今日散歩に行くと、
あちこちが紅葉し始めていました。
今の今にしか
見えない景色がある。
私はそんな瞬間が大好きです。
今日、散歩にいく前に、
コーヒーを飲みにカフェに行きました。
ケーキとコーヒーを頼んで、
運ばれてくるのを待っていました。
すると、
私の席の両サイドの若い子の
頼んだものが運ばれてきました。
2人ともクリームソーダとプリン。
有名なのかな？
たしかに美しい
クリームソーダとプリンでしたが、
彼女たちはそれを
パシパシ写真を撮っていました。
私のケーキが運ばれて、
私は食べ始めましたが、
それでもまだパシパシ。
アイス、とけちゃうよ〜
私は心配になります。
私はコーヒーも
冷めないうちに飲み干したい。
美味しいものは、美味しいうちに。
なんでも、今、この時！
と、いう瞬間を逃したくない。
そこには刹那的な美しさがあります。
こどもたちの表現力も、
開く瞬間というのがあり、
その今の今は本当に美しいです。
師匠はよく言いました。
ミュージカルの本番は、
「できたて！」のタイミングにすること。
肉じゃがに例えたら、
練習が足りなければ、
固いままのじゃがいもみたいに
美味しくないし、
練習し過ぎたら、
煮崩れしたじゃがいもになる。
ちょうどいい頃合いに仕上げる。
それが演出家の仕事。
私もそのタイミングを大事にしています。
練習の一回一回に、
今日色づくだけのところまで、
その美しさに感動し、
本番が一番いい状態に。
とぶくじらも指導に通う小学校も、
これからますます、
こどもたちの花が開くとき。
楽しみです！
