今年はお客様がいるからね! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



とぶくじら、

コロナウイルス到来で

『西遊記』の発表を中止してから、

三作品目の本番になります。


ウイルスがきてすぐ。

公演中止。


2年目『オズの魔法使い』は、家族のみ。

ただし、祖父母は基本的に呼べず。


3年目『美女と野獣』は、

家族とごく親しい人のみ。

ただし、祖父母には無理に誘わないこと。


そして、今年。

『うらしま太郎』の客席は満席!

(第3公演のみ、

まだ、チケットが数枚あります)


子どもたちは今の今を生きているから、

あまりその感覚がわかっていません。


「本番できるだけで良かったね〜」という

昨年までの柔らかい緊張感です。


でも、

満席で一般の方も来てくださる公演は、

客席から来るパワーが違います。


作品のおもしろさを期待された眼差し、

人の大きなエネルギー、

知らない人のたくさんの顔…


学校などでも久しく経験できていない、

あのドキドキに急にさらされたら、

子どもは萎縮してしまいます。


だから、

とぶくじらの今日のような最後の練習は、

ピリリと辛口指導で緊張感を与えています。


その中で

自分の弱いセリフやシーンを

何度も練習して乗り越えたら、

本番の緊張感は、

むしろ

アドレナリン大放出の

スイッチとなってくれます。


本番キラキラ輝き、

本当に楽しくて

笑顔が止まらなくなる

あの舞台の高揚感を、

子どもたちに取り戻してほしい。


そのためのビシビシ練習。


今日の帰り際、

姫のママ2人が、

「大丈夫でしょうか、うちの娘…」と、

心配そうに来られました。


もちろん、大丈夫です!


今、彼女たちが集中して

全体の中での自分の立ち位置を

全身で感じられたら、

本番ではゆとりが持てて、

本当の姫のような

華やかな風格が出るでしょう。


そして、

ゆくゆくはその華やかな美しさが、

本人の魅力となるでしょう!


他の役の子もそうです。


わかったつもりで

踊っていた子たちが、

緊張感でポロッと抜けた振付も、

今日、

しつこくやったから、

必ずやうまくやってくれるでしょう。


本来なら、

前に出るタイプじゃなかった子も、

前に出る喜びに自信がつくでしょう。


本当はね、

最後の練習、

誰よりも笑顔でみんなと

笑いあいたいんだけど…


それしちゃうと、

みんなの緊張が緩んじゃうからなぁ


リハーサルでは、笑顔で会えるかな。


さあ、私は本番に向け、 

最後の準備です!