炭素循環農法交流会@豊後大野市のお知らせだよ。
炭素循環農法の交流会のお知らせ。
炭素循環農法の提唱者の林幸美さんがブラジルより来日されます。
5月1・2日の2日間、林幸美さんをお招きして豊後大野市で交流会をすることになりました。
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5/1(火)
豊後清川駅9:30集合
10:00〜12:00 圃場見学
場所 https://goo.gl/maps/FrswJSuASNL2
12:30〜16:00 炭素循環農法のお話、質疑応答
場所 神楽会館会議室
http://www.bungo-ohno.jp/categories/shisetsu/kagura/
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5/2(水)
9:30〜13:30 炭素循環農法の理論編「心=”光”」のお話、質疑応答
場所 神楽会館会議室
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参加費 1日1000円程度(林さんの旅費・宿泊代・会場代)
昼食休憩は特にないので、昼食、飲み物は各自用意願います。
(近くに道の駅、飲食店があります。)
参加希望の方は、メールtoccyon@gmail.comへお願いします。
炭素循環農法HP
http://tan.tobiiro.jp/index.html
「心=”光”」HP
鹿児島に行って来たよ。
寒い日が続いていますが、
アルバイトで鹿児島に行って来ました。
せっかくの鹿児島でしたが、
雪が吹雪いている中、外での仕事になりました(ノ゚ο゚)ノ
帰りは、ちょっと寄り道して
西郷さん巡りをして来たよ。
Q&A1
C/N比40を境に、以下ならバクテリア(細菌類)、以上なら糸状菌(菌類)が主に働きます。
そして一般的な常識とは反対に高C/N比なら窒素飢餓が起きず、低C/N比(40以下)で窒素飢餓が起きます。
そもそも、腐敗と呼ばれる現象は有害成分が生成される分解作用のことで、それに伴うマイナス現象の一つが窒素飢餓です。低C/N比(40以下)で窒素飢餓が:
慣行施肥栽培で言う「高いC/N比」は、19~30程度の中途半端な物(主に堆肥)のこと。圃場に投入してからも腐敗が続き窒素飢餓を起こす。完熟堆肥は 15~18程度で腐敗はほぼ終わっている。窒素飢餓は起きないが他の施肥障害は起きる。
窒素飢餓:
「腐敗分解→窒素吸収阻害物質生成→植物の窒素吸収活性低下→窒素不足」というのが実態。分解に伴う無機態窒素が十分ある。過去言われてきたように、土壌中の窒素を微生物が奪うのではない。
通常の堆肥はC/N比30に調整・堆積。バクテリアによる腐敗分解の後、C/N比15~25程度になってから畑に投入。土壌のC/N比12(日本の畑地の平均)と同じになるまで、最初は細菌類、腐敗が治まると菌類(カビ)が分解します。
無施肥・無農薬,土壌改良,菌類■炭素■■■■40:1■■■■窒素■細菌類,肥効,施肥・農薬
要はC/N比の高い資材を使いバクテリアに食わせないこと。
でも、実際の現場ではC/N比を調べたり、計算する必要はありません。売上以外の計算は不要(笑)。
緑肥や雑草が十分成長し種を付け、炭素固定量が最高になった時点で、生のまま鋤き込めば丁度良いC/N比になります。
麦、稲はコンバインで籾だけ収穫した直後。生食用トウモロコシなら収穫後、完全に枯れない内が適期(米糠などの補助資材を使わない場合は2週ほど置き半生状態で糸状菌の繁殖を待ち鋤き込む)。
これは新鮮な落ち葉のC/N比50と同程度。役目を終え次第、土に返せば良いという既に神様が計算済み(^-^)の絶妙なバランスです。
完全に枯れない内:
枯れると自己分解作用や微生物による分解を受け、易分解性の糖類や窒素(蛋白質、アミノ酸など)が失われ、セルロースやリグニンなど難分解性の高炭素化合物だけが残る。無駄であると同時に、C/N比が上がり過ぎキノコ菌の繁殖に時間がかかる。逆にC/N比の低い若い生の作物残滓や緑肥作物、雑草などは十分枯らせばC/N比が上がり腐敗させずに使うことができる。
半生状態:
分解に必要な易分解性の成分を失わない程度に枯らし(細胞を弱らせ)、成分を無駄にすることなく分解を容易にする。水分を飛ばし細菌類による腐敗分解を防ぎ、菌類(糸状菌)の繁殖を促す。微生物が増え分解能力が高まれば必要のない操作だが転換初期には有効である。若い生の作物残滓や緑肥作物、雑草:
作物 C/N比
・イネ科(茎葉) 8種類: 19 (出穂前の若草)
・マメ科(茎葉) 5種類: 14 (開花前の若葉、根や根粒菌Nは含まない)
・野菜(茎葉) 35種類: 14 (とう立ち前の若葉、根菜類は葉のみ、果菜は実のみ)
・アブラナ科(外葉)5種類: 17 (葉野菜の残滓)
C/N比は主要作物の平均値(蛋白質の16%を窒素、固形分の50%を炭素として計算)。
とう立ち、登熟すると3倍前後高くなる。
【参考:日本標準飼料成分表、五訂増補日本食品標準成分表など】
空気清浄機をつくったよ。
連日、寒い日が続いています(ノ゚ο゚)ノ
ハウスも中も、マイナス8度。
でも、日中は家の中より暖かい?
