最近、何となく年齢を意識することが多くなっていた。
だが、朝の自転車走行の後、しばらく味わうことのなかった爽快さと胸の霞が消え去ったような気分になったのは不思議。
昔、多忙な状況にもかかわらず、がむしゃらに自転車で走行し続けたころは、仕事や私生活において最も充実していた。
その頃の記憶を体が思い出したのかもしれない。
まだまだ、引っ込み思案にならずに、やれることはやれば良いということだろう。
シャワーを浴びた後、出かけようかと誘うと、昔住んでいた八橋に行ってみたいという。
日本に来て初めて住んだ地域であり、上の子が中学生、下の二人が幼稚園児になるまで生活した頃の思い出話を沢山聞くことができた。
古い家屋はほとんど建て替えされ、別の町のようだと呟いていた。
いつまでも我々の頭の中に残るのは、今の立派な建物がある景色ではなく、おんぼろ住宅があり、家の裏が草ぼうぼうの風景であろう。
車から降りることもなく通り過ぎ、藤よしでトンカツ定食を食べた。
夫婦ともども以前のように大形のトンカツを注文することもなく、ご飯やキャベツのお代わりもしないで店を後にした。
左のアパートの位置に
古い帝国石油の社宅があり
その一角に住んでいた
車一台通るのが
やっとの未舗装の小路だった
上のアパートの裏にも道路ができ
向かい合って住宅が建っている
しかし、その昔は
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こんな場所
コンテストから足を洗って3年(50年前)
向かい浜の岸壁
木材チップがベルトコンベアで日本製紙へ搬入されている
子供らが遊んだ公園
すべて古くなり壊れているものもある
何しろ30年以上経っているからなあ