人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -27ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

見始めてまだ2週目ということが信じられないくらい、生活の一部となりつつある「ビッグバン★セオリー」。毎回、とにかく笑いの連続だし、ネタにも事欠かないですね。

セリフもいちいち可笑しくて、メモっておこうか、というものもよくあります。


で、今回取り上げるのはファーストシーズン<#10 ウソから出たウソの法則>です。


これは、ペニーがものすごく音痴なのにもかかわらず、ミュージカルの試演舞台に代役として抜擢されたということを聞いたレナードが、シンポジウムがあるから観にいけない、と咄嗟についたウソを発端として、なぜかシェルドンがそのウソを気に病み、さらにウソを重ねて話を複雑化させる、という話です。


その複雑なウソをでっち上げるまでの話も面白いのですが、その中で非常に興味深い話がありました。


シェルダンが作り上げたウソというのは、薬物依存症の自分の従弟をロングビーチまで迎えに行って、施設に入れなくちゃいけないんだけど、シェルダンは運転しない、だからレナードが運転して付き合ってくれるのだが、レナードはシェルダンを気遣って、そのような従弟の存在をペニーに知らせないためにウソをついたんだ、というものです。


そのシェルダンの作り上げた従弟レオポルドの人物設定がなかなか興味深いものだったのです。


彼が言うには、レオは上下に兄弟がいる「典型的な真ん中の子」で、両親は離婚している、そのような環境で育った真ん中の子は、「例え自分を傷つけてでも反抗することで周りの注意を引こうとする」んだそうです。


そしてシェルドンは遂に、(というかなぜか、)そのウソをより固めるために、研究室の助手であるトミーを自宅に呼びつけ、存在もしないレオを演じさせます。またそのトミーが特殊な経歴の持ち主で、MITでは物理のほかに副専攻で演劇を学んでいたという変わり者ですが、とりあえずその話は置いといて。ともかく、シェルドンがトミーに対し、演技指導(?)する際にもこの「真ん中の子」理論が出てきます。


「そこは真ん中の子に典型的な"構われたい"という欲求だ」

それにはトミーにも、「ホントにそんな通俗な心理路線でいくの?」とバカにされてしまいます。



このくだりを観ていて、私はあることを思い出しました。


ずいぶん前に同僚の女の子とランチをしていた時、その時の部長の話題になりました。まぁよくある上司に対するグチの一種です。

同僚の子の一人がこんなことを言いました。

「自己中っていうかワガママで扱いにくいと思ってたけど、案の定、部長って、三人兄弟の真ん中なんだって!!」

私も、へぇ~っと小さくうなずいていましたが、実は少しドキッとしてました。

何を隠そう、私自身、三人兄弟の真ん中だからです。いや別に、「私もだけど」と笑って言えるくらいの仲だったし、その子に対して腹を立てたりしたわけでもありませんが、なんとなくタイミングを失してしまったんです。


ところで当時、私はもうすっかり大人と言える年齢でしたが、それまで、そういう話を聞いたことがありませんでした。

私が真ん中なので、周りも気を使っていたのかもしれませんが、とにかくその時初めて、兄弟の真ん中はそのような傾向がある、もしくはそのように思われている、ということを知ったのです。


で、またしばらく忘れていましたが、シェルドンのおかげでまた思い出すことができました。

しかも、それは割と「典型的」で「通俗的」な認識なのだな、ということも分かりました。


なるほどですねー


ことほど左様に、ディテールについても興味深いドラマであります。




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「リゾーリ&アイルズ3」<#8 ノド切り Cuts Like a Knife>です。

今回も酷い話でした。
いえ、ドラマのストーリーが酷い展開というわけではなく、とても残忍な事件をモチーフとしている、ということです。
このドラマ、登場人物たちが明るくて、ポップなネタも織り交ぜられているのでそこに救われていますが、扱う事件は暗くて辛い事件も多いです。


結婚式場で花嫁が殺されます。のどを切られて多量の出血死。
殺されたのはクロアチアからの留学生アーニャ。
控室にいたはずのアーニャの妹も行方不明に。
そしてアーニャのうなじにはクロアチア語「K」の文字が。
何か組織的な関与の疑いが浮上します。・・・

これが本当に笑えない話で、もしこんな犯罪が組織ぐるみで行われているとしたら、絶対に見過ごすことはできないのですが、ボストンてやはり、犯罪組織がうごめく街なのでしょうか。

そしてサイドストーリーではジェーンの部屋の隣にセクシーなタトゥアーティストの女性ライリーが越してきます。感じもよく、フロストとフランキーは両方とも彼女の虜になってしまいます。

 
(▲これは撮影中のスナップショット)

ジェーンのマットレスを運んでくれるはずだったフロストとフランキーが、ライリーの引越しにとられてしまって、イラつくジェーン。
思い余って彼女のことを調べてみたら、危険な事実を発見してしまいます。・・・