話は変わって、空気清浄機を作りました。
テネモスさんで紹介していて、
いろいろ効果がありそうです(放射能も消える?)。
ペットボトルの中の水に、
ペットボトルの水は、畑に撒いているよ。
Q&A1
キノコに代表される木材腐朽菌(白色糸状菌)には、炭素(主に木質資材)と水、空気、太陽(熱)さえあれば十分。
直接には土も必要としません。
糸状菌と言われるように菌は糸状に繋がっていて、菌糸の成長速度は数mm~数cm/日と非常に早く、短期間で土壌中に菌糸を伸ばします。キノコ菌の場合、キノコを作るために繋がっている菌糸全体から養分を一箇所に集めます。
種類によっては植物より遥かに早く広範囲から養分を集めることもできます。植物と共生し、リンを可吸化すると言われているVA菌根菌も糸状菌です。
つまり、植物の根の代わりをし、根の届かない所の養分でも利用可能にしているのです。
菌類は植物の進化と共に共生関係を強めてきました。植物への養分供給だけでなく、土壌環境を整えるのも菌類です。植物だけでは自然環境は守れません。
硬盤層形成現象はなにも、大型機械使用だけが原因ではありません。キノコ菌の餌でもある炭素資材不足による腐敗(土壌団粒の崩壊)が真の原因です。
大型機械で破砕しても炭素資材が不足すれば1~20~1年で再形成。これを、機械力に拠る破砕なしに、無くすことができるのも糸状菌です。
炭素循環農法に転換すると、1年程で耕土層は良くなりますが、硬盤層のある心土は直ぐ良くなりません。
そのため気象条件等が悪いと、有機栽培で一般的に使われる補助資材(木酢、牛乳、ストチュウ等)も有効ですが、それは転換初年度だけ2~4年0~3年で硬盤層は消え腐敗も起こらなくなり雨後、鉄棒(先端19mm)が2~5mほどスポッと入るようになります。
基本を守れば補助資材は一切必要としません。補助資材の効果がある内は土ができていない証拠。
何かに頼る事は障害(病気=自然農法症候群)、無駄な時間を費やすだけです。
今年も、しめ縄をつくったよ。
昨日は、地区の行事でこんぴら様。
しめ縄を造り、祀られている石碑にかけました。
毎年、寒空の下での作業でしたが、
今年は、屋内での作業になり、
あっという間にできました。
今日は一段と寒かったけど、ブドウの剪定をはじめたよ。
Q&A1
発酵、腐敗は微生物が有機物を分解する初期過程で起こる現象での違いで、人にとって有益か有害かの違いと言われ、最終的な無機状態になればどちらも差がありません。
でも、人にとって有益な分解過程を発酵と呼んでいるのですから発酵が有益なのは当たり前なのです。
ミソとクソを一緒にしてはいけません。人はアルコールに群がりハエはクソに群がります(笑)。
人は腐敗したもの(しやすい物)は食べられません(食べない方が良い)。
虫は発酵したもの、腐敗し難いものは食べられません。
これは植物にとっても同様で発酵は好都合で腐敗は不都合。しかし腐敗した有機物でもある程度、分解(腐熟)が進み腐敗臭がしない状態になれば直接の害(施肥害は別)がなくなり、農業で昔から応用されています。
通常、発酵では途中で一時、分解が止まった状態が現われます。腐敗では一旦、分解が始れば止まりません。
「降りると落ちる」の違いのようなもの。
そして発酵では人や作物にとって有用な成分(酵素、アミノ酸、有機酸、成長ホルモン、ビタミン、糖類、各種生理活性物質など)が生成され、腐敗では逆に有害成分(各種炭化水素、硫化水素、アンモニア、窒素吸収阻害物質=窒素飢餓の原因成分、酵素阻害物質など)が生成されます。
発酵(プラス)に向かった場合、有用成分の働き等で更にプラスに傾き、傾いた分だけマイナス面が減り、良いことずくめになるというのが自然の仕組み。
