一緒に作り上げていく | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



たとえば、

なにげなく子どもが描いた

イラストを私が見つけて、

「その絵、かわいいから、

Tシャツデザインに使おう!」と

話すとしますね。


でも実際、

デザインにするには、

パソコンデータにしたり、

描いたペンも細いとダメだったり、 

描き直してもらう場合もあります。


衣装のデザインも、

絵で描いてくれても、

その通りにするには、

型紙づくりからやるわけで、

しかも布で作ると、

元のイメージと違ったり、

私の技術が追いつかなかったり、

なかなか考えた通りにはいきません。


創作活動とは、

数ある制限の中で、

いかに自分の描いたものに

近づけていくかが、

難関であり、

喜びでもあるわけです。


私は子どもたちに、

その喜びに近づいてほしくて、

役柄からセリフ、踊り、

衣装デザイン、

脚本の表紙のデザインなども

考えたい子には考えてもらいます。


そして、できれば

そこで直面する困難にも

ぶちあたってほしいのです。


創作の場所にいて、

自分が創作意欲を見せれば、

より、

やりたいことに近づくけれど、

人任せなら文句は言えない。


文句を言いたい時は、

代替え案を必ず持ってくること。


チラシのイラストデザインをしたい子には、

製作チームから、

イラスト製作に対して要望が出てきました。


彼女は挑戦するかな?


衣装の被り物に顔をしかめた子には、

じゃあ、どんなのがいいか、

考えてくるよう促しました。


私は子どもが

自分の思いを成し遂げるために、

四苦八苦することは

大切だと思っています。


こちらで全て用意するから、

文句を言わせないやり方ではなく、

一緒に作り上げていく喜びを

味わってほしい。


今週は戦いのシーン作りをしながら、

実際に戦う子に合わせて、

できることを増やしています。


昨日のチームは、

なかなか熱心だから

しっかり戦えそうです。


今日のチームは、

ラストの戦いに工夫ができそうです。


明日はどうかな?

明後日は?

明々後日は?


やる子によって、

戦いの激しさも変わります。


練習をしっかりしていたり、

覚える努力はすればするほど、

次にステップアップできる楽しさを、

一人でも多く、

味わってくれたらいいな。


…今、私はトラの衣装に四苦八苦です。