人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -28ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

ホントに、だからなんだって話なのですが。


昨日というか本日未明、たまたま夜中にテレビをつけたら、グレイズアナトミーがやっていて、Dr.ハントが迷彩服を着ていたので、うわなんか懐かしい軍医時代のハント!、てかカッコイイ~♡ とか思ってたら、案の定(といいますか)クリスティーナもハントの施した緊急施術に「Cool!」と呟いてて、ああ、これがハントとクリスティーナの出会いの場面だったかな、なんてしみじみしてしまいました。

あとで分かったことですが、これはDlifeで放送開始した「グレイズ・アナトミー5」。メレディスたちがインターンを卒業してジュニアレジデントとなるシーズンのようです。あれほど夢中で観ていたドラマですけど、細かいシーンなんてほとんど覚えていないものですね。


ちなみに、このあとチャンネルを動かしたらWOWOWで「グレイズアナトミー9」の字幕版がやっていて、この時間、この極東アジアの日本で同時に2シーズンが放送してるなんて、さすがバケモノ級人気番組! メレディスのギャラも1回35万ドルとかなるわけだ、とか感心したわけですが。


閑話休題。


そのたまたま目にしたワンシーンで、クリスティーナが「Cool!」と感心していた緊急施術ですが、「アメドラ緊急施術ランキング」を開催したら、恐らく他を大きく引き離して圧倒的第1位を獲得するであろう、この施術です!


「ボールペンで気道確保」


海外ドラマをよく見る人だったら、この言葉だけでピンとくるんじゃないかしら。

そうでなくとも恐らく一度は、このシーンを観たことがあるはず。


そう、呼吸困難に陥った時に気道を確保するために、のどの下側に切り込みを入れ、ボールペンのような筒状のものを突き刺す、というもので、ドラマの中で本当に緊急のときには、直接ボールペンをぶっさす、ということもよく行われます。


私が今思い出すだけでも、


ER

グレイズ・アナトミー(上記シーン)

救命医ハンク

ストライクバック

リゾーリ&アイルズ

ボディ・オブ・プルーフ


以上、新旧織り交ぜて(新しいドラマが多いですが)、医師が出てくるドラマ、あるいは戦地のアクションものなど幅広い分野で、この「ボールペンで気道切開」術が使われてきました。


この施術が登場するシーンは当然ですが非常に切迫したシーンで、呼吸困難に陥ってる人がとにかく何かしないと死んでしまう!!という状況の中、そこにいた医師とそこにいた人のやり取りがホントに同じように行われます。

「何か筒状のもの!」

「ボールペンがあるけど!?」

「よしそれでいい」

ブスッ!(←のどに刺した音)


もう、たいていこの展開です。

あるいは、医師との電話のやり取りで、普通の人(医師でない人)が医師の指図に従って、恐る恐るではあるけれど緊急なので思い切ってこの施術を施す、という展開もよくあるパターンです。


確かに、最初に見た時は新鮮だったし、ショッキングで印象的でした。

なにしろ、のどにナイフを入れボールペンを突き刺すわけですから、シロート感覚からすると「えーまじで!?そんなことしたら死んじゃう!」と素直にビクつくのが一般的な視聴者に求められている反応なのでしょう。


ところが、これだけこの施術が使われるのを見てしまった今となっては、病院以外の場所で呼吸困難に陥った、という状況を見た瞬間に、「あ、あれでしょ、ボールペンで気道を確保するヤツ」と、それこそ冷めた目線を送るようになってしまいました。


ま、正直、ちょっと使われ過ぎでしょ

そろそろ何か新しい緊急施術を登場させてくれないと、視聴者としてもかなり見慣れてきちゃってるんですが。


とはいえ、実際にその場に自分が立ちあっていて、医師に電話で、ボールペンを突き刺して!と指示されたら果たしてできるのか!?と問われると…難しいです、ごめんなさい、誰かやって~ となるでしょうね。