発酵分解は都合の良いことに初期分解はゆっくりですが、植物の要求量も少なく、作物の成長に従い分解量も増え、無駄なく利用。作物毎に養分量を変える必要がなく、多様な作物を同じように栽培でき、生育中の養分補給(追肥)も不要です。
当然、その反対もあり、例えば、鋤き込んだ炭素資材のC/N比が低すぎ窒素過多の場合(若い雑草やマメ科の緑肥作物)、腐敗作用が勝り急速な分解が起こります。この時、生成された有害成分が植物の根を痛めたり植物に吸収されたりします。
また、未利用の無機化された窒素が流亡すれば環境汚染を起し、作物の後半の生育に支障(窒素不足)を来たします。資材の種類や使い方次第で発酵か腐敗かが決まり、何れが勝るかで結果は正反対。
同じ分解作用でも発酵と腐敗では決定的な違いを生じます。
人の腸内も同様に、発酵分解、腐敗分解が微生物により行われています。土壌中での分解過程に当てはめて考えれば、結果がどのようになるか容易に想像できるというもの。
発酵は「生」。腐敗は「死」。につながります。
人体は一本のパイプ。裏返して見れば腸は、植物の根に相当すると言われます。
解剖学的にも腸内は体外と見られていて、土壌と接している器官と考えれば分かり易いと思います。
腸内での食物の分解作用を無視して、作物の質や人の健康を語ることはできません。
またこれが免疫に重要な役割を果たしていると言われます。
癌は炎症、炎症は慢性的な腐敗現象と言われます。
『原尻の滝』で放水したよ。
今日は、消防の出初式。
今年は、式へは参加せず詰所で待機。
その代わり?に、『原尻の滝』で放水しました。
あいにく曇っていましたが、風がなっかたので、
びしょ濡れにはならずにすみました。
筒先の補助をしたけど、水圧で飛ばされずに住んだよ。
Q&A1
つい、数十年前までは、農薬で守らなければならないような、軟弱野菜は先に虫や菌に食われてしまい人の口に容易に入ることはありませんでした。
ところが、農薬が普及し本来、虫の餌になるべき筈の物を人が横取りして食べるようになったのです。
冷蔵庫で長期保存すると水になる(バクテリアにより腐敗分解されドロドロに溶ける)のが虫の餌。エネルギーを使い果たしミイラになる(枯れる)のが人の食物です。
そして、これが鮮度の良し悪しを決定づけています。
虫から横取りした農産物は、見かけは同じでも人の食物とは言い難く、質的には今まで食べたことのない物を食べているわけです。これは人類にとって未知の経験であり、その結果どのようなことが起こるかまだ十分には分かっていません。
ただ分かっていることはアレルギー、アトピー等が無施肥栽培の良質な物に替えただけで治ることがあるということです。
健康な人の腸はやや酸性。虫はアルカリ性と言われています。
これは腸内微生物が違うためで、腸内が還元・発酵型(人)か酸化・腐敗型(虫)かということです。
この特性の違いを応用したのが微生物農薬。BT剤のバチルス・チューリンゲンシス(納豆菌と同属の枯草菌)の産生する結晶蛋白がアルカリ(酸化・腐敗型)条件下で活性化し、消化管が破壊されます。
木酢液や海草エキス、牛乳等の散布で(慣行農法からの転換初期以外は必要ない)、発酵作用を持つ微生物が増え、虫が食べれば腸内で発酵。産生された物質により、腸が破壊されたり消化不良を起し死にます。
結果的に微生物農薬(生菌)散布と同じ。
定植後、活着したレタスのアブラムシが勝手に死ぬのも腐敗し難い状態になったレタス故。これが無農薬になってしまう理由。
実際には腐敗しにくい物を虫は食べようとしません。品種改良された同一品種のキャベツでも「質」次第でアオムシが食べたり、食べなかったりする理由です。
また、植物は虫や菌に対する防御機能(植物免疫)のような対抗手段があります。
