サッカー選手として大成するために | ゴローとパパの蹴球日記 - サッカー少年育成&コーチ奮闘記 -

ゴローとパパの蹴球日記 - サッカー少年育成&コーチ奮闘記 -

息子はサッカー選手、父はサッカーコーチへ。
それぞれの道を歩む、そんなゴローとパパの物語です。

サッカー選手として大成するために、じりつ(自立、自律)を促したい。

これは息子にもチームのこども達にも言えること。最近そんなことを考えています。

 

今朝、私がいつも愛読させて頂いる「サッカー大好き母\(^o^)/」さんが以下の記事を書かれていました。

 

以下、引用

””サッカーは技術や、ピッチの上だけじゃない。礼儀とか、物を大事にするとか、勇気、思いやり、人格全部出る、その子の丸ごとがサッカーだ。””

 

""良い選手は、自律=自分を律する事ができる。
自分が決めた方向に進んでいける。
それを子どものうちから親が意識的にさせて、小さなことでも自分で決めさせ自分でやらせると、自然と自分の人生に責任を取ることや、自分で切り開いて行く事ができる姿勢が身につくんだと思う。""

 

これ本当に共感します。サッカーではその人間の全てが現れると思っています。

サッカーはひとりではできない。チームメイト、対戦相手、審判、そして見えないところで準備をしたり支えてくれる人がいて始めて成り立つ。また、仮に成功したとしても夢が叶ったとしても、その裏には成功できなかった、夢が叶わなかった人間がいっぱいいる。そういう人たちに「こいつなら仕方がない」「こいつになら夢を託せる」そう思われるような選手にならないと一時的には成功したとしても、直接的にではないにせよ結局は足を引っ張られたり応援してもらえず成功は、夢は長く続かないと思うのです。そんなことを息子には話しているし、チームの子たちにも間接的に伝えるようにしています。

 

私は”じりつ”には自立と自律があると思っており、自立は自分で物事を行うこと、自律は自分をコントロールすることだと思っています。

 

自立で言うと、日常生活で自分のことを自分でやらない選手は、サッカーの中でも自分のことを自分でやらない傾向があると思います。例えば自分が持っているボールを相手に奪われたら自分で取り返しに行かなければならないし、自分のところにボールが無い状態でもその先のプレーを予測して準備を行う、またパスを出した後はサポートや追い越す動きなど常にプレーに関与し続けないといけません。それが日常生活で人任せな選手はサッカーにもでる。一時期の息子がそうでした。自分が奪われたボールを仲間に奪いにいかせる、パスを出したら後は立ち止まって見ているなど。これではいい選手にはなれません。(今は改善されましたが。)

 

自律で言うと、自分自身で課題を認識し、その解決方法を自分自身で見つけだす、また上手く行かない場面でも感情をコントロールしてその瞬間瞬間でできる最適な選択、言動をするなど。要は自分自身で上手くなって行ける、自分自身でサッカーというゲームをプレーする、コントロールする。

 

そういった意味で息子やチームの子たちには、以下を伝えています。

・準備は前日の夜に自分でしておく(集合場所、時間の確認、明日着ていくもの、持っていくものを出しておく)

・当日の身支度は自分でやる(水筒に水を入れる、捕食をリュックに入れるなど)

・遠くに行ったボールは自分で取りに行く。

・誰かがボールを取ってくれたらお礼を言う。(誰かが取ってくれるのが当たり前ではない)

・相手を傷つけてしまったら謝る(ファールではなくても)

・うまく行かなかった時、原因は全て自分自身にあると考える。(自分で責任を取る)

・他人の意見を尊重する。自分の意見を主張したい時は話あう。(他人をリスペクトする)

 

上記のことは、人間性や生活面にも繋がるところがありますが、私は息子にはともかくチームの子たちには人間性や生活面という意味では伝えません。あくまでサッカーが上手くなるために、いいサッカー選手になるためにという意味でのみ伝えます。(息子には親として人間性、生活面という意味からも伝えていますが。)

 

しかし、やっぱり相手はこども。自分で自分を律することはまだ難しいところもあり、またまだ小学生なので知識が足りないこともあります。そんな時は、考え方や方向性をアドバイスだけしてあげたらいいのかなと思います。

 

ただ、どこまで口を出すべきか、どこまでを見守るべきかの判断はかなり難しいところがあり、私にとってそれは永遠のテーマだと思います。。

 

息子たちも4月から小学4年生。小学生年代の折り返し地点まできました。今後高学年になるに向けて、自分のことを自分でやる、自分を自分自身でコントロールする。そんなことを今後伝えていけたらと考えています。