現役東大生・教育ジャーナリストの受験産業分析日記 -2ページ目

GW最終日

みなさま、よいGWは過ごせましたか?



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さて、また普通の日々が戻ってきますね。


このブログも、


コーヒーブレイクなんていってるのは今日でおしまいです。


で。



よく考えれば、夏休みまでこういう長い休みはありませんよね。


逆にいうと


これから夏休み入るまでで、夏休みうまく乗り切れるかどうかが決まります。


夏休み、ガツンと実力を伸ばしたければ


今がんばりましょう。


具体的には、


英、数を一通りこなせる(センターは普通に解ける)レベルに


仕上げておくのがよいかと。


じゃないと、夏やそれ以降の実践的な(過去問などを用いた)アウトプットの


意味がなくなるので。


中身がなかったら出すものなんかないっしょ?



さぁ、明日からがんばりましょう★


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ちょっと一休み。

いつも特集ばかりではつまらないだろう。


ということで今日はちょっと雑談的トークをば。


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受験生。


受験生。


本人たちにとってはすごく重みのある言葉ですね。


確かに、受験生であるという意識は常日頃持つべきものです。


でも、それだけじゃ押しつぶされちゃうのも事実。


僕の周囲でも、本当はすごく頭いいのに


プレッシャーに弱いというだけで受験に敗れていく人を数多く見ました。


でも、まったく緊張感がないのもそれはそれで困りものです。


どうするか。



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僕の場合、休みたくなったら休むようにしてました。


定期的にオフをとったりするひとも多いんだろうけど、個人的には


そのオフがいつのまにか「とらなきゃいけない」オフになっちゃう気がして、


進捗とかの邪魔になる気がしたのでそうはしませんでした。



人間不思議なもので、


休みたくなったら休めばいいや、と思うと、そんなに休まなくても


がしがしやることを進められるもんです。



いざ休もうと思ったら、ひたすら勉強のことは忘れて遊びまくりました。


でも、その遊んだ日の最後に、必ずサッカーを見るようにしてました。


遊びっぱなしでは、翌日もその余韻が残ってなんとなくはかどらない


ことが多いです。


そこで、勝負事を見て


「よしやるか!」


と、モチベーションを上げてから寝るわけです。


スポーツ好きじゃない人は、自伝系の本を読んだりすると


いいと思います。



もうゴールデンウィークも終わりですね。


みなさんラストスパートかけていっちゃって下さいよ!

ごめんなさい

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ばいとにおわれて昨日は休載してしまいました。すみません。

こういう長い休みって、たくさん勉強できそうじゃないですか。

でも、それは結構幻想だったりします。

こういうときこそ「一気にこれをこうして…」なんていう目標はやめにして、

地道な計画を立て、一つ一つこなしていく。

最終的に得られるものはそのほうがでかいっすよ。


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鉄緑はフォローが薄い、と。


その根拠は?

…まぁ一概に薄いとは言えないんだけどね。

先生によってはすごく一人ひとりの状態を気にかけてアドバイスしてくれる

ひともいます(実際そういう人は人気講師になる)。

けど、

基本的にあれだけの量を詰め込むシステムの中で、

個々人へのフォローというのはそもそも不可能。

例えば某他塾のようにチューターみたいな人がいて、

そういう人が学習相談とかを受けてくれるのなら別ですが。

先生によっては、

「質問?授業聞いてんの?」みたいなスタンスの人もいる(筆者経験済み)。

あのシステムについていけてる人(鉄緑戦士なんて呼び方をよくされますが)

はともかく、ついていけない人はなんとなく追いつけないまま受験を

迎えてしまいます。僕の周りでもそういう人がたくさんいました。

結論

教材とかは確かにいい。

が、合わない人には合わない。

少なくとも、「鉄緑に行けばうかる」という幻想は

抱かないほうがいいと思います。

あと、これはあまり関係ないけど、個人的に強く訴えておきたいので。

受験のとき1年間通うとかならともかく、

中・高をあの塾にささげてしまうのは個人的にはどうかと思います。

大事な思春期ですよ?まぁ受験落ちたらそんなこと言ってられないじゃんという

意見が多いでしょうが。

では、他の塾はどうなのか?

