これは何でしょう？
タワシじゃないですよ。
ヒント…
まだ、耳はつけていません。
うちのカエルに被してみました。
わかった？
こどもミュージカルの
ライオンのたてがみでした！
前に作った時は、
ニット帽に真っ直ぐな毛糸を
縫いつけていました。
サラサラのロン毛で
ちょっと武田鉄矢さん風。
その作り、
毛量が多いから頭が重いし、
ニット帽で暑いし、
毛糸がすごくたくさんいるから、
一個あたりの単価もかかるし、
今回は毛束にしてふんわりさせて、
アフロ風にしてみました。
中は、ジャージとかの裏生地に使われる
メッシュ素材を使い、
縁にゴム通しを作り、
被れるようにしました。
布屋さんに相談したら、
メッシュ素材を勧めてくれたんですよ。
ありがたや。
毛束をひたすら
レッスンに付き添ってくれる
保護者の方に巻いてもらい、
で、私がその束を縫い付けていく！
毛束を作る時間はふくまず、
私がした縫製作業時間4時間！
ひゃー
一個で4時間か…あと6個。
みんなは一家団らんしてんだろうな。
お鍋食べたりしてさ。
ツリー飾ったりしてんのかな。
みんなが楽しいといいな。
冬休み、外出規制がかかって、
また、こどもは出かけられないんだな。
春休み、GW、夏休み、冬休み…
もうずっと、
休み中には規制がかかっていますね。
もう少し早くに
抑える政策を政府がしていたら、
冬休みに出かけられていたのかな。
でも、やっぱり人が動くと広がるから、
冬休みはダメだったかな。
でも、出かけるから
楽しい冬休みってわけじゃない。
今年スタイルで楽しんでほしいな。
あ、ボードゲームとか流行るのかな。
…とか、頭はグルグル
こどもたちを思いながら、
私は、
疲れた頭に血糖値をあげるため、
チョコをボリボリ食べつつ、
毛糸を縫い続けていました。
大変です。
いつもこの時期は、
ミュージカルなんてやるんじゃなかった！
衣装は外注するんだ！
誰か私を連れ去ってくれ〜と
思います。
でも、今日も、
衣装を渡すと、
中学生男子2人のブリキマン役は
男らしい顔になり、
やっぱり惚れ惚れするし、
トト役の子はニコニコと嬉しそうで、
その笑顔にキュンとなるし、
やっててよかったなぁと
しみじみ思います。
そして、
公演がコロナ禍の影響により、
内部公演になったことを知ってもなお、
毛糸をグルグル巻き続けながら、
あるいは
ミシンにひたすら向かいながら、
笑顔で見守ってくれる
保護者の方々を見て、
やっぱり人生には、
楽しみをみんなで膨らませる時間が大事だな。
みんなが集うあたたかさっていいなと
思いました。
とぶくじらの衣装は、
こどものアイディアがベースだから、
外注はできない世界唯一無二のモノだし、
たくさんのあたたかな手と、
労力と、思いと、
未来への希望が詰まっていて、
でも、それは、
こどもたちの笑顔なしには、
始まらないモノです。
こどもたちが笑顔になるから、
がんばれるんだよね〜
ライオンの頭は、あと6個。
4時間✖︎6個
24時間あればできるじゃないか！
さあ、気持ちを新たに、
作りますよ〜
手伝ってくださる保護者の方には、
並々ならぬ感謝を！