不良とかでの欠勤も無く「性格がよろしくない」「政策気にいらない」のアンケートに○つけるのは個々人の自由ですが、ここまで国益のために粉骨砕身された方には思想信条かかわりなく敬意を表してもよいのではないかと存じます。4,5ヶ月不休。
不顕性感染】無症候撒布】というのが新型コロナウイルスの最大最悪の特徴。
ペスト、コレラ、チフス、スペイン風邪という歴史的大禍をもたらした病原微生物（医動物、細菌・ウイルス）という先輩たちが致死率の高さゆえに感染者の死を持って伝播力が限定的で都市や地域の封鎖や焼却により対応自体は明確だった。
ウイルスに絞っていえば原則的に毒性強く致死率の高いものほど伝染力は低めでスローウイルスのエイズ、エボラは強毒なるも限定的被害でＢ型肝炎も準ずる。対してインフルエンザは10年ほど前新型が流行した折は拡散はなはだしく数年後には従前のソ連型を追い払い今大まかには既存の香港型と双璧に収まってしまった。
ここに示唆されるものあり。コロナはインフルと同様公義の風邪症候群ウイルスの代表格で5年10年周期で適応力の高い変異株を輩出する。ＳＡＲＳ、ＭＡＲＳという新型コロナの叔父貴たちは軽症ゆえに感染者の活動を妨げないため急速に流布された。皮肉なことにＳＡＲＳにこっぴどい目にあった諸国の新型への対応の良さは教訓から、かつ上陸されなかった日本の若干の緩慢さはそれに由来するという分析もある種納得。
インフルは最近の公式見解で発熱発病の前日前々日から伝染性をもつとのことでわかりやすくなった。伝染病の伝播の雛形的状況。
反して新型コロナのいやらしさ。発病数日前どころか14日（21日説あり）もまえから伝播すると。これがきびしい無症状なら本人気づかないしだから社会的に活発に行動する。歴史上人類史上はじめての病原微生物の攻撃を浴びたのだ。
致死率も症状の軽さ無症状に相関したかのごとく低い。なおさら流布されやすさを推してしまっている。
進化】の面で語ればランダム変異でコロナはこの数十年子孫繁栄のステップを着実にのぼり遂に新型コロナの流布最適性質、無症状軽症状でも伝播するし重症化や致死により宿主をおいつめるのはほどほどで済ませる。いやらしさ満点。
自粛】この仇敵コロナの出現により感染症対策で人類は初の社会的距離の維持ソーシャルディスタンスという戦略を余儀なくされた。今までのものは有病者や濃厚接触者の隔離・治療が主体で（ご遺体の焼却も）事足りてた16世紀以来ずっと。
ところが前段のごとく感染してるのに無症状かつ拡散・スプレッドする病態が判明したため社会的距離が重要となり飛沫感染がゆえに三密回避とマスク着用（攻撃者とならないための）が推奨・国策ともなったわけである。ひとえにウイルス側の性質により人類史上初めての疫学手法をとらざるを得なくなった。海外も基本的には同様なのを鑑みるに人類の叡智としての決断はココだということ。
従前のパンデミックとの大きな差異かつ被ったダメージは上記対応ゆえに経済活動が極めて深刻な沈下を浴びせられたことだ。リーマンショックのような人の愚かしさがもたらした経済危機とは深刻さも質も異なる。自然界からの挑戦を強圧でもって受けてたたねばならなくなった。【疫学と経済のバランス・綱渡り
マスク】変態】閑話休題かと存じますが、花粉症・インフルへの対応で日本人はマスクが分化として定着してる珍しい国変態日本（海外からの揶揄）で詳しく言うと花粉症は被曝を防止、インフルは世界的な常識から言えば咳などによる他者への感染予防に装着するものだが、なんと超高級品まである受動被感染の防止の人が大半だった。ゆえに装着率高く都会のテレビ映像でマスクだらけの景色馴染んでいた。が、これは治安が良いに決まってる安全神話の日本だからこそで、海外では「病気なの」「強盗でもするつもりなの」が受けての心情だし尤もだと。
ゆえに海外でのマスクへの抵抗は理解してよいのかも。
瓢箪から駒的に他者への飛沫を避ける目的に変わったとはいえ定着した分化ゆえ着けなれてるゆえ世界で群を抜いて装着率が高くなった。
民度】マスクを外ではしましょう、加えて外出を自粛しましょうとか、集まりでは三密を極力避けましょう、ビニールやアクリルで飛沫防御など諸々を国民が自然体でやってしまうのが日本人。もちろん政府の専門家会議との連携からの指導が良かったのだが、従うこと「お上のいうこと信じてみようや」もあるが底流には国民性として【利他の精神】がある。お宝。道徳・修身よりも先に父祖・家族から伝え覚え込んだ【こころの財産かと
あそちゃん（ネット上の麻生副総理の愛称）は外国人の知人から「おまえんとこ何でそんなにうまくいってるんや、特効薬もってんのか」と電話で訊ねられたとの触りで【民度が高いんだよ】ヽ(^o^)丿素晴らしい切り替えし。
※ 報道で切り取られることも読みのうちでセンテンスぶっこむのもお上手。
良き為政者に賛辞。日本を誇れる。【民度【民度(^_^)