それ考えると、大変な施術ですよね、見慣れてきちゃってなんて、すいません、生意気なことを申し上げました。




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「グレイズ・アナトミー9」です。

<#12 幻の痛み Walking on a Dream>


今回も、とても興味深いエピソードでした。

いつも通りモリダクな内容でしたが、今回重要なのはやはり、病院の存続問題だと思います。


メレディス、デレクら飛行機事故の被害者たちに多額の賠償金を払うことになったシアトル・グレース病院は、経営の危機となり、なんとか倒産という状況を回避するため、コストカッターとなるべきコンサルタントを迎えます。やってきた「医療管理アドバイザー」アラナ・ケイヒル。彼女はかつてはリチャードの教え子で、彼女自身、外科医です。


彼女は、病院内をくまなく見まわし、出来る限りオペも見学し、削減できる部分を探しています。

医師たちは当然、気分が悪いですよね。

自分たちの仕事が不要なものとしてカットされるのではないかと戦々恐々としながら仕事をしなければならないのですから。

特に復帰したばかりで難しい脳手術に挑もうとしているデレクは完全に彼女を敵視します。


【以下本エピの重要論点ネタバレ気味】


そして一定期間の見学を終え、アラナが出した結論は、誰もが想像しなかったものでした。

彼女はERの閉鎖を提案したのです。

その提案に、笑い声さえ響きます。

それはありえない、ここは国内でも有数の最高水準の外傷診療施設だ、などとみんなが口々に言いますが、アラナは、ERがコスト的に観て無駄が多く、病院を存続するならば閉鎖しかないと主張。


そこへ、ミランダ・ベイリーが、痛烈な意見を挟みます。


「他に方法がある?」

「誰もが大金をつかんだワケじゃない」

「必要な措置なら仕方ないでしょう」


明らかに賠償金をもらった人への批判であり、事故被害者vsその他の職員の、確執が表面化した瞬間です。

非常に難しい問題ですが、ベイリーにも理があります。

おそらく黙っていた他の人たち(事故被害者以外)も、同じ思いのはず。


事故の賠償金、一人1500万ドルですよ。1ドル100円換算で15億円です。

そのために、病院が倒産の危機にあるんです。

いや1500万ドルもらった人はいいですよ、何もしなくたって老後まで贅沢三昧出来ますから。

けど、そのために職を追われる、その危険を抱える多くの同僚がいるわけですよね。

もちろん、事故にあった人たちは被害者だし、その人たちのせいではないですよ。

でも、デレクも言ってました、そんな気もするって。つまり自分たちのせいだという気もする、と。


だから、賠償金をもらう気ならER閉鎖も黙って認めたら?

せめて、かっこよくER存続を叫ぶんだったら、一人半分ずつでも返したら?


ベイリー含め、事故被害者以外の職員がそんな風に感じても、無理のないことだと思います。


簡単な問題ではないけれど、ここで出来る限り一致団結して、この試練を乗り越えるよりほかないですよ。
前へ進むのってホントに大変、一筋縄ではいかないものですね。




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「ボディ・オブ・プルーフ3」です。

<#12 漆黒のフィラデルフィア Dark City


今回は飛行機の墜落事故が一つのモチーフになっているのですが。

最近、アメドラでこの「飛行機墜落事故」は、一つのブームと言えるのではないでしょうか。


私はここ1年くらいで少なくとも3回、このモチーフに出会いましたよ。

・「グレイズアナトミー8」最終話

・「スキャンダル」ファーストシーズンの第5話

そして今回です。


まぁ今回のは、乗客の一人が窓へ向けて発砲したために起きた墜落ですので、事故というよりは事件なのですが。

それにしても、米国内では飛行機の墜落事故というのが比較的起こっていて、社会問題化しているのではないでしょうか。ドラマは社会で起きている事象を反映しますからね。

そして、そのこと自体、かなり深刻な問題だと思っています。

アメリカのような広い国土を持つ国であれば、移動手段として飛行機は欠かせないのに、一回で相当多くの命が奪われてしまう墜落事故がそう頻繁に起こるようではまずいですよね。