次回、SEGについて取り上げます。

今日は教材レビューはお休みです。

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問題問題

pippo


インザーギ代表復帰おめでつー★


ブログの趣旨にあんまあってないっすね。



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★☆塾分析☆★


前回の続き


鉄緑のカリキュラムの問題点をあぶりだすという


大風呂敷を広げたところで終わっていましたね。


で。



一見、東大合格に向けて何の問題もなさそうな


教材。実際、よく出来てると思います。


でも、教材も使いよう


・宿題として課される量が多すぎる


→宿題をやってこないと親にばれたり(家庭宛報告書


というのがあり、出席状況から宿題の状況、成績まで


いろいろチクられるわけです)してやばい


→とりあえずこなさなきゃ


こなすことが目的になる


教材はこなすためにあるんじゃありません。学ぶための


ツール


ですから。


こなすだけなら、それは書記作業のバイトと同じ。なんの学習も


生みません。


しかも、タダやるだけじゃなくて添削+フィードバックが必要なもの


(ex.英作文とか)に関しては、やらせるだけでフォローなし。


たとえば、宿題として課すものはそういうフォローが


必要なものだけにして、他は任意って感じでやらせたほうが効率は


いいと思いますけどねー。やる気次第で大きく差はつきますが。



・そもそも扱ってる量が多すぎる


鉄緑では、大体20年分くらい過去問を扱います。


これって多くないですか?


20年の間に指導要領だってころころ変わったし(これは文部省のせいだけど)


学問のトレンドだって変化してきている。


そんななか20年も前の問題に時間をかけるっていうのは


はっきり言って時間の無駄かなと。


その時間があったら、もっと個人のフォローに時間を割くべきなのでは?



鉄緑会は確かに教材はいい。でも、フォローが薄すぎると思うんです。


根拠あんのかよ?という方々。


次回、お見せします。



★☆参考書レビュー☆★


今日はこれ。


藤田 宏
大学への数学I&A
藤田 宏
大学への数学II&B

チャートの解説じゃ足りないよっていう好奇心旺盛な人向け。


解説も詳しいがレベルも高い。


あまり簡単な問題はのってないのでそのへんからフォローして


ほしいって人には不向きかな。


これも、全部やるのは時間の無駄。


こういう「例題+解説」けいの分厚い本は


辞書として使ったほうが効果的ですよ!



ブログの辞書→大学受験ブログランキング

昨日はごめんなさい。

デートにうつつ抜かしてサボってしまいました。


以後気をつけます。すみません。


お詫びに→人気ブログランキング



さて。



前回の続き。


掘り下げると宣言したので掘り下げましょう。


まずは・・・・・



鉄緑会


からいきたいと思います。


いきなり核心を突いたねーと言う感じですが。


鉄緑会。


ウィキペディアで検索 すると次のように出てきます。


鉄緑会(てつりょくかい)は東京大学志望の中高一貫校の生徒を対象とした専門塾である。鉄は東京大学医学部の同窓会組織である鉄門倶楽部、緑は東京大学法学部の同窓会組織である緑会を意味する。「てつろくかい」と発音する人もいるが誤りで…


長いって。


要するにこういうことですね。


エントランス


中1の4月を除き入会試験を受けて合格しなきゃいけない(英・数)


指定校制度を採っているが受験料があれば誰でも受験可能


入塾はむずいらしい



システム


授業は週1、2~3時間/1教科


ついていくのが大変(宿題とか多い)