でも、それも作物が健康であってこそです。
タデ喰う虫も好き好き、虫(菌)と人は、同じ植物でも質の違うものが要求され、食べ物で虫と人は競合しません。共存可能なのです。
作物は土壌中の分解作用が還元・発酵型分解の場合は健康に育ち、腐敗し難く「虫に食えない」日持ちの良い物に育ちます。反対に酸化・腐敗型分解の場合、腐敗しやすく日持ちの悪い「人に食えない」虫の餌しかできません。日持ち=腐敗の難易度=バクテリアの餌として適・不適度です。
キクイモを干したよ。
一度植えると、掘っても掘っても
次の年に生えてくるキクイモ。
今年は、薄切りにして干してみました。
甘さもあり、ちょっとつまみ食いにも良さそう(^^)
どのくらい日持ちするか検証中。
キクイモは、血糖値上昇抑制作用
腸内の環境を整える作用
ダイエット効果など色々効果があるそうです。
キクイモは、デコボコしているので洗うのが大変だよ。
Q&A1
ズバリ!、微生物の放し飼いです(^-^)。
微生物や微生物の作った物、食べカス、あるいは土壌改良材(特に必要ないが微生物の邪魔をしない程度なら使っても良い)といわれる物を圃場に入れることではありません。
また物理的に引っ掻き回すことでもありません。
良い土とは、
作物の養分は微生物という形で生きている。即ち有機化=生物化。
微生物相(叢)が豊かである=土の進化(進化系統樹の構築)。
です。生きている養分(微生物)は、
土を耕す(団粒化)。
窒素を固定する。
他の養分を可吸化する。
腐敗しない。
分泌物や遺体で作物に養分を与え続ける(緩効的)。
養分バランスを崩さない。
養分が流亡しない。
天水の涵養力を増す。
土壌流失を防ぐ。
という働きをします。これは生きた土と一般的に呼ばれている状態で、微生物の放し飼いによってのみ可能です。
この際、大気中で分解させるという無駄をなくすため餌は鋤き込みます。
餌さえあれば微生物は勝手に自分の住み心地の良いように土を変え、あとは水と空気と太陽さえあれば作物は勝手に育ちます。
微生物や植物は、そのような自然環境で進化したのですから。
要するにダイエットです。血中に溢れ出した過剰な糖やコレステロールをなくし、細胞一つひとつを活性化するのと同じです。
概ね、先進国の土壌は肥満状態、発展途上国は飢餓状態のようです。何れにしても良い作物は育ちません。
但し、ダイエットであって断食ではありません。
従来の自然農法は、この点を勘違いしているようです。
確かに断食は効果的ですが人に限らず、全ての生き物は医食同源(薬食同源)。土(土壌微生物群)とて同じこと。
食事(餌)を絶つのではなく「正す」です。
飼うというからには餌の量を知らなければなりません。通常、畑地のバイオマスは、数ton/ha(乾物量)と言われ、菌類、バクテリア、センチュウが多く昆虫やミミズはそれ程多くはありません。
これは牛15頭(鶏5000羽)/haほどを飼うと同じことです(餌の消費・利用量からみて)。
必要な餌(雑草、作物残滓を含めた炭素資材)の量(畑地/年)は、最低(慣行栽培並の収穫量を得る)で、バイオマスと同量(炭素循環 例1=炭素換算3.5ton(乾物量8.8ton)/ha)。自然の循環からみた基準量は、その2~3倍量ほど。
これなら作物の収量も慣行栽培の2~3倍が可能。
緑肥作物の収量と目的の作物の収量は比例します。基本的には、これだけの量を圃場内で循環させればよく、外部から持ち込む必要はありません。但し、それなりの時間を要します。
もし可能なら、効率を考え必要量の一部(全部)を持ち込んだ方が得策です。
それなりの時間:
1. 緑肥(登熟させる)の栽培期間が必要である。主作物+緑肥作物/年が限度。
2. 無施肥に転換後2~3年経過しないと緑肥作物の収量=炭素固定量も十分増えない。