とはいえ私にはどうしようもないので、それはさておき。


今回の墜落事故は、機体の一部が発電所に落ちたために、フィラデルフィア市内のおよそ半分が停電に陥ってしまいます。

この事件について調べるうちに、この惨事を起こした「発砲した乗客」というのが、なんと航空保安官であることが判明します。

生存者の話によると、どうやらその航空保安官は狂ったように何かを話し続け、発砲し始めると、その球の一部が飛行機の窓を貫き、飛行機は墜落したとのこと。

不可解で謎に包まれた事件で、状況が二転三転しながら、ミステリーとスプラッターホラーを混ぜ込んだような演出で物語は進められていくところはさすが。

しかも、いろんな要素が程良く、適度に混ざり合っているんですよね。GJです!


さて、ミーガンを取り巻く恋愛事情、今週も若干、進展しました。

この日、ミーガンは衛生局のスタッフォードとディナーというかデートをしていまして、ちょうど、「今夜は遅くなる」と家に電話を入れていたところでした。

ああ、ついにミーガンはこの咲野俊介セクシーヴォイスとそうなってしまうのか、と思ったその瞬間!というほどでもないのですが、街が停電に!

なんというタイミングでしょうか!

結局この二人の仲は、これ以上進展ないかもしれません。


そして捜査の途中で、トミーとの連絡が途絶え、ミーガンは居ても立ってもいられないほどトミーを心配します。

やっぱ、トミーなんでしょ。絶対そうよね~


ところがトミーはその飛行機の乗務員(結果的にはこの事件の一人のキーパーソンだった人物)の言葉に感銘を受けます。モノはとりよう、というか受けとめようなんだけど、「前へ進め」的な言葉に、ミーガンは諦めてダンへ、みたいなメッセージを受け取ってしまった、かもしれないトミー。


これらの人間関係はどのようにまとまるか、まとまらないかは分かりませんが、次回がシーズン最終話です。




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「ビッグバン★セオリー」ファーストシーズンです。



<#3 オタク青年と片思いの法則 The Fuzzy Boots Corollary>



まだファーストシーズンの序盤ですが、物理系オタクたちに思い入れというか同情心が芽生えてきてしまったくらいにはハマっています。



ペニーは、普通の若くてカワイイ女の子らしく、好きな男に振られてすぐにまた好きでもない別の男と付き合ったりしています。


そして、オタクたちの食事に付き合ってくれるくらいにはイイ子ですが、やはり、というか当然に、オタクと付き合う気は(今のところ)ないようです、まぁ仕方ないですけど。



今回レナードは、満を持して、ペニーをディナーに誘います。

ペニーは喜んで受け入れますが、理由は「みんなといると楽しいから」。

つまり、レナードがデートに誘ったとは思っていなかったみたいです。


そして結果はやはりイマイチ残念な・・・

けど、ペニーはそんなにイヤじゃなさそう。

もちろん、付き合うとは思えないけど、普通の友達になれるだけでも、レナードみたいな男にとっては珍しいことだろうし、だからこそ、レナードも諦めきれなくなってしまうんですよね。


でもさ、そういうことって、オタクじゃなくても、普通の恋愛にもよくあることですよ。

だからドンマイ!



結局、細かいシチュエーションは違っても、根本的な事象は万人にありがちなことだからこそ、これほど多くの人を楽しませ、同情も得られるのだと思います。


負けずに頑張って~レナード!!応援してます♪






<#4 オタク青年と母親の法則 The Luminous Fish Effect >



シェルドンは新しい学部長を侮辱したためにクビになってしまいます。

彼は休暇がとれたと開き直って、家にこもっておかしな研究を始めます。

レナードは業を煮やして、遂にシェルドンのお母さんを呼びます。


人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記-シェルドンのお母さんとレナード


今回、明らかになったことですが、シェルドンは小学校5年生を終了した後、大学に飛び級したって…

天才!!