講師は現役東大生or卒業生


講師採用は結構厳しいらしい



wikiに書いてあるのは大体こんなとこ。


で。


どこから掘ろうかなーワンワン。


…失礼しました。


まずはエントランスから突っ込みを入れようかな。



入会試験。


ぶっちゃけ僕も受けたことあります。


もう何年も前のことなので忘れてしまった感もありますが。


この入会試験、開成とかのようなトップレベル校の人的には


たいして難しくないと思います。


きちんと学習が身についてる人であれば。


僕が受けたのは高1の秋でしたが、


そのときでたのが、数学は数Ⅰ・Aからだったかな。


英語は記憶にありません。


僕はなぜか受かってしまいましたが、今振り返ると


数学のおかげで受かった気がします。


英語はそんな出来た気がしなかったので。


入会試験に受かりたい人は数学をやっとくといいと思います。



…って入会試験recommendしちゃだめじゃん。


気を取り直して、次回。


鉄緑会カリキュラムの問題点をあぶりだします。乞うご期待。



★参考書レビュー★


これからは塾リサーチの記事が続くので、首都圏以外の人とかだと


つまんねーなーと思ってしまうかもしれません。


そこで、お勧め参考書を紹介していくので、


みなさん読んでみて下さいね★


第一回は…数学の基礎!編。


チャート研究所
基礎からの数学I+A―新課程
柳川 高明
チャート式 基礎からの数学 2 +B

有名を越えてむしろベタな本になりつつありますね。


でも、この本は使いよう。


はっきりいいますが、この本を最初から最後まで解こうとするのは


時間の無駄です。


この本は辞書として使ってください。


でも辞書読むだけでアウトプットがないのでは身につかないので、、、


新数学スタンダード演習(東京出版)


などの「問題が結構たくさんあるけどだぶってない」本を解き進めながら


躓いたときにチャートを見る、みたいなのがいいと思います。


ま、あくまで一例ですが。


ではでは→大学受験ブログランキング

あとはやるだけ。

今日は友達とサッカー見てきました。


スタジアムがど田舎にあってドン引きでした。


閑話休題。


あとはやるだけ、の環境が手に入る塾の話でしたね。


正直言うと、東大受験専門と銘打った塾なんてくさるほどあります。


そのうち一部は本当にくさっちゃってるので、


ここでは



「そこそこ知名度がある」


という観点から話を進めていきたいと思います。



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で。


代表的なものとしては、下のようなものがあります。


鉄緑会


SEG


平岡塾


Z会東大マスターコース


で。


上の4つの塾は、東大合格率ということに関して


実績を残しているし、だから次から次へと新しい生徒を集め


東大に送り込んでいる



ならいいんですけどね。


はっきり言っておきますが、


雑誌やテレビの評価なんていうのは、


表層的に合格者が多いって言ってるだけで実態を何にもとらえておらず


真に役立つとはいえません。


実際のところはどうなのか。


次回から、じっくり掘り下げます。乞うご期待。



じっくり掘り下げる前に→大学受験ブログランキング

いまさらできません。

高3から開成入りなおすなんて、灘入りなおすなんて、できません。


…おっと挨拶を忘れてしまいました。こんにちは。


前回の続き。


超進学校に入りなおさなくても、超進学校の環境を得られる画期的な方法。


それは・・・


学生ブログランキング


塾に行くことであります。



…え?


何当たり前のこといってんの?


やっぱりこいつは使えないか、と思ったあなた。


結論は急いじゃいけません。もう少しだけお聞きください。



僕は、漫然と


駿台や代ゼミに行きなさい


っていってるんじゃありません。


そういう大手予備校なら、いまどき東大志望者じゃなくても


行ってます。


そうじゃなくて、


「東大受験に特化した塾・コースに行きなさい」


といいたいのです。


そうした場所なら、周囲は東大志望者が集うのはまぁ当然の


ことですね。


となれば、前回の記事 のAさんよろしく


あとはやるだけ、の環境が整うわけです。


じゃあ、どんな塾があるの?


