伝えたいことをまとめてみる | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


GWですね。

とぶくじらは休みになるから、
まとまった時間ができます。

私は第一段階、
練習を進めるための脚本づくりを
仕上げにかかります。

でも、
ここのところ気分が上がらず、
できずにいました。

なんだかモヤモヤと
心が落ち着かなかったのです。

そこで、友だちに
モヤモヤごと話を聞いてもらいました。

話しているうちに、
自分の中に安定感と
ほのぼのとした幸福感が出てきて、
新たな変化を求めている 
自分がいるのに気付きました。

人は矛盾した生き物で、
不安定だと安定したくなり、
安定すると不安定を欲します。

平穏でありたいけれど、
刺激も求めたい。

甘いもの食べたら、
辛いものやしょっぱいものが
食べたくなる。

優しさを求めつつも、
厳しくもされたい。

そうして、命は高まっていき、
逆境を乗り越える
耐性をつけていくのかもしれませんね。

とぶくじらを名古屋で始めて、
12年が過ぎます。

最初は体験だったけど、
喜んでもらえて、
徐々に子どもたちが増えてきて、
理解ある保護者の方にも
たくさん出会えています。

ステキなスタッフさんや
理解ある方々にも
力を借りれるようになりました。

新たなことにも、次々に挑戦し、
とぶくじらのみんなが
それぞれに成長していくのを
嬉しく感じる場面もたくさんあります。

うまくいかず、
傷つけた子もいると思います。

でも、そのことにも
逃げずに問題点を洗い直し、
改善するよう、学びも深めています。

苦手なことや大変な場面で、
助けてくれる仲間や
力をくれる子どもたちや
保護者の方も増えてきました。

コロナ禍でも、
できることがあることにも気付きました。

子どもたちと乗り越えたからこそ、
今度は子どもが主になって
感じ、考え、行動した作品づくりを
目指していきます。

そのためにも、
参加者を昨年の出演者に絞り、
まずは、それを実現化する。

新規参加者を取る体制を
来年度にむけて作るよう、
今年度の子たちと
たくさん新しい挑戦をしよう。

だから、私は手を出し過ぎない。

*****

そしたら、私、なんと、
エネルギーが余っているみたい。

現状から脱して、
成長しろ、
新しいことに挑戦しろ、と、
内側から急かされているみたいです。

私、この先、
何に向かおうか。

私の気持ちをたくさん聞きながら、
いろんな質問や方向性を
投げかけてくれた友だちのおかげで、

そもそもなんのために
とぶくじらをこれから続けるの?

という、思いに到達しました。


夢中だった頃を過ぎ、
冷静に自分のやっていることを
捉える時期が来たようです。

そういうのを
「メタ認知」と言うそうですね。

演劇をやっていると、
そういう時期がきて、
ガムシャラではいられなくなり、
新たな思考が始まる。

昨日、ちょうど読んでいた
第三舞台の脚本家 鴻上尚史さんの本に
書いてありました。

そこで、じっくり考えていくと、

「今、生きている喜びを感じる場」
としてのとぶくじらから、

これからの時代を生きる
子どもたちのための
「未来を生きる感性を育む場」

を作りたいし、
その方法論をまとめて伝えていくことが、
次の私のやりたい方向性だと気付きました。

子どもたちに、だけじゃなく、
大人にも。

そして、
育ちゆく大きくなっていく子どもにも。

気づいたところから、
道は開ける。

安定したい、
今の心地よさに浸かっていたい、
という、
自分自身から自由になって、
変化をおそれず育っていこうと
思います。

次の展開が、
どこから始まるかは
わからないからこそ、
ここに宣言して
種を蒔いておこうと思いました。