ちょっと前に、「半沢直樹」で、1970年12月生まれの1992年入行という設定があって、「ウソだ!それじゃどっかで飛び級したことになっちゃう」と思ったのですが、あまり話題にもならなかったので、年功序列営業みたいなニッチな経験がない人たちは、誕生年を聞いて早生まれじゃなかったら23を足して入社年を想定する、なんていうことはやらないんだなぁと思いました。(クドくてすみません)



ともかくそんな天才シェルドンの母親がこれまたすごく面白くて素敵なキャラ。

シェルドンを謝罪させるためについて行った学部長室で、早くも学部長に気に入られていい仲に?なっちゃったみたい。

私もすぐにファンになっちゃいました。


今回、一番ウケたのは、シェルドンママのパイの隠し味。

ラブじゃなくてラードだそうです♪

ププッ(๑→ܫ←)


そして二番目にウケたのは・・・光る金魚のベッドランプでーす♪




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「華麗なるペテン師たち」ファーストシーズンです。

<#3ジンクス無用 Picture Perfect>


今回は美術品、というか絵画にまつわるちょっとハイソな(?)詐欺事件でした。


ミッキーたちの詐欺師集団、特にミッキーは、ペテン師として独自の掟を割と厳格に守っています。

その「掟」というのは、困っている人をだますな、というようなことで、本当にお行儀のいい人たちだなぁと感心します。そう、ミッキーたちのターゲットは常に、大金持ちの悪人でなければならないのです。

ところがアルバートとアッシュが、その掟を図らずも破ってしまったために、ミッキーの中ではジンクスが渦巻き始めていました。

アルバートやアッシュもそれは重々分かっていたのですが、ターゲットを間違えたのです。


ミッキーはそのことをずっと気にしていて、離婚調停がなんとなく上手くいってないのもそのせいじゃないか、と考えるようになります。結構、というかかなり繊細くんなんですよね。


しかし本業の詐欺の現場となると一転、きちんと本領を発揮するのがミッキーのすごいところ。

ダニーが持ってきた美術案件も、最初はまったく乗り気でなかったくせに、ミッキーの一言で上手く転がし始めてしまいました。


今回の案件は割と複雑で・・・というかいつもそれなりに複雑なのですが、近代画家モンドリアンのウソの作品を偽造することで、ピカソがキュービズムを提唱する以前に既にモンドリアンが抽象画を描いていた、という事実をでっち上げることで、その偽造されたまったくのニセモノ絵画を大金持ちのコレクターに売りつけよう、というものです。


これって、相当ハードル高い詐欺ですよね!

モンドリアンの画風を守りつつ、新しい絵を創造しようっていうんですから!

ムリムリ!!


ところが、こういうことを専門にやってる人っているんですね。(いやホントにいるのかは知りませんが)

偽作の画家みたいなことを商売にしている、とーっても胡散臭い詐欺師画家が登場します。

この人は、半身不随、神経麻痺を装って、警察からの尋問も受けないでいる、という根っからの詐欺師なのですが、このミッキーたちの計画に乗り、モンドリアンの偽作を作り上げます。

オイルサーディンとか砂浜の砂とかを使ったりして、それはもう用意周到。

なぜかその詐欺画家は、素っ裸で絵を描くんです。

ホント、変な人!!


こういうディテールが笑えるんですよね~

そして見事!モンドリアンの偽・抽象画を作り上げちゃうんです。

抽象画だし、ちょっと見ても、それが本物ぽいんだか上手いんだかよくわからない。

なかなか練られた脚本だと思います。(笑



彼らの仕事って、いつもってわけじゃないんだろうけど、文化的な香りが漂うのが、なんとなくいいとこついてるっていうか、くすぐられちゃう感じ?なんですよね。


ジンクスも払拭できたみたいだし、これからも清く楽しく美しく、この詐欺師活動を続けていくのかな!



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