今日はレポート書かなきゃいけないのでここで終わりです。


尻切れトンボですみません。



お詫びに→大学受験ブログランキング

情報だけじゃないんだよワトソン君。

タイトルが意味不明ですね。


さて前回の続き。


情報戦だけで東大にいけるなら、これから東大全入時代がやってくるでしょう。


でも、まぁそんなことはない。


なぜか。



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想像してみてください。


今これを読んでくださっているあなたが、大学受験を控えた高校生だとしましょう。


東大志望。


でも、まわりは別に東大なんか受けない。むしろ、みんな推薦でどっかしらの


私立に行ってしまう。


一方、あなたの友達(Aさんとしましょう)も、同じ東大志望。


でも、Aさんは開成に通っている。


Aさんの開成での友達も、みんな東大志望。


学力とかは、あなたもAさんも同じ。


で、どっちが受かりやすいか、という話です。


ちょっと考えてみてください



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で。


結論を言えば、Aさんのほうが受かりやすいでしょう。



あなたの場合。


学校に行っても東大志望なんてひとりもいない。


勉強法について話そうと思っても話せないし、


不安を打ち明けてもあんま実感持って受け取ってもらえないだろうし、


なにより、多くの人が冬前には受験(推薦)を終えてexitしていく。


そんななか、ライバルもいない、合格への指針もない。


心・技・体全てを自分でマネジメントしていかなければならない。



Aさんの場合。


周囲もみな東大を受ける。


情報戦で有利なのはもちろん、


あいつもがんばっている、あいつにはまけたくない、という


ライバル意識が「東大」という明確な基準の中で


育成されていく。


そして、先輩の実績etcから、どのくらいの位置なら受かる、という


明確な指針がある。


目標もはっきりし、モチベーションも養われ、あとは自分が謙虚に


学習を実行するだけ。


目標まで最短距離で到達できる環境が整っている。


差はそこにあるんです。



んでも、いまさら開成とかに入りなおせますか?無理ですよね。


じゃあ、超進学校に行かずにそういう環境が整ったら、おいしいですよね?


方法があるんです。また次回。


―――――――


追伸


cakes


誕生日でした★ケーキうまかったっす。

なんでだろう

何でだろうって歌ってた人たちって今何やってんだろ。


そんなのどうでもいい。前回の続き。


なぜ、東大合格者ランキングに変動が起こったか、という話でした。




一言で言えば、「ノウハウの拡散」でしょうか。


たとえば。最近週刊誌をにぎわせている「東大合格者が通った塾」だとかあんな話。


開成や桜蔭などトップレベル進学校の生徒にとって、ああいう話は


実は常識です。


トップレベル校の人たちは、親がそうだからなのか生徒も含めて


みな情報への感度が高い。


だからクチコミのネットワークの完成度が非常に高い。


だから、誰かが通ってみた塾がよかった!だの、あの塾は実は実績出してる!


だの、即効伝わっていくわけです。


塾の側でも、例えば鉄緑会なんかのように「指定校制」という、トップレベル校にしか


案内を流さない、という戦略をとってるところが多い。


だから、その情報は非常に限定されたものになる。


塾に限らず参考書の情報など、これが今までの「東大合格情報」の流通のしくみでした。


で。


東大受験熱の高まり。「ドラゴン桜」も、ここで触媒として機能していますね。


これまでのそうした「限定された」情報に、メディアが飛びつきはじめました。


すると、例えば先ほどの塾の話なら


塾側からトップレベルとは見なされないような学校の人たちにもそうした


情報は身近になりますね。


また、


東大合格者のメディアへの頻繁な露出。合格体験記で語られる


「両立」の日々。


東大生=めがね、がり勉、パッツン、青春なんてありません。


みたいな図式が崩れ、東大生が非常に身近な存在になる。


「自分でも目指せるかも」というメンタリティーの形成です。


こうして「武装」した、いままで東大を目指してこなかったようなレイヤーの


学生が東大を目指し、実績を出した。


こんなところではないでしょうか。



ところで。


少し話は戻りますが、


トップレベル校の東大合格者の多さ。


あれって、上記のような情報戦だけでできることなんですか?


そんなわけはないんです。続きはまた次回。



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東大に入りたい。

こんにちは。きょうはあったかいですね。


こんな日に13号館いると確実に眠くなります。確実に寝ます。


さて。



ドラゴン桜効果なのか、他に取り上げることがないのか。


近頃どのメディア(新聞、雑誌、テレビ)みても東大がらみのことが


取り上げられています。


ああいうメディアを目にして「自分も東大に!」と思う人も多いことでしょう。


じゃあ、


どうやったら入れるの?



ここでひとこと。


東大に入ることは、ドラゴン桜で言われてるほど簡単ではありません


でも、目指せないこともありません。雲の上のおとぎ話ではないのです。


2006年東大入試。


開成、灘をはじめとする超名門校が合格者を軒並み減らす中


今まで無名だった中堅私立、地方の公立高校が大きく躍進しました。


もし東大合格が、超名門校の「頭いい人」だけの雲の上の話ならば、


そんな変動そもそもありえません。


じゃあ、その変動の要因とはなんだったのか。


巷ではドラゴン桜ドラゴン桜とひとくくりに騒がれていますが、果たして。


次回こうご期待。


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