急に現れた謎の美女、しかもセクシーでタトゥが入ってたりしたら、もう怪しいと思って間違いないですよ。それにしてもフロストもフランキーも警察の職員としては見る目なさすぎです↓

さて、今回もモーラがかわいいカッコしてます。

リゾーリ&アイルズ

ドラマで観た時はワンピかと思ってましたが、こうして見るとツーピースっぽい?ですね。

モーラ

【トコのファッションチェック】
胸元の大きなリボンがポイント。でもこの素材感とグレーの色調、スレンダーなラインで甘すぎずクールにまとまっています。スカートの丈もひざ下で上品さも高感度もアップ。

それにしてもなんでドラマの検視官ってこう、オシャレで華やかなんでしょうか。
ってドラマだからですよね。


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「ボディ・オブ・プルーフ3」いよいよ最終話です。

<#13 真実の鍵 Daddy Issues


ラストが急ぎ足となってしまった感はあるものの、シーズン最終話はクリフハンガーもなく、全てが一応の解決を見たし、どうやらこのドラマ、この第3シーズンで打ち切りのようです。

特にシーズン3に入ってから、とてもいろいろな工夫が見られ、完成度が高くなってきているように感じていたのですが、、、昨今ますます熾烈となってきているアメドラ界の視聴率競争の中で生き延びることができなかったのでしょうか。


と、ここまで書いて調べてみると、どうやら放送局を移して続行の可能性もあるようです。

アメドラには、しばしばこういうことがあるらしいですね。つまり、一度打ち切りが発表されたドラマを他局が買い取ってシーズンを続ける、ということが。


面白いキャラクターが満載のドラマだし、やめてしまうのはもったいない!と私も思います。


さて、今回のストーリー。

自殺したとされる父親の墓を再捜査するための許可をもらったミーガンが、父のお墓を掘り起こすが、何と死体は消え、棺桶はもぬけの殻。父の死は自殺ではないということをますます確信するようになるミーガンは、トミーとともに父のかつての仕事場を調べると、隠し戸棚からある若い女性のカルテを発見します。

一方、公園で、顔面をつぶされ、両手首を切られた遺体が発見され、身元を確認するためにケイトは顔面を再現する作業に入ります。・・・


人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記-墓を掘り起こしたが


今回、7話で登場したセラピストがまたまた出てきて、不思議なキーマンを演じます。名前は忘れてしまったけれど、LOSTのデズモンドでおなじみのヘンリー・イアン・キュージックという俳優さんです。

この人、前に出てきたときもすごく不思議だったんですが、今回はそれに輪をかけて不思議です。

以前にはミーガンは一度、彼を信じて父親のことを打ち明けます。しかし、すぐに彼への信頼がなくなり、もう二度と彼のセラピーはうけるまいと決めるのですが、今回フラッと登場し、ミーガンの力になりたい、というようなことを言います。この辺も、何故!?ってか誰得!?って感じなのですが、さらに本当に最も大事なところでミーガンの力になってくれて、すぐさま身を隠してしまいます。もしかして神様?


この謎の多さ、使う側がLOSTのキャラを引きずってるのでは?とか思っちゃう。


さて、この回で父にまつわる謎は解決しました。ちょっとナニソレ的ショッキングな展開だったけど、ま、ドラマですから。

そして、トミーとの仲も一応、一件落着しました。

ケイトは久々に得意分野である「顔の再生」という作業をして、この仕事に若干の未練を感じてるようです。


結論:続けようと思えばいかようにも続けられます!



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映画評「ディパーテッド」(2006年アメリカ)です。

ディパーテッド [DVD]/レオナルド・ディカプリオ,マット・デイモン,ジャック・ニコルソン
¥1,500
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えーと、もうこの完成度の高さ、言うことなしなんですが、一応、どこが素晴らしかったかについて簡単に書いてみます。
とはいえ今回見たのが地上波放送バージョンだったもので、ところどころ飛ばしてる部分がありました。
実際には150分の映画を1時間半くらいに縮めているので、いろいろなシーンが飛んでるわけで、その中には重要なシーンもあるに違いなく、近々ノーカットバージョンを何らかの形で観たいと思っています。というか私、恐らく公開時に、この作品観ています。ところどころ、ああそういう話だったなってところがありました。ただ、ほぼ内容も忘れていたので、新鮮な気持ちで観ることができましたし、もう一度観ることも何らやぶさかでないです。

■その1:キャストがみんな素晴らしい
ジャック・ニコルソン、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンといった三人の主要人物はもちろんのこと、落ち着いた責任感も強い大御所警部クイーナンを演じたマーティン・シーン、皮肉ばかりで口が悪くブチ切れやすいが正義感の強いディグナム巡査部長を演じたマーク・ウォルバーグ、コステロの手下「フレンチ」を演じたレイ・ウィンストンなどなど、確かに大物俳優ばかりなのですが、みんながみんな、それぞれの役割を見事に演じています。
中でも随一の演技力を発揮しているのは、やはり何と言ってもレオナルド・ディカプリオでしょう。優秀で生真面目で器用、でも当然ながら潜入捜査に嫌気をさし、弱さも見せます。

