衣装作りスタート | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


とぶくじらのこどもミュージカルは、
配役の発表が始まりました。

とぶくじらは、
うまいとかヘタではなく、
今のその子の成長に必要なものを
ふんだんに盛り込んで作品を作っています。

なりたい役になれて喜ぶ子は
見ているだけで
こちらも嬉しくなります。

なりたい役になれなくて、
悔しい気持ちの女の子。

しかも、セリフが少ない!と、
怒っていたりします。

でも、思い出して。

今年、主役になった女の子は、
去年、あなたが主役になったのをみて、
悔しい気持ちをグッと堪えていた女の子。

その子は、文句も言わず、
自分の演技を全うし、
一生懸命練習していました。


あなたのセリフを今年、
少なくしてあるのは、
去年、
みんなに主役として支えてもらって、
たくさんセリフを言えたあなたが、
今度は支える役で活躍するため。

支える役は、
逆に自由がきくぶん、
セリフやパフォーマンスを
増やす場面もたくさんあり、
それは今年のやる気次第で
変えていけるってこと。

練習でのその子の気持ち次第で、
役を活躍させることができるのが、
とぶくじら流。

それは、与えられたことを
こなして生きるのではなく、
自分で自分の人生を豊かにしてほしいから。

いつでもお膳立てしてもらわず、
自分で踏み出して、
輝きを内側から放って欲しい。

そんな願いが込められています。

中にはそういう発想にはなれなくて、
役をふんわり楽しむ子もいます。

それはそれでいいのです。
そういう関わり方もありだから。

例えば、来年とか
もっと先に、本気になったら、
その時は主役になるよ。

あるいは、
その子が本気になるのは、
ミュージカルじゃないかもしれない。

それに出会うまでの、
ゆったりと友情を培う時間かもしれない。

どんな関わり方も
おおらかに見守りながら、
でも、その中で子どもたちの
気持ちを育みたいと
たくさん思いをこめています。

だから、
衣装を作るのは、
どんな役でも全力で、
アイディアを散りばめています。

普段の会話や着てるもの、
好きなものを参考にしつつ、
今年はみんなのアイディアも取り入れて、
その子のためだけに、
一着しかない衣装を用意します。


これは、スプーンちゃんです。
あともう少し、帽子を作ったり、
スパンコールをつけたりします。

今年度は、『美女と野獣』。

イメージある主役より、
その他の方がずっと
アイディアが必要です。

城に住む家来たちは
変身するから大変!


新しく本も仕入れ、
アイディアに刺激を足しています。

もし、ミュージカルしてなかったら、
一生、こんな本、読まなかっただろうな。

世界はたくさんの人の
あたたかい思いに包まれてる。

今はまだ、
私から脚本を受け取ると、
自分のセリフと
私の誤字脱字を探して
喜んでいる子たちが、
いずれ、
脚本の中にある
たくさんのあたたかさに、
気づいてくれたらいいなぁ〜