喘息死に関しての誤った報告・用い方に【注:2024現在は300人/年⇐1.8万人 | todakaclのブログ

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喘息死に関しての誤った報告・用い方に

2008-02-18 23:11:42 | 健康・病気

もの申す。

10年間、喘息患者さん達と共に戦ってきて遂に日本の医師団は、6000人から2800人と初めて年間死亡が3000人を切る事ができることを証明した2007年の統計が出ました。
ある意味で凄い記念すべき時です。

なのに、です。

不勉強な同業者たちは未だに、治療を無理やり継続させようと、力量が無い自分の事も省みずに5000人も死ぬんだから貴方もその1人だといわんばかりに、【脅し】で従わせようとしつづけてます。嘆かわしい、893もどきです。最高学府を出たのは、知識だけの肥大した脳みそ、心は何処へ?導くべき手段は、希望であるべきでしょう。
余談:最近きた患者さんからの話。最高・最強のおバカ医師です。あろうことか3000の替わりに「300万と言った」らしい。成人病(生活習慣病)全体の罹病者総数にも匹敵する。日本が20年以内になくなりそうです。あはぁ?

もっと分かりやすいことを。
残念ながら、高齢の方には慰めになりません。
65才以上の死亡率がその9割だからです。ウラを返せば、まともに通院しない、15~60才くらいのあなたがたは、よほどな馬鹿をしなければ大丈夫なのです。
夢々、脅しに踊らされないで下さい。

高齢の方々は、風邪⇔肺炎になったと思ったら、その日でも、翌朝でも馴染みの先生なり、救急病院なり駆け込むように。お願いします。医師たちの切なる願いです。