私がミュージカルで、嬉しいのは… | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



街が今年なりの
ハロウィン飾りになってますね。

私は舞台に活かせないか、
写真に撮ったりしています。

ハロウィンのコスプレ売り場も
ミュージカル衣装の参考になりますね。

今年は全員配布で、
二役の子もいるから、
衣装を作っている数がすごくて、
全部で175着くらいあります。

こないだ数えたら…86着できていた!

おや?
あと、89着か?!

もちろん、一人で全部
やってるわけじゃなくて、
保護者の方もたくさん
手伝ってくれています。

でも、頼むための準備、
デザインから裁断、
飾りなどの準備など
これがまた大変!

すっかりめげていたら、
たくさんのお母さんたちから、
「もっと頼って!」と
言ってもらいました。

ありがたいです。

友だちは
「外注先を紹介しようか?」と、
声をかけてくれました。

嬉しいです。

布屋さんには、
「今年は、
ずいぶんたくさん布を買いますね。
ミュージカル、潤っているんですか?」
と、聞かれました。

いや…全員配布だから、
枚数が違うんです…

あれ?
私はミュージカルの指導者?
衣装屋さん?

そもそも、なぜ、
こんなに抱えてるの?

作ってる最中には、
忘れがちですが…

私が好きなのは、
こどもが何かをきっかけに、
心をふくらませる瞬間をみること。

それは配役だったり、
セリフだったり、
歌だったり、
舞台のライトだったり、
お客さんの拍手だったり、
友だちと過ごす時間だったり、
私のことばだったり、
衣装だったり…

ミュージカルには、
こどもの心を膨らませるタイミングが
たくさんあります。

どの子に何がヒットするかは、
やってみなくちゃわからない。

だから、できるだけ
やれることはやりたいんです。

人の気持ちがふくらむ
そのタイミングに立ち会えたり、
その場を見られるって
素晴らしいから。

衣装もその子が喜ぶものにしたくて。

今日、
3年の女の子に衣装を渡しました。

お母さんが
あんまり練習にいられない子だから、
時々、寂しそうにしていました。

だから、
力を発揮しきれない時もあって、
なにかできないかと考えていました。

そして、ドレスを作って、
ちょっと未完成にして渡しました。

キラキラを衣装につけるのと、
髪飾りを親子で相談して作るよう
話をすると…

女の子が嬉しそうに、
お母さんに
「こんな花の飾りを作って!」と、
ずっとイメージをしゃべっていました。

よかった!

その子は賢い子です。
お母さんが忙しいのも知っています。

だからこそ、
お母さんが自分のために
他のお母さんに花飾りの作り方を
聞いているのを嬉しそうに見ていました。

衣装は勇気を与えてくれる。

よし!

ふんどしを締め直して、
また歩き出そう。