とっさんの幸せ。 -4ページ目

本質

 


『みんなみてるよ?』



そう優しく言って、彼は私の頭を撫でてくれた 



私もふと周りの状況が気になり、両手を彼から話した

彼の顔を見ると、少し恥ずかしそうにでも優しい瞳で私をみている 


『……もうこんな事しないよね?』


私は彼の顔を見つめて言った 


『本当にごめんね。いろいろあってさ……』 


『何があったの……?』



『………………』



困った顔になり、とまってしまった 


私も無粋な事はしたくない。今話したくないのなら、無理に問い詰めるのは逆効果かも…… 

そう思い、 

『話せるようになったら言ってね……好きな気持ちは絶対に変わらないから』




その後 少しの会話をしてその場は彼と別れた。 




それから一週間程は 会えこそしなかったが、メールや電話で連絡を取り合った 



私は、すっかり安心しきっていた 


こんな事はもうないんだと…… 


きっとこれからは普通の恋愛ができるんだと…… 




1月も半ばになり、すっかり正月ムードは消え、代わりにバレンタインの雰囲気が街を包みだしていた 



どんな物を渡そうかと
いろいろ考えていた 





結局、私は彼の本質的な闇に気付けなかったのだ 



1月の終わり頃………





また、彼との連絡がとれなくなった………



私の周りの景色は、一気に色褪せていく………

イトオシイ

 


 『ソウジャナイ………』



頭の中で何度も流れる。 

でも、私にはその言葉の意味するところが 理解できずに 疑問符で一杯だった 


私の疑問の表情が 彼にも伝わったのだろう 


少し間をおいて 
  彼はもう一度言った。



『別れたいワケじゃない』




頭の中で新しい言葉が回りはじめた 






………どういう事? 





頭の中で考えても仕方ないと自分で思い、言葉にしてみる 


『連絡なかった事と、私への気持ちは関係ないって事?それは別れなくていいってとっていいの?』



『………うん』




『まだ私の事好きでいてくれてる?』




しつこいとは思いながらも、自分への気持ちを確かめずにいられなかった



『…うん。』






正直、別れの瞬間だと思っていた自分は予想外の返事に戸惑った 



 
『ちょとだけでいいから、抱きついてもいい?』



こんな事をなぜか言っていた 



そして、



彼の返事を聞く前だったけど、 

それまでポケットに入れていた両手を彼が出したのが見えたから、ゆっくりと近づいて 私は彼に抱きついた。




 


好きでまらなくてしていた抱擁とは違う…… 




抱きしめるというより、

今、彼がここにいるという事実、その存在を確かめたかった……… 



彼に抱きつきながら

涙こそ出なかったが、鼻の奥がつんとする感じが広がっていく…… 



ただただ彼の存在が イトオシクてたまらなかった 




それ以上考えられなかった 

こんなに誰かをイトオシイと思えたのは 

本当に初めてだった

☆★ここで一息★☆

 
このブログを何らかのご縁で開いて下さった皆様、ありがとうございます。 

自分自身のコメントは一度だけ、しかも皆様にではなかったので…………






  はじめまして! 
 


今、ノンビリとではありますが、お話をかかせていただいてます。 



あまり更新もできず、よんで下さった方も なんて稚拙な文章だろうとお思いかと思います 


実際、自分でもそぅおもうので(笑)大学で童話専攻だったので、小説って難しいって思う今日この頃(汗) 


これは創作といぅか、実体験のお話です  





あの頃の自分自身をもう一度見つめ直したくかいてます  


ブログの彼とは今は…? 


   それは秘密です(笑)



その内わかりますよニコニコ




感想や、ご意見等ありましたらいただけると嬉しく思います。 



自分本位な内容ですが、よければご覧ください 



読んでいただき 

本当に、本当に 


ありがとうございます