ホントに、だからなんだって話なのですが。
昨日というか本日未明、たまたま夜中にテレビをつけたら、グレイズアナトミーがやっていて、Dr.ハントが迷彩服を着ていたので、うわなんか懐かしい軍医時代のハント!、てかカッコイイ~♡ とか思ってたら、案の定(といいますか)クリスティーナもハントの施した緊急施術に「Cool!」と呟いてて、ああ、これがハントとクリスティーナの出会いの場面だったかな、なんてしみじみしてしまいました。
あとで分かったことですが、これはDlifeで放送開始した「グレイズ・アナトミー5」。メレディスたちがインターンを卒業してジュニアレジデントとなるシーズンのようです。あれほど夢中で観ていたドラマですけど、細かいシーンなんてほとんど覚えていないものですね。
ちなみに、このあとチャンネルを動かしたらWOWOWで「グレイズアナトミー9」の字幕版がやっていて、この時間、この極東アジアの日本で同時に2シーズンが放送してるなんて、さすがバケモノ級人気番組! メレディスのギャラも1回35万ドルとかなるわけだ、とか感心したわけですが。
閑話休題。
そのたまたま目にしたワンシーンで、クリスティーナが「Cool!」と感心していた緊急施術ですが、「アメドラ緊急施術ランキング」を開催したら、恐らく他を大きく引き離して圧倒的第1位を獲得するであろう、この施術です!
「ボールペンで気道確保」
海外ドラマをよく見る人だったら、この言葉だけでピンとくるんじゃないかしら。
そうでなくとも恐らく一度は、このシーンを観たことがあるはず。
そう、呼吸困難に陥った時に気道を確保するために、のどの下側に切り込みを入れ、ボールペンのような筒状のものを突き刺す、というもので、ドラマの中で本当に緊急のときには、直接ボールペンをぶっさす、ということもよく行われます。
私が今思い出すだけでも、
ER
グレイズ・アナトミー(上記シーン)
救命医ハンク
ストライクバック
リゾーリ&アイルズ
ボディ・オブ・プルーフ
以上、新旧織り交ぜて(新しいドラマが多いですが)、医師が出てくるドラマ、あるいは戦地のアクションものなど幅広い分野で、この「ボールペンで気道切開」術が使われてきました。
この施術が登場するシーンは当然ですが非常に切迫したシーンで、呼吸困難に陥ってる人がとにかく何かしないと死んでしまう!!という状況の中、そこにいた医師とそこにいた人のやり取りがホントに同じように行われます。
「何か筒状のもの!」
「ボールペンがあるけど!?」
「よしそれでいい」
ブスッ!(←のどに刺した音)
もう、たいていこの展開です。
あるいは、医師との電話のやり取りで、普通の人(医師でない人)が医師の指図に従って、恐る恐るではあるけれど緊急なので思い切ってこの施術を施す、という展開もよくあるパターンです。
確かに、最初に見た時は新鮮だったし、ショッキングで印象的でした。
なにしろ、のどにナイフを入れボールペンを突き刺すわけですから、シロート感覚からすると「えーまじで!?そんなことしたら死んじゃう!」と素直にビクつくのが一般的な視聴者に求められている反応なのでしょう。
ところが、これだけこの施術が使われるのを見てしまった今となっては、病院以外の場所で呼吸困難に陥った、という状況を見た瞬間に、「あ、あれでしょ、ボールペンで気道を確保するヤツ」と、それこそ冷めた目線を送るようになってしまいました。
ま、正直、ちょっと使われ過ぎでしょ。
そろそろ何か新しい緊急施術を登場させてくれないと、視聴者としてもかなり見慣れてきちゃってるんですが。
とはいえ、実際にその場に自分が立ちあっていて、医師に電話で、ボールペンを突き刺して!と指示されたら果たしてできるのか!?と問われると…難しいです、ごめんなさい、誰かやって~ となるでしょうね。
それ考えると、大変な施術ですよね、見慣れてきちゃってなんて、すいません、生意気なことを申し上げました。
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