■その2:脚本、演出が素晴らしい
暗黒街の人間模様やマフィアの悲哀を描かせたらマーティン・スコセッシに勝るものはないとは思いますが、それにしても練られ過ぎです。そもそもこの映画は、香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクだそうですが、舞台をボストンに移し、アイリッシュマフィアを中枢に据えたことで、完全にアメリカの物語になりました。

ストーリーはこうです。
ボストン南部。FBI、州警察はそれぞれに、ある男の確保に向かって進んでいました。地域の闇世界を牛耳っているフランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)です。クイーナン警部率いる州警察の「特別捜査課」は、大変優秀な新人ではあるが親戚に犯罪者の多いビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)を使って潜入捜査をすることに。そのために何年もかけてビリーに犯罪歴を与え、新しいIDを作り、ビリーをコステロの元に送ります。ところが、捜査の方はなかなか進まず、それどころか常に警察側の情報が漏れているようす。実はコステロは州警察内にスパイを送り込んでいたのでした。それが、州警察の特別捜査かにいるコリン・サリバン(マット・デイモン)だったのです。・・・

警察内のスパイと、マフィアに潜入した警察官、というこの二人の関係だけでもややこしいのに、さらに重ねて複雑な人間関係が少しずつ明らかになっていきます。
そして、それぞれの人間性や心の機微を丁寧に描いているものの、彼らに襲いかかる運命たるや、本当に容赦ないです。残酷ですが、それが暗黒街の現実ですよね。
こういう常に緊張感のある展開が好きな方は、とにかく観た方がいいです。

■その3:音楽が素晴らしい(おまけ)
さて、映画の中で印象的に使われている音楽ですが、TVドラマ「リゾーリ&アイルズ」のオープニングテーマでもある、I'm Shipping Up To Boston - Dropkick Murphysです。
アイルランドからボストンに来るって歌(たぶん?)なので、この映画にぴったり!
いや、もしかしてこの映画のために書かれたのかな?分かりませんが。

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とあるブロガーさんの記事に、新シーズンスタートの情報があり、テレビ東京のお昼に海外ドラマを放送する枠があるということを知りました。

地上波での放送だからきっと丁寧に作っているに違いないし、何より面白い話題作に違いない!と思ったので、早速、録画!


「NCIS」というのは有名だから聞いたことはあるけれど、「LA」と付いているだけにそのものズバリではなく、CSIとCSIマイアミみたいな関係なんだろうな、とかその程度の前知識(というか推測?)のもと、シーズン2ですが見始めることに。

しかも私のタイミングが悪く、録ったのは2話目からになってしまいましたが・・・結論としては、2話目からでも録画しといてホントに良かったです!


のっけからビックリしたのはLLクールJが出ていること!

なんかこの人見たことあるなーと思っていたけど、テロップで「LL cool J」と出てきたときは、エッマジ!?あのヒップホップの!?けど、すごい捜査官ハマってるんですけど!!て感じで大興奮。

誰が彼の俳優としての才能を見出したか分かりませんが、存在感もあってカッコいいです。


そして、ドラマのテーマは、「極秘潜入捜査」。私、もともとスパイものとか結構好きだし、だましたりだまされたり、ギリギリの緊迫感の中での駆け引きとか、見ていてハラハラドキドキ、とにかく楽しいです。



今回見た第2話「逸話 Black Widow」は、NCIS捜査官の殺害から始まります。

犯人は複数人のグループで、みんな防犯カメラに顔が映らないように細心の注意を払っているプロ集団なのですが、一人だけ、自動車の窓ガラスに顔が写りこんでいて、身元が判明。

捕まえて話を聞いてみると、暗殺のために雇われた殺し屋集団だということが分かります。

しかし、犯人グループの一人一人は最低限の情報しか持っていないとのことで、事態の全貌がつかめずにいたところ、どうやら犯人には一人ずつにバックアップが用意されているとのことで、これから1時間以内に連絡がなければ、バックアップ要員が動き出すということが分かります。

そこで捜査官Gカレンが、そのバックアップ要員になりすまし、潜入捜査をすることになります。・・・



潜入の段階から、神経が凍りつくようなハラハラ展開が用意されていたり、次の暗殺ターゲットは郊外に住む普通の主婦だったりと、かなり興味深いストーリーが続いて、視聴1回目にして(見たのは第2話ですが)、このドラマの人気の理由が分かった気がします。


これから(月)~(木)で一話ずつ放送されるようなので、毎日の楽しみがまた一つ、増えた感じ!!


人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記-NCIS:LA


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