緑肥作物の収量=炭素固定量:
実際例(サンパウロ総合大学農学部 ピラシカーバ 22°42'34S 47°37'54W 標高530m)での初年度収量は、種類にもよるが10~15t(乾物量)/ha程度。その後、毎年50%ほど増収し、2~3年で20~30t/ha以上になった。3年以上経過し主作物の栽培期間以外を全て緑肥栽培に当てれば、冬がないため数十~100t/ha程度の収量が得られる。根や作物残滓もあり実質循環量はこれ以上。これに施肥すれば過剰になるのは当然である。尚、草類の炭素量は種類や登熟度により多少の差があるが乾物量の約40%、木材は50%前後である。
家畜は人が直接食べられないものを食べられるように変換するのが役目。気候風土に恵まれた地域では家畜はいらないのです。
日本で畜産が発展しなかったのはそのためでしょう。
直接食べられる物ができない地域以外では、無理な「有畜農業」を考えるより、見えない家畜をしっかり飼うことです。
無理な「有畜農業」:
食糧としての蛋白質源の確保や耕作のための堆肥資材、有機物資材確保が主目的の畜産。蛋白質は豆類や作物残滓の食糧化のために行う畜産で十分である。ブラジルには主目的が鶏糞採取の「鶏糞養鶏」という言葉がある。
そもそも穀菜食というのは気候風土に恵まれた地域でしかできない、贅沢な食事で決して粗食などではありません。窒素(蛋白)量が多く、胃腸や身体に負荷の大きい畜産物の方が、むしろ粗末な食事と言えます。
高窒素は土(微生物、環境)だけでなく、全ての生き物にとって高負荷です。
ほんのりと雪が降ったよ。
今朝は、雪がぱらついていましたが、
午後には溶けてしまいました。
来週も、雪の予報。
今年は、軽トラのタイヤもスタッドレスにしたよ。
十分な炭素資材の補給を怠ると、微生物により供給され保たれていた(図1)全体の養分レベルが餌不足から低下し(図2)、作物の生育に支障を来たすようになります。
そこへ不足分を補おうと施肥しても、微生物の餌とはならず微生物の養分バランスを崩し、微生物からの供給分が減ります(図3)。
このバランスの崩れから、微生物の活動が還元・発酵型分解から酸化・腐敗型分解に傾き、土壌の物理性が劣化し、更にバイオマスが減少、作物への養分供給力が著しく損なわれます。
図の各養分を樽板とすると図3は養分D迄しか水は溜まらず充足度の最も低い養分が制限因子となると言われています。
充足度の最も低い養分が制限因子:
リービッヒの「最小養分律」。これを分かりやすく図解したのが「ドベネックの要素樽」。実際の土壌では他の複数の要因が関連し合い、相対的に少ない養分を補完したり過剰な養分が拮抗したりと複雑化し、必ずしも図解通りとはならない。
皮肉なことに、手間暇、金をかけて養分を補おうとした施肥により新たな養分不足を招くわけです。
それで良い物ができるのならまだしも作物を弱らせ、できた作物は虫の餌です。
<図略>
このように(図3)なると腐敗により有害物質が産生されたり、作物に不都合なセンチュウや菌が増え、連作すると所謂、連作障害という状態を呈します。
これは何も、連作をしなくても起こる障害で連作により目立つだけに過ぎません。
しかし、ここで慌てて有機物が良いからと、いきなり大量に投与しても分解できるだけの微生物がいませんから、消化不良(腐敗)を起こします。
原因は連作などではなく、施肥により弱体化した微生物相での(無機態窒素は糸状菌を殺す)、作物の養分バランスの崩れにより起きる障害で、施肥障害というべきものです。
その証拠に無施肥なら連作が当たり前で障害など起きません。図2のような状態でも病虫害は比較的受けず無農薬も可能。
ただし、単に無施肥にしただけでは減収です。
減収:
水稲の無施肥栽培が行われているが、良くて慣行の50~60% 程度の収量と言われている。水稲の場合、養分供給量の約半量は地力窒素。つまり施肥分がそっくり、そのまま減収となっている訳で、新たな無施肥の技術を何も持っていないことを意味する。これでは自然への回帰ではなく、単なる技術の後退である。
自然の姿を見ても分かるでしょう。
勿論、無施肥・連作。
無施肥→連作可。
施肥→連作不可なのです。
種無し柚子ごしょうをつくったよ。
大分でも、真っ白な朝が多くなりました。
今年も柚子をもらったので、柚子ごしょうを作りました。
今回は、唐辛子の種を取ることにしたので、
手間は増えたけど、量は少なめになりました(^^)
もう1回分ぐらいの柚子をもらったけど、
寒いので作らないかもしれないよ。
Q&A1
炭素循環農法の実際例を考えてみます。かなり大雑把な計算ですが傾向は把握できると思います。
先ず、森林の炭素固定量を 1~5ton/ha/年(CO2交換量通年観測タワーによる観測結果よりの推定値)とします(図は最大値の5ton、土壌のC/N比20、落ち葉や朽木のC/N比50とし色分け)。
例1は緑肥一作と作物一作/年とし、例2では作物二作/年とします。実践例は平均4作です。作物栽培期間内の作物や雑草の炭素固定は、仮に1ton(収穫分差し引)とします。ついでに、日本の堆肥施用量(蔬菜類の推奨値)との比較もしてみます。
例1: 緑肥作物(エンバク C/N比40前後)の炭素固定量は 2.5ton/ha(炭素換算)程度です。
例2: 木材由来の高炭素資材(C/N比40前後)8ton使用(実践例)なら炭素換算で 1.4ton/ha程度です。
(炭素含有率45%,水分60%で計算。通常、木材50%,他の有機物資材40%と言われる)
堆肥例: 作物固定分の残滓は無駄を見込んで仮に0.7ton/ha x 二作/年=1.4ton/ha/年。
(C/N比や炭素量は平均的な堆肥の値 [ ]内は、現物量 ton/ha)
慣行農法での牛糞、豚糞堆肥の施用は、炭素量では森林とほぼ同じです。
見かけ上は十分な炭素量のようにみえますが・・・。落とし穴があります。
平均的な畑地土壌のC/N比は12前後(炭素は主に腐植として存在。腐植=C×1.724)と言われています。
ということは、投与した堆肥が土壌中でC/N比12程度までしか分解されず、あとは腐植(食べ残し)になり直ぐには使えないということです。
発酵鶏糞では炭素不足で微生物は窒素を使い切れません。
C/N比15や20の完熟堆肥では僅かな差分しか役に立つ炭素がなく、完全な肥料であり土壌改良効果は少ししか望めません。
有機堆肥を使っているにも、かかわらず病虫害がなくならないのは、土が良くなっていない証拠であり、堆肥が肥効しかない証明です。
窒素量に見合う炭素が必要で、相対的な窒素過多、炭素不足です。
炭素循環農法はその名の通り収穫分を差し引いても森林並みの有効炭素量。実践例では森林の倍以上の有効炭素量です。
土壌中の炭素循環量に応じ他の養分も循環し、養分循環という面で畑と森を区別する意味は特にありません。ジャングル化農法(^-^)ですね。
見落としてならないのは耕作=養分補給ということです。
実践例のような温暖地(亜熱帯)では循環量が増えます(必要です)。
作物栽培中も作物や畝間の雑草が炭素を固定。作物を作れば作る程、雑草が生えれば生える程、炭素固定量は増えます。
この炭素を如何に有効利用するかで養分補給量が左右されます。
雑草は作物や表土を保護し虫の餌になるだけではありません。養分面でも重要な働きをしています。
但し、土壌改良が進み雑草の役目が終わると自然に消えます。


























