とっさんの幸せ。
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すごろく紹介(笑)

出会い系などではないです 
そんなことしても無意味だし(笑) 

これはタカラトミー(玩具メーカー)がやってる、すごろくを通してマス目を進めて、メジャーデビューを目指してる主人公のCD販売枚数を増やしてくってゲームです 

あまり、換金額増えない分安心かと、ゲームやってみたいかたプチメくださいな
枚数が増えると枚数に応じて印税がでます 

はっきり言って稼ぐとは言えないです 

いつかは換金できるんだろうけど、まあ暇潰し位にはなるので、ぜひどうぞ(笑)


毎日の日記みたくみてます(笑) 
人生ゲームに参加、もしくは興味で見てみたいって方はコメントOrプチメで連絡まってますキラキラキラキラ

再会

 
………少しの沈黙の後、 

『うん』



一言だけ弱々しい声が聞こえた


何がなんだか解らなかった 

家の前に………いる? 

…………ナンデ? 


いろんな疑問が自分のなかったを巡ったが、疑問の中にも喜びの感情も見え隠れしていた 



私はインターホンの受話器を置き、玄関に向かう。 


鍵を開け、ゆっくりと扉を開いた…… 






そこには、紛れもなく彼という人間がいた 



忘れられないと思い、

忘れようと思い、

それでも、私の心の真ん中に常にいた彼が。 






『とりあえず、中に入んなよ』




これだけ言うのが精一杯だった 





大好きで大好きで、

でもだからこそ許せなくて、 



そんな自分にも腹がたって 


いつか会ったら、言ってやろうと思ってた言葉の波が 

……多すぎて



いや、何も言えなかっただけかもしれない。 





ドアの前にいた彼は 

前と雰囲気が変わっていた 


雨など降ってはいなかったが、ずぶ濡れの子猫という表現が一番近いかもしれない 




彼を部屋に通し、ソファーの無い私の部屋のベッドに彼を座らせた。 






コーヒーを入れ、私も彼の横に腰掛けた 




何から話すべきなのか 



彼から話すのを待つべきなのか 




わからず、数分の沈黙が二人を包んでいた 



私の心は言葉のさざ波が押し寄せ、


何から話すべきなのか 


必死に探していた




彼氏という友達より近いハズの存在が、今までずっと遠かったのに



今、手を伸ばせば すぐ届く所にその彼がいる





私に会いに来てくれた 




どうして、それだけで満足できなかったのだろう 





許せないと思っていた相手に 




それでも触れたいと 思ってしまうのだろう 





傷つくのが 


予想できたはずなのに

……そしてあの日

 

6月になり、私の心は空っぽだけれど、それでも毎日は流れていた 



変わらぬ日常が私の前を通りすぎてゆく…… 



どんなに想っても、昔には戻れないのならば 


……前に進むしかない 





私はそんなに弱くない 





―――そんなある日。 




私の日常に関わる人が私の部屋を訪れた 



休日だった私は 

部屋でのんびりと過ごしていた 



《ピンポン》



勧誘なのかと思い、 

インターホンにはでず、ドアの覗き穴から、来訪者を確認しようと玄関に向かう


穴から見えた景色の片隅に人の肩が少し見えた 



(……誰だろ?)



勧誘の人だと思い、部屋にもどり時間が過ぎるのを待つ事にした 



部屋に戻り、雑誌でも読もうかと広げた時、 


《……ピンポン》


再びチャイムが鳴る 


その数秒後、 


《~♪♪♪》


私の携帯から指定着信メールの音楽 





キーンと耳鳴りがして、急に心臓の音しか耳に入らなくなった 




閉じてテーブルにあった携帯を手に取る



携帯のウィンドウに送信者と内容の一文が流れる 












……久しく鳴る事の無かったこの着信音




表示された名前の下の最初の文を見た瞬間、 

さっきまでうるさい位響いていた心臓音が止まった 



時が止まったのかと思った 





【今、家にいる?】




このメールの意味を理解するより先に私はインターホンに向かった 







インターホンの受話器に向かって、私は確信を持って聞いた 






…………彼の名を。



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