心にケガをさせない | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


とぶくじらでは、
活動の際に三つの約束をしています。

①ケガをしない、させないようにすること
②自分を思う存分発揮すること
③感謝すること

これは私の師匠のミュージカルから
受け継いできたことです。

①ケガをしない、させないには、
心のケガも含まれます。

お互い、
それぞれが自由に動き回り、
それぞれの思いで生きていたら、
ぶつかることもあるし、
ケガをしてしまうこともあります。

じゃあ、自由にしちゃいけないということ?

では、ありません。

体も心も、
ケガをしないためには、
柔軟にしておくことが大切です。

より、柔らかい方が固い方を
柔らかくかわし、
あたたかく溶かす。

相手の固さを理解していれば、
ケガは少なくすみます。

だから、周りを見ることが大切です。

激しいケガは、
互いを見ていない時におきます。

そして、
相手も自分も傷つくことになるのです。

時々、周りが見えなくなるくらい
必死になっていたり、
固くなることもあります。

そしたら、
立ち止まって、
周りを見渡してほしい。

そしたら、自ずと
お互いがケガをしないためには、
どうしたらいいか、
きっと見えてきます。

コロナ禍でみんな必死です。

周りが見えず、
自分を固くして
うまくいかないことに
文句言ってしまいます。

人のやることが気に入らなくて、
怒ってしまうこともしばしば。

安全意識も気をつけたいことも、
みんな違うから、
自分の正義と違うことをしている人に
怒りたくなったりして。

私も毎日、
そんな自分と出会います。

だからこそ、
立ち止まり、
自分がしてしまったことには反省し、
今の私にできること、
固くなっている子の心を
ときほぐせすにはどうしたらいいか、
目と気持ちを配りたいと日夜思います。

でも、実は
大人以上にこどもたちは、
そんな気持ちで成り立っています。

だから、とぶくじらはケガが少ないです。

私はそれに感動します。

子どもたちはそれぞれみんな、
できることをしようとしています。

すごいなぁ。